前場コメント No.12 ノダ、ローム、サンバイオ、リソー教育、沢井製薬など

2018/04/10(火) 11:31
★10:11  ノダ-急落 1Q営業益10%減 建材製品の原材料のコスト上昇で
 ノダ<7879.T>が急落。同社は9日に、18.11期1Q(12-2月)の連結営業利益は10.8億円(前年同期比10.2%減)だったと発表した。住宅建材事業が、建材製品の原材料であるMDFの製造コストや、輸入南洋材合板の仕入コストが上昇したことで、減益となったことが響いた。上期の会社計画20.0億円に対する進ちょくは54.0%となる。

★10:19  ローム-野村が目標株価引き下げ 車載・産機向け半導体の成長性を評価
 ローム<6963.T>が反落。野村証券では、車載・産機向け半導体の成長性を評価するとし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は14000円→13000円と引き下げた。
 3月の月次増収率は前年同月比0~5%増、前月比5~10%増収。為替変動やPC・スマホ向けの低調さの影響を受けるものの、同社が注力する車載・産機向けは好調を持続。また、モジュールやメモリーなどは減収も注力するアナログ・パワーは増収、今後も製品ミックスの改善を伴いながら売上成長をけん引する見込み。現状為替レートを織り込み、野村予想を下方修正するとしたが、車載・産機向けの売上成長性を評価。

★10:23  サンバイオ-野村が目標株価引き下げ 資金調達を反映も財務基盤が強化されたと評価
 サンバイオ<4592.T>がもみ合い。野村証券では、レーティング「Buy」を継続も、資金調達を反映し、目標株価は4800円→4500円と引き下げた。
 第三者割当による新株予約権発行による希薄化を考慮し、目標株価を引き下げるとしたが、財務基盤が強化されたことを評価して「Buy」を継続。ファイナンスにより再生細胞薬「SB623」の市販後体制強化のための量産、物流体制強化のメドが立ったと判断。また、野村予想には未反映としたが、「SB623」慢性期脳梗塞を日本で自社開発するための開発資金を確保できたことも、潜在的な企業価値拡大につながるとの見方を示した。

★10:24  リソー教育-大幅続伸 今期16%営業増益見込む 前期5%増益着地
 リソー教育<4714.T>が大幅続伸。同社は9日、19.2期通期の連結営業利益予想を25.1億円(前期比16.3%増)とすると発表した。
 既存の各事業部門(TOMAS・名門会・伸芽会)は従来通りの差別化戦略を徹底するほか、受験対応型長時間英才託児事業「伸芽'Sクラブ(しんが~ずくらぶ)」、マンツーマン英会話スクール「インターTOMAS」などの収益力強化を図る。
 併せて発表した18.2期通期の営業利益は21.6億円(前の期比5.2%増)だった。主力事業のTOMAS(完全1対1の進学個別指導塾)は前期より成長戦略として推進している「首都圏サテライト校戦略」の実施で8校を新規開校した。名門会(100%プロ社会人家庭教師)も全国に展開している支社・校舎の効率的運営を狙い、TOMASが展開していない地域(1都3県以外)に個別指導塾「TOMEIKAI」を5校展開するなど堅調に推移しており、グループの成長けん引に大きく貢献した。

★10:28  沢井製薬-CSが目標株価引き下げ バリュエーションの切り下がりを反映
 沢井製薬<4555.T>が5日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、投資評価「NEUTRAL」を継続、バリュエーションの切り下がりを反映し、目標株価を5600円→5100円と引き下げた。
 株価が冴えないのは、先行きの不透明感が強いため。今19.3期業績には2017年5月に買収を完了した米国Upsher-Smith Laboratories(USL)がフル連結される。さらに、4月の薬価引き下げ13.6%と国際会計基準IFRSへの移行などで、外部から見ると継続性と一貫性をとらえるのが難しくなりそう。国内のジェネリック市場は薬価改定年は先発品からの切り替えが進むなど、これまでは15~20%程度の数量増が予測できた。しかし、ここに来てジェネリックの数量シェアが2020年度政府目標80%に向けて70%水準までに達していることや、先発品系のオーソライズド・ジェネリック(AG)の台頭により、従来のジェネリックの伸びが鈍化する懸念があると指摘。

★10:32  フジ-大幅に6日続伸 中期経営計画策定 21.2期営業益目標は100億円
 フジ<8278.T>が大幅に6日続伸。同社は9日に、2018年度からの3カ年の「中期経営計画(2018年度~2020年度)」をスタートさせたと発表した。
 5つのチャレンジとして、顧客からの信頼獲得、組織間の連携スピードと実行力の向上、人材の育成と多様化の推進、店舗の営業力向上、営業利益の拡大を挙げている。
 2020年度(21.2期)の連結売上高は3330億円、連結営業利益は100億円を目標としている。なお、2017年度(18.2期)の実績は、連結売上高は3166億円、連結営業利益は72億円だった。


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