前場コメント No.3  ローム、LINE、4℃HD、スリーエフ、ヤマダ電など

2018/04/06(金) 11:30
★9:03  ローム-底堅い スマホで生産設備管理できる機器開発
 ローム<6963.T>が底堅い。6日付の日経新聞朝刊で、同社が工場の設備に取り付けるだけでスマートフォン(スマホ)などを使って遠隔で生産設備の稼働状況を把握できる機器を開発したと報じられた。

 導入費用は専用システムを最初から導入した場合に比べ10分の1で済み、生産性を2割高められるという。あらゆるモノがネットにつながるIoT用の機器として中堅・中小企業に売り込むとみられる。導入費用は約200万円で、維持費用は月1万円としている。

★9:03  LINE-丸三が「中立」へ引き下げ 大規模な成長投資で利益成長が抑えられる
 LINE<3938.T>が反発。丸三証券では、大規模な成長投資で当面の利益成長が抑えられるとみて、投資判断を「買い」→「中立」(旧目標株価は5800円)と引き下げた。

 同社では「LINE」を入口にさまざまなサービスを展開する「スマートポータル戦略」を進めている。今回の投資拡大の主な狙いは、(1)Fintech領域においては、LINE Payの利用拡大、資産運用や仮想通貨取引、ローンや保険などの金融サービスの展開など、(2)AI領域においては、技術開発強化、スマートスピーカー以外の領域(自動車や家庭)へのAI技術活用など。
 丸三では、成長投資を業績予想に反映させたため、利益見通しを大幅に下方修正。将来的には上記成長事業が本格的に展開され、収益化された場合、同社の業績を押し上げる要因となる可能性はあるため、引き続き動向には注目するとした。

★9:04  ヨンドシー-3日ぶり反落 前期8%営業減益と報道 ブライダル系苦戦
 ヨンドシーホールディングス<8008.T>が3日ぶり反落。6日付の日経新聞朝刊で、同社の18.2期の連結営業利益は、前の期比8%減の60億円程度になったようだと報じられた。市場予想は58.8億円。

 08.2期以来、10年ぶりの減益になるという。競争の激化で好採算のブライダル商品が苦戦したほか、ネックレスなどのファッションジュエリーも最盛期のクリスマス時期に振るわなかったとされる。

★9:04  スリーエフ-8日続伸 前期最終益を上方修正 店舗転換に係る費用が当初予想下回る
 スリーエフ<7544.T>が8日続伸。同社は5日に、18.2期通期の連結純損益予想を従来の7.5億円の赤字から5.5億円の黒字(前期は7.2億円の赤字)へと引き上げると発表した。店舗転換に係る費用が当初の予想を下回り、かつ一部店舗の開店が次期に繰り越され、費用も次期の計上になったことなどが寄与する。

★9:07  ヤマダ電機-丸三が新規「買い」 家電事業の採算改善と住宅関連の成長に期待
 ヤマダ電機<9831.T>が続伸。丸三証券では、家電事業の採算改善と住宅関連の成長に期待。投資判断「買い」、目標株価750円として、新規カバレッジを開始した。

 「買い」の根拠は、(1)家電の高付加価値化や競争環境緩和による採算改善、(2)テレビなどの需要回復の本格化、(3)新業態の展開加速による非家電事業の上乗せが期待できることの3点。
 白物家電(洗濯機や冷蔵庫など)の高付加価値化・単価上昇や、競争環境緩和によって、採算の改善基調が継続すると見込まれる。2010年前後の特需後以降は低迷していたテレビについては、特需時の購入者の買い替えサイクル到来、新4K/8K衛星放送開始、サッカーW杯やラグビーW杯、東京オリンピック・パラリンピックなどの大型イベントを控え、需要回復の本格化に期待。


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