前場コメント No.12 キリン堂、キッコーマン、電通、ソルガムHD、クックパッドなど

2018/02/13(火) 11:31
★9:49  キリン堂-反発 大阪府豊中市で展開する調剤薬局1店舗を取得
 キリン堂ホールディングス<3194.T>が反発。同社は2月9日大引け後に、子会社であるキリン堂が、大阪府豊中市で展開する調剤薬局1店舗を4月1日に譲り受けると発表した。取得先は非公表。

★9:49  キッコーマン-大和が目標株価引き上げ 中長期での利益成長に対する見方は変わらず
 キッコーマン<2801.T>が反発。大和証券では、中長期での利益成長に対する見方は変わらないとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4300円→4600円と引き上げた。
 今18.3期3Q(10~12月)営業利益は107億円(前年同期比15%増)と、大和予想(98億円)を上回る着地。大和予想からの上振れは、広告宣伝費や本社経費による影響が主因であるとしたが、本業の国内、海外事業はともに想定通りながらも順調な内容。決算の印象はややポジティブ。
 国内事業は健康志向のトレンドを受けた豆乳を中心とする増収効果、海外事業は北米・欧州ともにしょう油を中心とする増収効果などが業績をけん引。北米のしょう油の売上高は、為替中立ベースで2Qでは同1.4%増と販売の時期ズレで伸び率が鈍化していたが、3Qでは同4.5%増と巡航速度への回復が確認されたと指摘。

★9:53  電通-反発 データアーティストを子会社化 年内にもモンゴルに拠点設立へ
 電通<4324.T>が反発。同社は2月9日大引け後に、マーケティング領域におけるAI活用強化の一環として、データアーティスト(東京都港区)を子会社化すると発表した。
 今後、データアーティストをAIソリューションの開発部隊と位置づけ、年内にモンゴル・ウランバートルでの拠点設立を計画。モンゴルは、政府が「数学オリンピック」への参加を推奨するなどAIの基盤となる高度な数学の素養を持つ人材の豊富さに魅力がある。データアーティストはこれまでも、数学オリンピックのメダリストや上位入賞者をAIテクノロジストとして採用し、即戦力としていることが大きな特徴とした。

★9:54  ソルガムHD-一時ストップ安 3Q累計決算提出を延期 会計処理見解に相違で監査契約解除へ
 ソルガム・ジャパン・ホールディングス<6636.T>が一時ストップ安。同社は9日、18.3期3Q累計(4-12月)決算報告書を、金融商品取引法が定める期間内である2月14日までに提出できる見込みがないと発表した。
 契約先の会計監査人であるフロンティア監査法人との間で投資の評価、のれんの減損に関する会計処理、債権の回収可能性に関し見解の相違が生じ、相互理解には至らず、監査契約の継続を解除する。また、これに伴い東京証券取引所より監理銘柄(確認中)に指定される見込み。

★9:58  クックパッド-SMBC日興が目標株価引き下げ 動画レシピの戦いの成否に注目
 クックパッド<2193.T>が大幅反落。SMBC日興証券では、動画レシピの戦いの成否に注目。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価は620円→500円と引き下げた。
 動画レシピという競合が登場し、広告主は新しいメディアへの広告出稿を好むステージにあり、動画レシピに押され利用者数が伸び悩む「クックパッド」の広告事業の成長回帰の難易度は現状では高いと考えられる。会員事業はサービスローンチがないためプレミアム会員数が伸び悩む中、dグルメからの収入が会員数減および分配率低下で減少傾向にある。
 一方、拡大する動画レシピ市場でキャッチアップかつ首位をとるべく、2018年は動画レシピ強化へのコスト増にかじを取る。現時点で動画レシピでのマネタイズの時期は未定で、コストが先行する。利用者数が回復した際には広告事業、会員事業ともに成長軌道に戻る可能性があるため、利用者数動向、今後のマネタイズの進展に注目。業績予想は減額するとした。


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