前場コメント No.3 サカタインクス、コスモエネルギー、ツルハ、シーイーシー、クロスフォーなど

2018/03/14(水) 11:31
★9:03  サカタインクス-4日続伸 グラビアインキ製品を値上げへ 需要家との交渉開始
 サカタインクス<4633.T>が4日続伸。同社は3月13日大引け後に、グラビアインキ製品について、値上げに向けて、需要家との交渉を開始すると発表した。4月9日出荷分より、白インキで45円/kg、色インキで60円/kg、メジューム・ニス・添加剤で50円/kgの値上げを予定。
 グラビアインキ製品の主原料である顔料は、中国の環境規制強化により供給量減少を招き、需給バランスがひっ迫して高騰の状況が続いている。また、原油・ナフサ価格高の影響を受け、樹脂・溶剤等も上昇しており、さらには、副資材である金属缶容器も価格が上昇。一方で、人手不足が深刻化しつつある物流業界においても運賃など価格改定があり、物流コストも上昇しているとした。

★9:04  コスモエネルギー-続落 自己資本比率14%台に上昇へ
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が続落。14日付の日経新聞朝刊で、同社が18.3期末の自己資本比率が前期から3ポイント強高い14%台になる見通しだと報じられた。
 旧コスモ石油時代も合わせて6期ぶりの高水準になるという。石油事業の採算改善や原油価格の上昇で利益が当初想定より上振れしている一方で、有利子負債の削減を進める効果が出るためとされる。来期以降も負債圧縮により財務改善を継続する方針のもよう。

★9:04  ツルハHD-売り気配 決算は想定やや下振れ 経費増が影響 「買い」継続
 ツルハホールディングス<3391.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、決算は想定比やや下振れで、売上高/粗利は好調も経費増が影響したと判断。投資判断「買い」を継続も、目標株価は18500円→17800円と引き下げた。
 3Q営業利益は前年比11%増112億円とやや想定以下(GSの当初予想119億円)、杏林堂除きでは実質同6%増の105億円で計画線と会社側はコメント。3Q既存店売上高が同+3.5%と好調を維持である点に加え、粗利率も実質同0.2pt改善(連結された杏林堂除き)と一部で懸念されている競争激化に伴う粗利率悪化は現時点では見られない。一方、販管費は同+9.4%と出店前倒し/人件費/水光熱費など経費増が想定以上にかさんでいる。今後も人件費が増加し続けることを鑑みると、収益の伸びがやや低下してしまうことは否めない。しかし、それは同社固有の問題ではなく、既存店売上高で人件費増をカバーできる同社の影響度合いは相対的に小さいと考えるとした。

★9:04  シーイーシー-買い気配 今期11%営業増益見込む 前期は13%増益着地
 シーイーシー<9692.T>が買い気配。同社は13日に、19.1期通期の連結営業利益予想を41.5億円(前期比10.7%増)と発表した。注力事業の強化により事業効率のさらなる改善を目指すとしている。なお、市場コンセンサスは42.0億円となっている。
 また、18.1期通期の連結営業利益は37.5億円(前の期比13.2%増)だった。粗利率の高い自社製品の販売増や事業効率改善に向けた生産性向上の施策が奏功した。
 併せて、普通配当20円と創立50周年記念配当6円の実施により19.1期の期末配当予想は26円(18.1期配当予想は20円)にすることも発表した。年間配当は50円(18.1期は40円)となる。

★9:04  クロスフォー-売り気配 通期営業益を下方修正 減収や売上総利益率の低下で
 クロスフォー<7810.T>が売り気配。同社は13日に、18.7期通期の連結営業利益予想を従来の8.4億円から2.7億円(前期比66.9%減)に引き下げると発表した。
 上期において、中国およびインド向けパーツ販売の低迷を受けたことで売上高が前回予想を下回る見通しとなった。また、海外向けパーツ販売の減少や国内向け製品販売のうち相対的に利益率の低い製品の売上構成比が伸びた事などによる売上総利益率の低下も響き、前回予想を下回る見込みとなった。
 また、18.7期上期(8-1月)の連結営業利益予想については従来の3.6億円から0.5億円に引き下げた。同社は17.7期2Qは四半期連結財務諸表を作成していないので、前年同期比較はできない。


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