前場コメント No.11 日本ペイント、良品計画、トッパンフォームズ、マイクロニクス、日野自動車など

2018/03/13(火) 11:30
★10:01  日本ペイントHD-ジェフリーズが「UP」へ引き下げ 原材料価格の上昇が重し
 日本ペイントホールディングス<4612.T>が3日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、原材料価格の上昇が重しと判断。投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」、目標株価を3300円→3100円と引き下げた。
 原材料価格上昇を踏まえ、業績予想を見直したことから、目標株価およびレーティングを引き下げ。中国の売上高は増加することが予想されるが、バリュエーションは割高で、株式市場は中国売上成長率の見通しに対して楽観的と判断。
 原材料価格について、2018年における原材料価格上昇は販売数量増の効果を上回ると考えられる。主要材料の1つである酸化チタン価格は直近で20%強上昇。また、原油価格も上昇しているが、原材料の多くは原油派生品であるとした。

★10:02  岡藤HD-3日ぶりに大幅反落 18.3期の期末配当を無配に
 岡藤ホールディングス<8705.T>が3日ぶりに大幅反落。同社は12日に、従来未定としていた18.3期の期末配当予想を無配(前期は3円)にすると発表した。年間配当も同額となる。

★10:04  良品計画-ジェフリーズが新規「UP」 利益成長はピークアウト
 良品計画<7453.T>が3日続落。ジェフリーズ証券では、利益成長はピークアウトと判断。投資判断「UNDERPERFORM」、目標株価30300円として、新規カバレッジを開始した。
 国内売上成長はすでにピークを打ち、四半期業績モメンタムはそれを反映することになる見込み。低利益率のセグメントの伸び率が高利益率のセグメントを上回ることで、営業利益率は横ばいになると予想。足元の株価は危険水準に達しつつあると判断。過去において、一定のバリュエーションを超えると株価はアンダーパフォームする傾向にあったが、足元はその圏域内。この水準では小さな悪材料が失望と認識され、利益確定が起こりやすいとした。

★10:04  トッパンフォームズ-3日続伸 水ぬれ検知するICタグ開発
 トッパン・フォームズ<7862.T>が3日続伸。13日付の日経産業新聞で、同社が水にぬれたかどうかを検知するICタグを開発したと報じられた。
 ICタグは数ミリリットルの水滴が付くと1分ほどで紙素材が伸び、銅回路がちぎれるという。電気の流れが変わるためその状態で通信すると本来の情報を読みとれず、断線していると分かるとされる。同社はトンネルや水道管などインフラの漏水検知にも活用できると考えているもよう。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:08  日本マイクロニクス-CSが目標株価引き下げ 競争環境激化は根深い
 日本マイクロニクス<6871.T>が6日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、競争環境激化は根深いと判断。投資評価「UNDERPERFORM」を継続、目標株価は900円→810円と引き下げた。
 今18.9期1Q決算以降、主要顧客のプローブカードや半導体テスタの見通し引き下げ、DRAM向け多ピン製品での競争環境の激化が認識され始め、株価は調整しているとみられる。同社の収益性の柱であるDRAM向け多ピン製品では、主要顧客の1xnmプロセスで競合企業が先に認定を取得したとみられ、競争環境の悪化は根深いとの見方を示した。

★10:08  日野自動車-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 19.3期は7.4%営業減益予想へ変更
 日野自動車<7205.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、来19.3期は7.4%営業減益予想へ変更。投資判断「Underweight」を継続、目標株価は1300円→1140円と引き下げた。
 為替前提の変更に伴い、業績予想を引き下げ。インドネシアなどでのトラック販売の回復、経費削減、古河新工場の本格稼働に伴う合理化などに注目しているとしたが、株価には織り込まれている可能性が高い。北米事業や小型トラック事業の本格的な底上げに期待するのはやや時期尚早とした。


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