〔Market Flash〕12月景気ウォッチャー調査では景況感の改善を見込む~野村

2018/01/05(金) 14:02
【14:00】12月景気ウォッチャー調査では景況感の改善を見込む~野村  野村証券では、12日発表予定の2017年12月景気ウォッチャー調査に関して、現状判断断DI、先行き判断DIともに若干の上昇を予想している。景気は全般的に堅調で、景況感が悪化すると考える積極的な理由は見当たらないとしており、現時点で入手可能な12月分の関連指標でも、日本版製造業PMIが2カ月連続で上昇を記録している点に着目している。現状判断DI、先行き判断DIともに過去最高水準に近くなっており、上昇余地が限られてくる可能性はあるとみているが、その限界値に達していると考える理由もないとコメントしている。野村では、12月は両指数ともに上昇を見込んでいるが、仮に上昇しなくても、即座に景況感が弱いとの判断にはならないとの見方をとっている。 【13:10】日本株に対するポジティブな姿勢を継続~ドイツ  ドイツ証券では、日本株に対するポジティブな姿勢を継続している。世界経済は減速しながらも堅調な成長を続け、たとえ円安とはならなかった場合でも為替レートが安定していることが下支えとなり、日本企業の全体的な利益は2018年も好調と予想している。コーポレート・ガバナンスのポジティブな変化、とりわけ収益性とトータルな株主還元の拡大への取り組みがドイツが考える構造的テーマの中心であり、利益とバリュエーションを引き続き支えると想定している。ドイツでは2018年のモデルポートフォリオを構築しているが、同ポートフォリオでは、中長期モメンタムを有する成長株、利益または配当ベースのバリュー株よりもディープバリュー株、中小型株、比較的流動性の高い銘柄などを選好しているとコメントしている。 【12:40】3メガ銀の口座維持手数料検討報道、収益悪化対策としては有効~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では銀行セクターに関して、産経新聞が昨年12月31日に、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が、預金者からの口座維持手数料の徴収を検討しており、平成30年度中にも結論を出す、と報道したことを受けてコメントしている。三菱UFJMSでは、口座維持手数料が実現すれば、マイナス金利による収益悪化対策として有効であり、市場も好感する可能性があるとみている。しかし預金者が許容するには、厳しい銀行経営への理解が必要と指摘しており、株主に対する還元増という行動は難しくなるかもしれないと考えている。 【10:50】トヨタ生産計画速報 国内は堅調、サプライヤーへの影響に注目~CS  クレディ・スイス証券では自動車および部品セクターに関して、トヨタ(7203)の生産計画が報じられたことを受けてリポートしている。最新の12月計画を含めた3Q(10-12月)の台数は、国内生産82万台(前年同期比6.1%増)、海外生産152万台(同2.9%増)、グローバル生産の合計は234万台(同4.0%増)の見通し。前年の熊本震災の挽回生産による影響が一巡することもあるが、2Q(7-9月)の国内生産台数78万台(同7.7%減)に対して、3Qは大きく増加に転じる計画。海外生産の動向については引き続き注視が必要だが、国内生産は高い水準が維持される見通しとなっている。CSでは、国内の限界利益率の高い、トヨタおよびトヨタ系サプライヤーの業績への影響に注目している。 【10:25】鉄鋼セクター 自動車用鋼板は値下げとなる?~SMBC日興  SMBC日興証券では鉄鋼セクターに関して、2月下旬に決着する見通しの、18.3期下期の自動車向けひも付き鋼材価格、19.3期上期の自動車部品業界向けの支給材価格交渉についてリポートしている。本年度から採用された値決め方式に従えば、19.3期上期の支給材は3000円強の値下げ、18.3期下期のひも付き鋼材も同額か、それ未満の値下げとなる可能性があるとSMBC日興では想定している。この新方式は、3Qまでの原料炭価格を参照して鋼材価格を決めるため、4Qに原料炭価格が上昇すると一時的にスプレッドが悪化するリスクがあると指摘しており、自動車向けひも付き価格の値下げをどこまで食い止められるかが焦点とみている。もっとも、需給は良好であることから、仮に値下げとなっても自動車以外の仕向け先の鋼材価格には悪影響は出ないと予想している。 【9:15】電線は決算で光ファイバー需要の良好な見通しを確認できると予想~野村  野村証券では、古河電工(5801)、住友電工(5802)、フジクラ(5803)の電線3社に関して、3社合計の17年10-12月期の営業利益は前年同期比で減益を予想している。ただし、18.3期下期の会社計画に対しては順調な進ちょくとなり、QUICKコンセンサスを若干上回ったと見込んでいる。前年同期比で減益を予想するのは、主に前年同期の一過性要因のはく落と、光部品の需要減によるもの。株式市場では、光部品、光ファイバー、FPCの需要減に対する懸念があるが、中国の光ファイバー母材の輸入価格が大きく上昇し始めていることから、野村では10-12月期決算発表では、光ファイバー需要の良好な見通しを確認できると考えている。3社の中では、中国向けの光ファイバーの構成比が高く、光部品の依存度が低いフジクラを最も強気に推奨している。 【8:45】寄り前気配はグローリー、豊通商、三菱ガス、イオンFSが高い気配値  主力株の寄り前気配では、グローリー(6457)+14.72%、豊通商(8015) +4.55%、三菱ガス(4182) +3.81%、イオンFS(8570) +3.72%、ニフコ(7988) +3.08%、横河電(6841) +2.97%、トレンド(4704) +2.87%、武蔵銀(8336) +2.84%、ニチコン(6996) +2.74%、コムシスHD(1721) +2.68%などが高い気配値。  一方、持田薬(4534) -8.17%、TSテック(7313) -3.83%、TSIHD(3608) -2.37%、コマツ(6301) -2.36%、サンドラッグ(9989) -2.06%、TBSHD(9401) -1.87%、CTC(4739) -1.79%、ロート(4527) -1.77%、三井造(7003) -1.65%、レオパレス21(8848) -1.62%などが安い気配値となっている。
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