〔Market Flash〕エレキは電子部品→産エレ→SPE→家電・AV→IT→精密の順で注目~野村

2018/01/12(金) 13:19
【13:15】エレキは電子部品→産エレ→SPE→家電・AV→IT→精密の順で注目~野村  野村証券ではエレクトロニクス業界に関して、2017年に続いて2018年も良好な事業環境が継続する可能性が高いと考えている。国内電機セクター(野村カバレッジ銘柄のうち66社)の営業利益は、18.3期の前期比29.5%増益に続き、19.3期は17.5%増益を予想している。大手電機メーカーでは、収益性を重視した構造改革や事業ポートフォリオの入れ替えを通じて18.3期に過去最高益の更新が見込まれるケースが増えており、その場合、19.3期も2期連続で更新する可能性が高いと考えている。事業機会、業界内ポジション、業績の方向性、株価の位置などを総合的に判断し、サブセクターの投資順位は、電子部品→産エレ→SPE→家電・AV→ビジネスソリューション(IT)→精密の順としている。 【12:55】指値オペと銀行株 11bpでの実施の有無が分岐点~ドイツ  ドイツ証券では、10年物国債金利が11bpに近づいたことに注目している。9日の超長期債購入の減額発表が10年物金利の先高感を呼んだ格好となったが、ドイツでは11bpは非常に重要な分岐点とみている。日銀は昨年2月3日と7月7日の2回、11bpで指値オペを行ったが、金利上昇期待で上昇していた銀行株が、そこで天井を打ったことを指摘している。今回も同様のオペが行われれば、金利の先高感はいったん収束すると予想している。逆に11bpではなく12bp以上でオペが行われれば、「イールドカーブ・コントロール(YCC)の微調整」となり、この場合、銀行株の上昇傾向に弾みがつくと考えている。ドイツでは、「YCCの微調整」を今年の標準シナリオと想定している。ただし現時点での微調整は時期尚早と考えている。 【10:35】中国スマホ不振の背景には世界的な電子部品不足あり~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では電子部品に関して、中国携帯電話の出荷動向についてリポートしている。 通常の季節性に従えば、11月度および12月度の出荷数量の水準は、年間でみれば大きく上昇するが、2017年は、その傾向が全く見られなかったとのこと。一般に中国スマホ不振の要因は、新規需要が一巡したことに加え、搭載される機能に新味がなくなったことであるとの意見が多い。しかし三菱UFJMSでは、MLCCやチップ抵抗器など受動部品を筆頭とする世界的な電子部品不足も一つの要因と考えている。中国ローカル端末メーカーの4強(Huawei、OPPO、Vivo、Xiaomi)以外の中堅以下のシェアの顕著な減少が、調達難の深刻化を示していると指摘している。 【10:10】製薬セクター 1~3月は個別の薬価引き下げ影響を見極める時期~みずほ  みずほ証券では製薬セクターの1~3月の投資戦略についてリポートしている。国内製薬セクターは、3月初めに官報告示予定の個別品目の薬価改定の影響を見極める期間になる。2018年度の薬価引き下げ率は、前回(2016年度)よりも低い。しかし、前回は特例薬価再算定を含む薬価再算定が大きく、一部企業に影響が偏ったが、2018年度は、薬価制度改革によって影響が広範囲になるとみずほでは想定している。長期収載品(LLP)を売却した、武田薬品(4502)、アステラス製薬(4503)、塩野義製薬(4507)、中外製薬(4519)への薬価引き下げの影響は相対的に少ないと推測している。また、希少疾患向け医薬品のウエートが高く、LLPの売上高比率の少ない日本新薬(4516)についても、薬価引き下げの影響は少ないと予想している。 【9:45】総選挙翌年の1-3月期には株式相場が堅調となる傾向~大和  大和証券では、前年に総選挙があった年の1-3月期相場については、近年においては株価上昇確率が8割以上(2000年以降では5勝1敗)と堅調な傾向があり、平均騰落率も高いことを紹介している。大和では、1月頃に招集される通常国会で、選挙時に掲げられた前向きな政策が実現に向かうことを改めて好感している可能性があるとみている。今年は1月22日に通常国会召集と伝えられており、補正予算をはじめとして、積極的な政策が市場で改めて評価される可能性に期待している。 【8:45】1月限SQ算出日、寄り前気配は島忠、荏原、ファーストリなどが高い気配値  きょうは1月限SQ算出日で気配は大きくかい離しており、寄り付き直前で大きく変動するため注意したい。  主力株の寄り前気配では、島忠(8184) +4.55%、荏原(6361) +2.75%、ファーストリ(9983) +2.59%、三井造(7003) +2.15%、住阪セメ(5232) +1.92%、不二越(6474) +1.65%、イズミ(8273) +1.63%、クレセゾン(8253) +1.54%、昭和シェル(5002) +1.49%、セコム(9735) +1.47%などが高い気配値。  一方、山合銀(8381)-25.60%、三和HD(5929)-25.58%、日梱包(9072)-21.88%、ユー・エス (4732)-18.86%、アルフレッサ (2784)-18.50%、ネクソン(3659)-18.18%、オービック(4684)-17.75%、HOYA(7741)-17.67%、武蔵銀(8336)-17.63%、アイカ工(4206)-16.67%などが安い気配値となっている。
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