後場コメント No.2 サカタインクス、JFEHD、サイバーエージェント、日立、ミクシィなど

2018/03/14(水) 15:00
★12:44  サカタインクス-いちよしがフェアバリュー引き上げ パッケージインキ国内値上げに着手
 サカタインクス<4633.T>が大幅に4日続伸。いちよし経済研究所では、パッケージインキの国内値上げに着手と注目。レーティング「A」を継続、フェアバリューは2200円→2400円と引き上げた。
 いちよしでは、(1)アジアなどでの食品や日用品の包装需要の拡大を背景としてパッケージ用インキの中長期的な伸びが期待されること、(2)機能性材料も、アパレル等向けの産業用インクジェットプリンタ用インキの販売が伸長する見通しであることから、同社に対する強気スタンスを維持。今回、国内でのパッケージ用インキの値上げが打ち出され、これに伴う一定の効果を期待できることから、業績予想を増額修正するとした。

★12:48  JFEHD-野村が目標株価引き下げ コンセンサスよりもやや慎重に予想
 JFEホールディングス<5411.T>が続落。野村証券では、コンセンサスよりもやや慎重に予想。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2700円→2500円と引き下げた。
 業績予想に大きな変更はなし。円高進行や主原料以外のコスト増はマイナス要因ではあるが、数量増効果や一部の品種構成の改善などにより吸収できると想定。ただし、野村では輸出の鋼材スプレッド(鋼材価格-主原料コスト)が一段と改善する局面ではなく、来19.3期にはやや悪化すると判断。在庫評価損益が悪化することもあり、来19.3期の経常利益は前期比4%減益の2200億円を予想するとし、QUICKコンセンサス2517億円を下回ると予想。

★12:50  サイバーエージェント-7日ぶり反落 研究開発組織「AI Lab」が理化学研究所と産学連携
 サイバーエージェント<4751.T>が7日ぶり反落。同社は14日に、AI技術の研究開発組織「AI Lab」が、理化学研究所革新知能統合研究センターと産学連携を行うと発表した。
 今回、理化学研究所革新知能統合研究センターと産学連携し、同センターの高次元統計モデリングユニットの山田誠ユニットリーダーとともに、「機械学習を用いた広告クリエイティブの画像自動生成」の課題解決の強化に取り組むという。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:55  日立製作所-5日ぶり反落 道路・交通事業者が所有するIoTデータ分析・可視化サービス開始
 日立製作所<6501.T>が5日ぶり反落。同社は14日に、高速道路を運営・管理する道路事業者やバスの運行管理を行う交通事業者などに、各事業者が有するIoTデータを分析・可視化する「交通データ利活用サービス」の提供を開始すると発表した。
 「交通データ利活用サービス」は、プローブ情報やバスの乗降に関する統計情報といった交通関連のデータから交通量や輸送需要を分析・可視化し、渋滞対策や運行計画の最適化など、利用者・乗客向けサービスのさらなる向上や従来業務の改善を支援するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:56  ミクシィ-いちよしがフェアバリュー引き下げ 新たな成長ドライバーの創出が待たれる
 ミクシィ<2121.T>が反落。いちよし経済研究所では、新たな成長ドライバーの創出が待たれるとコメント。レーティング「B」を継続、フェアバリューは6100円→4400円と引き下げた。
 主力アプリ「モンスターストライク」の収益性低下、新規事業であった「チケットキャンプ」のサービス停止を受け、業績見通しを引き下げ。来19.3期以降については、基本的な見方は変わらないとしたものの、チケットキャンプが18年5月にサービス停止することによる業績へのマイナスインパクト、また「モンスターストライク」は過去最大規模の広告費を投下しても減収傾向がみられることから、課金率低下が進んでいると判断。「モンスターストライク」に代わる新たな収益源の確保、およびメディアプラットフォーム事業では「チケットキャンプ」に代わるドライバーの創出がなければ、減益ペースが継続すると想定しているとした。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ