〔Market Flash〕ビール業界 18年も需要は厳しいが競争環境は安定継続~野村

2018/01/17(水) 13:14
【13:10】ビール業界 18年も需要は厳しいが競争環境は安定継続~野村  野村証券ではビール業界に関して、2018年は上期まで店頭価格の上昇による販売面のマイナス影響が残る上に、3~4月に業務用ビールの値上げが予定されていることから、18年のビール類市場は前年比2~3%減で推移すると予想している。一方で、18年もビール強化、主力ブランド強化の流れは変わらずで、競争環境は17年同様に全般的に落ち着いた状態と考えている。販促費の管理徹底や業務用ビールの値上げにより、業界の収益性は改善すると見込んでいる。個別では、国内事業の収益性改善に加え、買収した欧州事業とのトップラインシナジー効果や合理化効果の創出が本格化するとみるアサヒグループホールディングス(2502)をレーティング「Buy」としている。 【12:45】直近の世界の原油需給バランスは需要超過~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、原油価格について考察している。ブレント原油価格は今年に入り70ドル/バレル台に上昇し、年初来高値をつけた。三菱UFJMSでは、原油高の要因として、(1)直近の世界の原油需給バランスが需要超過と推定されること、(2)1月5日の米国の原油在庫は前年比13.2%減と、減少率が4週間前(同8.3%減)よりも拡大していること、(3)イランの政情不安など中東情勢の政治リスクがあること―などを挙げている。また、冬期は原油の需要期であるため、短期的に原油価格はさらに上振れする可能性があると考えている。 【10:40】工作機械受注は内外需で高水準が続く、オークマに注目~みずほ  みずほ証券では、15日に日本工作機械工業会が発表した17年12月の工作機械受注速報を受けてリポートしている。受注総額は1659億円(前年同月比48%増)となり、内需が633億円(同38%増)、外需が1025億円(同56%増)となった。1-12月累計では、総額が1兆6455億円(前年比32%増)となり、2007年のピークを10年ぶりに更新した。みずほでは、工作機械需要の従来想定を上回る拡大に注目している。特に一般機械業界向け受注の本格拡大をドライバーとする回復に着目しており、同分野向けを得意とするオークマ(6103)に「買い」の投資判断を付与している。市場動向における今後の焦点には、(1)法人減税や補助金などが拡充される日米の需要動向、(2)中国の需要拡大の持続性、(3)最大顧客である自動車産業の設備投資動向―などを挙げている。 【10:05】化学セクター 2018年序盤はウエハー2社に投資妙味あり~JPモルガン  JPモルガン証券では化学セクターに関して、2018年序盤は、信越化学(4063)とSUMCO(3436)のウエハー2社への投資妙味が高いと考えている。堅調な需給環境は全口径で継続しており、300mm/200mmに加え、150mmでの値上げ進展の期待が高まれば、さらなる株価評価につながるとみている。総合化学では、春先に定修期を迎え、良好なマージンが期待できると想定しているが、年度決算に向けては、全般にガイダンスリスクが意識される展開を見込んでいる。個別では、三菱ケミカルHD(4188)、信越化学、SUMCOを引き続き選好している。 【9:40】史上最高値更新のジャスダック平均は2018年も上昇波動が継続~SMBC日興  SMBC日興証券のテクニカルリポートでは、日経ジャスダック平均について考察している。日経ジャスダック平均は2009年3月の安値994円で、2002年11月の中勢底943円に対する二番底を打った。その後、2016年の小勢底2199円からの上昇で2006年の1月の高値2904円を上回り、1991年6月の高値3333円も上抜いて、中勢二段目の上昇波動が拡大を続けている。昨年秋以降も騰勢が衰えず、1月15日には1990年7月の史上高値4149円を更新した。SMBC日興では、この上昇波動は2018年も継続すると予想しており、4430円どころか4700円どころまで拡大する可能性があると考えている。 【8:45】寄り前気配はドン・キホーテ、神戸鋼、ディスコ、TSIHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ドン・キホーテ (7532) +3.85%、神戸鋼(5406) +1.87%、ディスコ(6146) +1.79%、TSIHD(3608) +1.64%、NTT都市(8933) +1.37%、JSR(4185) +1.16%、HOYA(7741) +1.10%、スクエニHD(9684) +1.08%、百五銀(8368) +1.06%、クボタ(6326) +0.99%などが高い気配値。  一方、アルフレッサ (2784)-10.03%、日製鋼(5631) -6.76%、大陽日酸(4091) -5.38%、戸田建(1860) -5.22%、SBI(8473) -4.98%、T&DHD(8795) -4.27%、協エクシオ(1951) -4.23%、エア・ウォー (4088) -4.22%、山口FG(8418) -4.00%、ファナック(6954) -3.86%などが安い気配値となっている。
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