前場コメント No.9 大盛工業、フリービット、日本通運、オークマ、ＴＤＫなど
★9:30 大盛工業－急落 上期経常益を下方修正 工事の進ちょく遅れで
大盛工業<1844.T>が急落。同社は9日に、18.7期上期（8-1月）の連結経常損益予想を従来の1.9億円の黒字を1.7億円の黒字（前年同期は2.8億円の赤字）に引き下げると発表した。建設事業における工事の進ちょくの遅れおよび不動産物件の販売のずれ込みなどによる利益の減少により、前回予想を上回る見込みとなった。
大盛工業<1844.T>が急落。同社は9日に、18.7期上期（8-1月）の連結経常損益予想を従来の1.9億円の黒字を1.7億円の黒字（前年同期は2.8億円の赤字）に引き下げると発表した。建設事業における工事の進ちょくの遅れおよび不動産物件の販売のずれ込みなどによる利益の減少により、前回予想を上回る見込みとなった。
★9:35 フリービット－急騰 3Q累計営業益30％減も3Qは好調
フリービット<3843.T>が急騰。同社は9日に、18.4期の3Q累計（5-1月）の連結営業利益は9.7億円（前年同期比30.2％減）だったと発表した。
前年同四半期にはトーンモバイル向けスマホ端末の納品集中による一時利益が含まれており、その反動が響いた。通期の会社計画20.0億円に対する進ちょくは48.3％となっている。なお、上期時点で4.2億円だったので3Qは好調だった。
フリービット<3843.T>が急騰。同社は9日に、18.4期の3Q累計（5-1月）の連結営業利益は9.7億円（前年同期比30.2％減）だったと発表した。
前年同四半期にはトーンモバイル向けスマホ端末の納品集中による一時利益が含まれており、その反動が響いた。通期の会社計画20.0億円に対する進ちょくは48.3％となっている。なお、上期時点で4.2億円だったので3Qは好調だった。
★9:37 日本通運－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ バリュエーション手法の変更で
日本通運<9062.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Neutral」を継続、バリュエーション手法の変更で、目標株価は7100円→7500円と引き上げた。
運輸セクター内で日本通運の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位に位置すると判断。理由は、（1）運輸セクターの中ではE-commerce市場の高い成長を背景にした需要過多・供給不足の宅配便事業が相対的に収益拡大するチャンスが高いが、同社は宅配便事業を展開していない、（2）収益基盤が大きい日本セグメントでは航空・輸出フォワーディングが好調なものの、中長期的観点からのシェアードサービス導入コスト先行により、短期的には収益拡大しにくい、（3）欧州、米州、南アジアなど事業拡大しているが、海外で売り上げが最も大きい東アジアセグメントが中国チャーター機規制などで利益が拡大しにくい状態になっているなど。
日本通運<9062.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Neutral」を継続、バリュエーション手法の変更で、目標株価は7100円→7500円と引き上げた。
運輸セクター内で日本通運の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位に位置すると判断。理由は、（1）運輸セクターの中ではE-commerce市場の高い成長を背景にした需要過多・供給不足の宅配便事業が相対的に収益拡大するチャンスが高いが、同社は宅配便事業を展開していない、（2）収益基盤が大きい日本セグメントでは航空・輸出フォワーディングが好調なものの、中長期的観点からのシェアードサービス導入コスト先行により、短期的には収益拡大しにくい、（3）欧州、米州、南アジアなど事業拡大しているが、海外で売り上げが最も大きい東アジアセグメントが中国チャーター機規制などで利益が拡大しにくい状態になっているなど。
★9:40 オークマ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 受注モメンタムに勢いは見られず
オークマ<6103.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、受注モメンタムに勢いは見られないとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は7150円→7500円と引き上げた。
業績予想を上方修正。ポイントは以下2点。（1）日本、米州、欧州の受注が自動車向け需要好調で、想定以上に堅調、（2）受注好調の織り込みによる営業利益予想の上方修正。エクイティストーリーに変更なし。株価と相関性がある受注モメンタム（前年比伸び率）の低下を予想することから、レーティングは「Neutral」を継続。
オークマ<6103.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、受注モメンタムに勢いは見られないとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は7150円→7500円と引き上げた。
業績予想を上方修正。ポイントは以下2点。（1）日本、米州、欧州の受注が自動車向け需要好調で、想定以上に堅調、（2）受注好調の織り込みによる営業利益予想の上方修正。エクイティストーリーに変更なし。株価と相関性がある受注モメンタム（前年比伸び率）の低下を予想することから、レーティングは「Neutral」を継続。
★9:43 スクウェアエニックス－ＪＰモルガンが目標株価引き下げ 来期は業績端境期
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が5日ぶり反落。ＪＰモルガン証券では、来期は業績端境期だが、20.3期に大きく飛躍かとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は4900円→4800円と引き下げた。
来期は業績端境期との印象で、目先のガイダンスリスクは依然無視できない。来期は、コンソールゲームが相対的にビジビリティの低い海外向けタイトルであることに加え、今期のモバイルゲームにおけるヒット率の低下を踏まえると、例年以上に保守的なガイダンスとなる可能性がある。
20.3 期は来期発売を予定しているタイトルのリピート販売や、「Final Fantasy VII（リメイク）」などの大型タイトルを軸に大幅増益を実現する可能性があると考え、ガイダンスリスクが顕在化した後には、再来期に向けた押し目買いのタイミングを狙いたいとした。6月のE3で「Final Fantasy VII（リメイク）」の発売時期に関する情報が出れば、大きなカタリストになるとした。
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が5日ぶり反落。ＪＰモルガン証券では、来期は業績端境期だが、20.3期に大きく飛躍かとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は4900円→4800円と引き下げた。
来期は業績端境期との印象で、目先のガイダンスリスクは依然無視できない。来期は、コンソールゲームが相対的にビジビリティの低い海外向けタイトルであることに加え、今期のモバイルゲームにおけるヒット率の低下を踏まえると、例年以上に保守的なガイダンスとなる可能性がある。
20.3 期は来期発売を予定しているタイトルのリピート販売や、「Final Fantasy VII（リメイク）」などの大型タイトルを軸に大幅増益を実現する可能性があると考え、ガイダンスリスクが顕在化した後には、再来期に向けた押し目買いのタイミングを狙いたいとした。6月のE3で「Final Fantasy VII（リメイク）」の発売時期に関する情報が出れば、大きなカタリストになるとした。
★9:44 ＴＤＫ－3日続伸 静電容量1.5倍フィルムコンデンサー開発
ＴＤＫ<6762.T>が3日続伸。12日付の日刊工業新聞で、同社が静電容量が従来製品と比べて最大で1.5倍となるインバーター向けフィルムコンデンサーを開発したと報じられた。
インバーターの高周波フィルターとして出力を平準化し、直流電流の平滑回路などでの利用を見込むという。インバーター化が進む家電メーカーなどに訴求するとされる。価格は個別で見積もる考えのもよう。今後の業績の伸びが期待され、買いが入っている。
ＴＤＫ<6762.T>が3日続伸。12日付の日刊工業新聞で、同社が静電容量が従来製品と比べて最大で1.5倍となるインバーター向けフィルムコンデンサーを開発したと報じられた。
インバーターの高周波フィルターとして出力を平準化し、直流電流の平滑回路などでの利用を見込むという。インバーター化が進む家電メーカーなどに訴求するとされる。価格は個別で見積もる考えのもよう。今後の業績の伸びが期待され、買いが入っている。
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