前場コメント No.20 不二製油、堀場製作所、ケアネット、マツオカ、クラレなど

2018/02/14(水) 11:30
★10:49  不二製油G-みずほが目標株価引き上げ 中国や東南アジアが業績をけん引する見通し
 不二製油グループ本社<2607.T>が続伸。みずほ証券では、来19.3期は中国や東南アジアが業績をけん引すると想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を3770円→3850円と引き上げた。
 今18.3期3Q決算電話会議で松本智樹CFOは、日本のマーガリン・クリームなど乳化発酵事業について、4月から販売会社のルート販売を不二製油に移管し、販売改革に踏み出すと説明した。ブラジルのハラルド社は最需要期の4Qのイースター向け出荷が好調との見方を示し、不需要期の商品開発で今18.3期営業利益率(のれん等償却前)見通し11%のさらなる引き上げを目指す意向も示した。
 今後は、現行中計で注力するアジアおよび米州における業務用コンパウンドチョコレートや乳化発酵(クリーム、フィリング)からの業績貢献の拡大に注目。

★10:49  ケンコーマヨネーズ-大和が目標株価引き上げ 10~12月期営業利益は増益に転じる
 ケンコーマヨネーズ<2915.T>が反落。大和証券では、10~12月期営業利益は前年同期比増益に転じていると注目。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3900円→4200円と引き上げた。3Q営業利益は大和想定を下回る着地。来19.3期は増益率拡大を見込むも、20.3期は緩やかな成長を予想。

★11:03  堀場製作所-急騰 今期8%営業増益見込む 前期は45%増益着地
 堀場製作所<6856.T>が急騰。同社は13日に、18.12期通期の連結営業利益予想を290億円(前期比8.1%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは275億円となっている。
 半導体システム機器部門は、半導体製造装置向けマスフローコントローラーなどの売り上げ増による増益を予想する。また、自動車計測システム機器部門は、ECT事業での売り上げ増などによる増益を予想するとしている。
 また、17.12期通期の連結営業利益は268億円(前の期比45.1%増)だった。半導体システム機器部門が、半導体製造装置メーカー向けの販売が大幅に増加したことにより、増益となった。また、自動車計測システム機器部門が増益となったことも寄与した。
 併せて、17.12期の期末配当を55円→76円(前の期は55円)にすることも発表した。年間配当は95円→116円(前の期は85円)となる。また、18.12期の中間配当予想は50円、期末配当予想は70円としており、年間配当予想は120円(前期は116円)となっている。

★11:12  日本郵船-下げ幅拡大 第3四半期決算の発表延期を決定 子会社で不正支出の可能性
 日本郵船<9101.T>が下げ幅拡大。同社は2月14日11時に、今18.3期第3四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書の提出を決定したと発表した。延長が承認された場合の提出期限は3月23日。
 連結子会社であり、中国国内で完成車輸送事業を営むNYK Car Carrier (China) 社(中国・上海市)において、現地採用の元幹部らによる業務上横領などの不正な費用支出などが行われた可能性があることが判明。本年度および過年度に発生した費用に関して、その重要性や妥当性の確認、現地での税務上の影響を含む会計処理の妥当性を検討する必要があるとの判断に至ったとした。

★11:13  ケアネット-急反落 今期10%営業増益見込むも材料出尽くしで
 ケアネット<2150.T>が急反落。同社は13日、18.12期通期の連結営業利益予想を4.5億円(前期比10.3%増)とすると発表した。
 医療コンテンツサービスで「CareneTV」「ケアネットDVD」ともに顧客数の増加を図る。スペシャリティー医薬品に適したサービスも積極的に開発する。
 併せて発表した17.12期の営業利益は4.1億円(前の期比2.1倍)と、会社計画3.7億円を上回った。医薬営業支援サービスで既存サービスの販売体制を強化するなどした。しかし株価は決算期待できのう大きく上昇しており、材料出尽くしで大きく売られている。

★11:17  マツオカ-一時ストップ安 3Q累計営業益26.3億円 通期計画据え置きで失望
 マツオカコーポレーション<3611.T>が一時ストップ安。同社は13日、18.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が26.3億円だったと発表した。ただ、通期の市場予想38.5億円を下回る通期計画36.0億円を据え置いたことで、失望から大きく売られている。
 新規顧客への営業活動を進めたほか既存顧客への受注拡大も図った。また、生産能力拡大に向け、ベトナムで新工場を完成させたほか、現地企業を買収した。

★11:19  クラレ-マイナス転換 今期3%営業増益見込むも市場コンセンサス下回る
 クラレ<3405.T>がマイナス転換。同社は14日11時に、18.12期通期の連結営業利益予想を770億円(前期比2.5%増)と発表した。前提為替レートは1米ドル110円、1ユーロ130円としている。なお、市場コンセンサスは791億円となっている。
 また、17.12期通期の連結営業利益は751億円(前の期比10.7%増)だった。ビニルアセテートセグメントが、米国新工場の本格稼働により北米市場を中心にポバール樹脂の販売量が増加したことなどにより、増益となった。また、イソプレンセグメントや機能材料セグメントが増益となったことも寄与した。
 併せて、2020年度まで3カ年(2018年~2020年度)の中期経営計画を発表した。既存事業の競争力をさらに強化する。また、事業ポートフォリオの拡充、領域の拡大などを行うとしている。2020年度の連結売上高は6500億円、連結営業益は900億円を目標とする。なお、2017年度実績は連結売上高5184億円、連結営業益751億円だった。


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