前場コメント No.11 Casa、塩野義製薬、リニカル、CACHD、イオンモールなど

2018/03/23(金) 11:30
★10:55  Casa-エースが新規「強気」 事業規模で業界大手 見直し余地が大きい
 Casa<7196.T>が反落。エース経済研究所では、事業規模で業界大手となる同社の評価(上場来平均予想PER15倍弱)には見直し余地が大きいと判断。投資判断「強気」、目標株価2950円として、新規カバレッジを開始した。
 今19.1期は売上高88億5400万円(前期比7%増)、営業利益12億4600万円(同7%増)、経常利益12億9600万円(同7%増)、当期利益8億0100万円(同8%増)を計画。エースでは、会社想定に保守的な面があると見ているとしたが、売上高88億6500万円、営業利益12億0500万円、経常利益13億円、当期利益8億円と、会社計画並みを予想。IT技術を活用した新たな商品提案や周辺サービスを拡充していると注目。

★10:58  塩野義製薬-反落 CARB-Xと新規抗菌薬の研究開発に関する共同研究契約
 塩野義製薬<4507.T>が反落。同社は22日に、ボストン大学が主導する世界最大規模の官民パートナーシップであるCARB-X(米国マサチューセッツ州)との間で共同研究契約を締結と発表した。
 今回の共同研究契約は、同社が研究開発を進めるカルバペネム耐性グラム陰性菌に有効な新規β-ラクタム系抗菌薬の創薬プログラムにCARB-Xが470万米ドルを助成するもので、マイルストンの達成に応じて290万米ドルが追加助成されるという。今回、東アジア地域では初めて同社がCARB-Xの提携企業として選定されたとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:00  リニカル-いちよしが新規「A」 がん・中枢神経領域特化で高い成長を見込む
 リニカル<2183.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、がん、中枢神経領域特化で高い成長を見込むとコメント。レーティング「A」、フェアバリュー2500円として、新規カバレッジを開始した。
 がん、中枢神経領域での治験数増の恩恵を受けると予想。2018年4月の臨床研究法施行も同社に追い風となる見込み。中長期ではグローバル展開強化により、市場での存在感を増す見通し。
 来19.3期は前期比13%増収、同43%営業増益と予想。CRO事業、育薬事業がそれぞれ収益を改善させる見通し。CRO事業では、前述の大型国際共同治験は顧客都合での中止を見込むが、同社主力顧客ががん領域での適応拡大や新薬開発を積極化させている状況と医薬業界でのアウトソーシング化進展、国際共同治験増加などから、稼働率改善を予想するとした。

★11:08  CACHD-反落 インバウンドビジネスに進出 第1弾としてtourcandyに出資
 CAC Holdings<4725.T>が反落。同社は23日11時に、訪日外国人観光客向けの飲食店予約・決済サービス「尋味(シュンウェイ)」を運営するtourcandy(東京都新宿区)に出資したと発表した。
 tourcandyが運営する「尋味」は、Web上で日本全国の飲食店の予約・事前決済を可能にする、訪日外国人向けのプラットフォームという。訪日外国人数が急速に拡大している中、tourcandyへの出資を皮切りに、同社グループはインバウンドビジネスへ進出するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:18  イオンモール-みずほが目標株価引き上げ 19.2期からの増益余地を確認へ
 イオンモール<8905.T>が反落。みずほ証券では、今19.2期からの増益余地を確認へとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を2500円→2700円と引き上げた。
 17年中の株価は34.1%上昇と不動産セクター内でアウトパフォームした。海外事業の損益改善や国内のショッピングセンター(SC)事業環境の底打ちなどが評価されたと考えられる。また、都市型ファッションビル事業(OPA)では、会社側は抜本的な改革を行い、今19.2期以降は増益要因となる見通し。みずほでは、1~3月で「水戸OPA」、インドネシアのSCなどを視察し、損益改善の余地を確認したとしている。


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