前場コメント No.11 大和ハウス、TDCソフト、クレスコ、住友化学、グリーなど

2018/01/12(金) 11:30
★9:50  大和ハウス-UBSが「Neutral」へ引き下げ 成長ペースは減速へ
 大和ハウス<1925.T>が続落。UBS証券では、成長ペースは減速すると想定し、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は4300円→4800円と引き上げた。
 過去5年の営業利益は賃貸住宅・商業施設・事業施設(=物流施設など)のコア3事業の急成長により、年率22%のハイペースで伸びた。ただし、最近の受注は伸び悩んでいると指摘。今後も増収増益は続くとみられるが、大きなM&A(合併・買収)がなければ今後5年間の営業利益の伸び率は、年率5%程度にとどまり、16年度で16.3%のROEは今後横ばいで推移する可能性が高い。TOPIXに対する相対株価はROEとの相関性が高いため、株価の上値は限られる見通し。長期で成長が見込める会社だが、今は株価に強気を続けるタイミングではないと判断。

★9:54  ハブ-急落 3Q累計営業益は15%増も3Q期間の伸び悩みを嫌気
 ハブ<3030.T>が急落。同社は11日に、18.2期の3Q累計(3-11月)の営業利益は5.8億円(前年同期比15.2%増)だったと発表した。通期の会社計画7.7億円に対する進ちょくは74.9%。
 本部での集合研修によるクルー(アルバイト)教育や品質・衛生管理の強化といったQ・S・C・Aの磨き上げ、スポーツイベントなどにおける確実な集客が奏功し、既存店の客数が前年比で増加したことなどが寄与した。なお、上期時点で4.5億円だったので、3Q期間(9-11月)の利益の伸びは低調。これが嫌気され、売りが優勢となっている。

★9:55  TDCソフト-もみ合い RPAソリューション「WinActor」販売開始
 TDCソフト<4687.T>がもみ合い。同社は1月11日大引け後に、RPAソリューション「WinActor」の販売代理店として取り扱いを開始したと発表した。
 「WinActor」は2010年にNTT研究所で産まれた純国産RPAソリューション。Excel、ブラウザ、個別の業務システムなど、Windows端末から操作可能なあらゆるアプリケーションの操作をシナリオとして学習し、PC操作を自動化するソフトウエア型のロボット。

★9:55  クレスコ-小安い ネクサスを子会社化 システム開発の拡大が目的
 クレスコ<4674.T>が小安い。同社は1月11日の大引け後に、ソリューションやシステム開発サービスを手がける、ネクサス(横浜市)の自己株式を除く発行済み株式すべてを取得すると発表した。株式取得でシステム開発の拡大を図る。

★9:56  住友化学-岩井コスモが目標株価引き上げ 株価にもう一段の上昇余地があるとの見方
 住友化学<4005.T>がもみ合い。岩井コスモ証券では、株価にもう一段の上昇余地があるとの見方は不変とコメント。投資判断「B+」を継続、目標株価は900円→960円と引き上げた。
 上期決算発表時の通期計画の上方修正、円安、市況上昇など、収益環境の追い風が続いていることを受け、目標株価を増額。上期決算発表後の為替や原油市況は会社想定以上に堅調に推移しており、会社計画を下回る可能性は低い。また、来期に向けての持続的成長への期待が株価の下値を切り上げる見通し。

★10:00  グリー-CSが目標株価引き下げ 下期の新規タイトルを注視したい
 グリー<3632.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、下期の新規タイトルを注視したいとして、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は830円→800円と引き下げた。
 1Q決算および2Q会社計画を考慮し、業績予想を下方修正。既存タイトルは比較的堅調に推移しているが、新規タイトルは下期(1~6月)に偏っており、下期の新規タイトルの動向を注視。
 17年1~6月期に投入した複数の新作タイトルがヒットし、業績はボトムアウトした。一方、7~12月期は新規タイトルは少なく、これによる業績アップサイドは少ない。18年1~6月期に複数の新規タイトルを投入する計画で、業績および株価はその成否に依存すると想定。


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