後場コメント No.1 キリンHD、メディアシーク、ニホンフラッシュ、空港ビル、プロロジスなど

2018/03/12(月) 15:00
★12:30  キリンHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 既存事業の再成長には挑戦が求められる
 キリンホールディングス<2503.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、既存事業の再成長には、新たな挑戦が求められるとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3000円→3050円と引き上げた。
 同社は海外M&A(合併・買収)の投資機会が減る中、国内に成長の活路を求め、既存事業の利益成長に挑む。就任3年で同社を再生した磯崎社長の実行力と判断力への評価は高い。
 ただし、今後成熟化する国内事業において、継続的な成長を実現するには、新たな挑戦が求められる。資本コストの意識が高まり、株主還元の姿勢が強まっていることはポジティブな変化。バリュエーションにも割安感がある。カタリストは、同社が挑戦すべきでもある以下の3点。(1)清涼飲料で他社との連携に活路を見いだし、収益性向上への道筋を作る、(2)缶チューハイで価格是正に取り組む、(3)国内市場でクラフトビールを収益化させるなど。

★12:31  メディアシーク-大幅続落 上期営業赤字転落 法人事業の赤字やコンシューマー事業の減益で
 メディアシーク<4824.T>が大幅続落。同社は9日に、18.7期上期(8-1月)の営業損益は9400万円の赤字(前年同期は400万円の黒字)だったと発表した。法人事業やその他の事業が赤字となった。また、コンシューマー事業が減益となったことも響いた。なお、通期の会社計画200万円の黒字は据え置いた。

★12:37  ニホンフラッシュ-3日続伸 18.3期の期末配当を30円に増配
 ニホンフラッシュ<7820.T>が3日続伸。同社は12日12時30分に、18.3期の期末配当予想を20円→30円(前期は20円)に修正すると発表した。年間配当は40円→50円(前期は40円)となる。

★12:38  日本空港ビルデング-ドイツ証が新規「Buy」 増益力が正当に評価されていない
 日本空港ビルデング<9706.T>が3日続伸。ドイツ証券では、増益力が正当に評価されていないと判断。レーティング「Buy」、目標株価5300円として、新規カバレッジを開始した。
 堅調な利益成長は以下の要因に基づいていると指摘。(1)訪日・出国旅行客がけん引する向こう2年間の底堅い航空需要、(2)東京オリンピックを控えて、2020年初頭までの国際線ターミナル能力の引き上げ、(3)4月末に東京国際ターミナルの株式持ち分が12.2%増えるのに伴い、関連会社から連結子会社になること。来19.3期と20.3期の純利益はそれぞれ10%増、12%増が見込まれるとした。

★12:44  プロロジス-ドイツ証が目標株価引き上げ 当面の業績に特段の問題は見当たらない
 日本プロロジスリート投資法人<3283.T>が10日ぶり反発。ドイツ証券では、当面の業績に特段の問題は見当たらないと判断。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は22.50万円→23.30万円と引き上げた。
 物流不動産市場全体をみると、首都圏の大型物流施設の供給は過去最高水準が続いており、需給バランスは徐々に悪化していく可能性が高い。2月26日には公募増資により約286億円を調達、物流施設5物件を計619億円取得すると発表したが、うち2物件は完工前であり、公募増資のタイミングとしてはやや早い印象であるとした。

★12:45  ビューティガレージ-後場マイナス転換 3Q累計営業益2%増も進ちょくの悪さを嫌気
 ビューティガレージ<3180.T>が後場マイナス転換。同社は12日12時30分に、18.4期の3Q累計(5-1月)の連結営業利益は3.6億円(前年同期比2.0%増)だったと発表した。通期の会社計画6.0億円に対する進ちょくは60.7%となっている。
 物販事業が、理美容化粧品やエステ化粧品、ネイル・まつ毛材料など、化粧品・材料カテゴリーの売上高が全般的に好調に推移したことなどにより増益となった。また、店舗設計事業が増益となったことも寄与した。


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