前場コメント No.12 ホソカワミクロン、IHI、ハイデイ日高、ソースネクスト、ポエックなど

2018/01/16(火) 11:30
★10:05  ホソカワミクロン-岩井コスモが目標株価引き上げ 中期的にも収益拡大を期待
 ホソカワミクロン<6277.T>が4日続伸。岩井コスモ証券では、中期的にも収益拡大を期待。投資判断「B+」を継続、目標株価を7200円→9300円と引き上げた。
 粉体やプラスチック薄膜関連の両事業の受注好調を背景に、前17.9期は売上高が前の期比10.9%増の495.1億円、営業利益は同37.9%増の50.4億円と2ケタ成長を達成。受注高は同18.9%増の558.1億円。特に粉体関連事業でのEV(電気自動車)シフト加速によって、二次電池や磁性材料など自動車関連向けや新商品投入に積極的な食品分野向けなどでも大型案件を成約したことが、受注や売り上げの増加につながったと指摘。今18.9期も受注は依然好調で、2ケタ成長の継続を期待。

★10:10  IHI-ジェフリーズが「HOLD」へ引き下げ リスク継続は株価パフォーマンスの重し
 IHI<7013.T>が3日続落。ジェフリーズ証券では、リスクの継続は株価パフォーマンスの重しになるとコメント。投資判断を「BUY」→「HOLD」、目標株価を5000円→4000円と引き下げた。
 同社は前17.3期にリスクマネジメントの強化に励んでいたが、今18.3期上期から顕在化し始める不確定要因は、来19.3期にかけての利益創出の足かせになりつつあると指摘。以下の4点に着目。(1)液化施設設置のさらなる遅延の可能性を背景とした、エルバ島LNG(天然ガス)液化プラント案件における損失引当金の追加計上、(2)コーブポイント液化プラントでは、正式稼働に向けての安全性能確認過程が時間を要するリスクによる同社営業利益へのマイナス影響、(3)造船合弁会社ではLNG船の建造がつまづくことで、同案件に関わる営業外損失の計上が18.3期~19.3期の同社純利益の重しになること、(4)同社の慎重スタンスを背景とした、ボイラーおよびガスプロセス事業での受注が18.3期~19.3期にかけて横ばい推移になる公算など。

★10:15  ハイデイ日高-いちよしがフェアバリュー引き上げ 値上げで客数減の影響はみられない
 ハイデイ日高<7611.T>が反落。いちよし経済研究所では、値上げによる客数減の影響はみられないと判断。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは3000円→3300円と引き上げた。
 フェアバリュー引き上げは、既存店売上高が今後も堅調に推移するとみられることなどから、来19.2期以降の営業利益見通しを上方修正したことが主な理由。
 17年9月1日に生ビールを20円(310円から330円)、その他のアルコール類を10円、餃子を10円、いか揚げを50円それぞれ値上げした。9月~12月の既存店客単価は前年同月比1.3%~2.0%増の間で推移。既存店客数は9月が同2.6%増、10月は同1.7%減、11月は同0.4%増、12月は同2.4%増。10月は台風が関東地区に2回上陸するなど天候要因で客数は減少したものの、他の月をみると値上げによる客離れは起きていないと、いちよしではみているとした。

★10:18  ソースネクスト-上げ幅拡大 50言語対応の通訳デバイスの韓国における販売権獲得
 ソースネクスト<4344.T>が上げ幅拡大。同社は1月16日9時に、世界50言語以上に対応した通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)」について、日本、米国、カナダでの独占販売権に加えて、韓国での販売権を取得したと発表した。今後は自社オンラインショップや日本全国の家電量販店での販売、事業者向けのレンタルサービスの提供を進めるとともに、米国、カナダに続き、韓国での販売も開始するとした。

★10:19  ポエック-大幅続落 1Q経常赤字2200万円 支払利息負担が重しに
 ポエック<9264.T>が大幅続落。同社は15日、18.8期1Q(9-11月)の連結経常損益が2200万円の赤字だったと発表した。
 動力・重機等部門の船舶用エンジン機器・部品の製造受託事業で既存顧客に対して重点的に需要を掘り起こし、受注拡大を図った。しかし営業利益ベースではほぼ収支均衡で、支払利息などが収益圧迫要因となり、経常損益ベースで損失となった。


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