前場コメント No.5 ビジョン、菱洋エレクトロ、スルガ銀行、新明和工業、シルバーライフなど

2018/03/13(火) 11:30
★9:08  ビジョン-SBIが目標株価引き上げ 好調な市場環境を背景に最高益更新トレンド続く
 ビジョン<9416.T>が変わらずを挟んで5日続伸。SBI証券では、好調な市場環境を背景に最高益更新トレンドが続くと想定。投資評価「強気」を継続、目標株価は3500円→3970円と引き上げた。
 前期決算を受け、SBIでは今来期の業績予想を見直し。基本的に、市場拡大を背景としたグローバルWiFi事業の伸長により、2ケタ成長が続くとの見方に変わりはないとした。売上高については、グローバルWiFi事業の個人比率上昇を踏まえて単価前提を引き下げたものの、数量効果を鑑み、増額終始した。ただし、利益面では採算面から小幅の修正にとどめるとした。

★9:10  菱洋エレクトロ-大幅続落 今期営業益4.0倍見込むも市場コンセンサス下回る
 菱洋エレクトロ<8068.T>が大幅続落。同社は12日に、19.1期通期の連結営業利益予想を10.0億円(前期比4.0倍)と発表した。半導体ビジネスは全体的に底打ちの様相がみられるほか、高付加価値型ビジネスの立ち上げとそれに伴う採算性の向上を見込むとしている。なお、市場コンセンサスは16.2億円となっている。
 また、18.1期通期の連結営業利益は2.5億円(前の期比81.7%減)だった。国内において産業用途やパソコン向け半導体が減少したことなどが響いた。

★9:11  スルガ銀行-MSMUFGが目標株価引き下げ バリュエ―ションプレミアムを維持し難い
 スルガ銀行<8358.T>が反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、成長鈍化によりバリュエ―ションプレミアムを維持し難いと判断。投資判断「Underweight」を継続、目標株価は2210円→1750円と引き下げた。
 利ザヤの継続的な上昇により、他行を上回る収益成長がバリュエ―ションプレミアムの拡大につながっていた。一方で直近では、マイナス金利の影響、高利回りの無担保カードローンの残高成長の鈍化により、貸出利回りは前年比で低下。短期的に高利回りであるカードローンの残高成長の再加速は考えにくく、銀行単体の貸出利回りの低下幅が今後、前年比1bpsから拡大する可能性も十分にあること、アップサイドリスクとなり得る株主還元については、安定配当を基本とし、業績計画上振れ時に増配を検討するという現在の方針から、短期的に大きく拡大する可能性が低いと判断。相対的にリスクリワードの形状は魅力的ではないと考えるとした。

★9:12  新明和工業-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 1ドル=105円前提で業績予想引き下げ
 新明和工業<7224.T>が6日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、1ドル=105円前提への変更で業績予想引き下げ。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1000円→990円と引き下げた。
 18年3月以降の為替前提を1ドル=105円(従来110円)に変更し、業績予想を変更。同社は米ドルに対する1円の円高で年間営業利益が約2億円減少する(会社試算)。来19.3期までは「777X」向け部品の本格的な立ち上げ前で業績が伸び悩む助走期間と考えられる。「777X」向け部品生産は21.3期に本格的に立ち上がり、22.3期には6期ぶりに最高営業利益を更新すると予想。

★9:13  シルバーライフ-買い気配 上期営業益2.7億円  継続したFAXDMなどの営業施策を実施
 シルバーライフ<9262.T>が買い気配。同社は11日に、18.7期の上期(8-1月)の営業利益は2.7億円だったと発表した。なお、同社は17.7期2Qについては四半期財務諸表を作成していないため、前年同期比較はできない。
 営業施策として引き続きFC加盟店の積極的な開発、高齢者施設向けの食材販売では継続したFAXDMなどの営業施策を行った。また、製造面については、増加する製造量に対応するため自社工場の製造設備増強を積極的に行ったとしている。なお、通期の会社計画5.3億円に対する進ちょくは50.4%となっている。
 併せて、株式分割を行うと発表した。4月30日を基準日として、普通株式1株につき2株の割合で分割する。


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