前場コメント No.10 ひらまつ、カプコン、セブン&アイ、明治HD、新電元工業など

2018/03/12(月) 11:30
★9:46  ひらまつ-急落 通期営業益の下方修正と減配を発表 広告宣伝など費用投下で
 ひらまつ<2764.T>が急落。同社は9日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の27.7億円から14.7億円(前期比22.6%減)に引き下げると発表した。
 婚礼などの縮小度合を見誤った。また、期中に決定した新規ホテル出店の開業準備や、ブランディングのための広告宣伝、人材育成などに費用を投下したこともあり、前回予想を下回る見通しとなった。
 併せて、18.3期の期末配当予想を9.02円→3.0円(前期は11.0円)に修正することも発表した。年間配当は16.02円→10.0円(前期は20.0円)となる。

★9:48  カプコン-JPモルガンが目標株価引き上げ 「モンハンワールド」の貢献は織り込まれた
 カプコン<9697.T>が続落。JPモルガン証券では、「モンハンワールド」の貢献はいったん織り込まれたとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は3100円→4400円と引き上げた。
 1月26日に発売された「モンスターハンター:ワールド」(PS4/XboxOne)は会社・市場の期待をはるかに上回り、発売から約40日で偉業の750万本の出荷を達成。株式市場では同タイトルの業績貢献はいったんは織り込まれ、来期の減益リスクが意識されつつある印象であり、短期的には無視することはできないとした。
 一方、JPMではこの成功体験が同社にもたらす中長期的なインパクトに注目。具体的には、デジタルマーケティング戦略の積極化(社内のKPIは販売本数からプレイヤー数へ)、超大型フランチャイズの登場による追加マネタイゼーションに対する考え方の変化、ゲーム開発における品質管理の精度向上などとした。

★9:49  セブン&アイ-大和が目標株価引き上げ 株価は底値圏 上昇余地が大きい
 セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が6日続伸。大和証券では、株価は底値圏で上昇余地が大きいと判断。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価を5700円→5900円と引き上げた。
 17年度連結の通期ガイダンスは据え置き。4Qに入り、国内CVSのセブン-イレブン・ジャパン(SEJ)は既存店売上高が回復傾向。大和予想は米国CVSのセブン-イレブン・インク(SEI)の中期経営計画、米国の法人税率引き下げ(35→21%)の影響も織り込んで修正。SEIを主因に営業利益を小幅増額し、当期利益を増額。業績は拡大局面にあり、17年度から営業増益率が高まる見込み。当期利益は特別損失減少と実効税率低下で高伸張し、ROE改善が進む見通し。ファンダメンタルズの良好な見通しに対し株価は出遅れ感や割安感が強く、上昇余地が大きいと指摘。

★9:51  明治HD-3日続伸 「明治ブルガリアヨーグルトLB81」で内容量変更・価格改定
 明治ホールディングス<2269.T>が3日続伸。同社傘下の明治は3月9日大引け後に、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」および「明治ブルガリアヨーグルトLB81そのままおいしい脂肪0プレーン」について、4月3日発売分より、内容量の変更および希望小売価格の改定を行うと発表した。
 「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」および「明治ブルガリアヨーグルトLB81そのままおいしい脂肪0プレーン」については内容量450gにて展開してきたが、近年の原材料価格や物流コスト上昇ならびにプレーンヨーグルト市場動向を踏まえ、内容量を400gに変更する。併せて、希望小売価格を260円から250円へと改定するとした。

★9:53  新電元-反発 タイで車載パワー半導体生産4割拡大
 新電元工業<6844.T>が反発。12日付の日刊工業新聞で、同社がタイで車載用パワー半導体の生産を拡大すると報じられた。
 タイ工場3棟のうち1棟で新たに半導体の生産を始め、2021年までに年間生産量を現状比で4割増やすという。4輪や2輪への搭載数が増える電子制御ユニット(ECU)向けの受注増に対応するとされる。車各社が投入を計画する電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など電動車向けの新規需要も取り込むもよう。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。


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