前場コメント No.1 三井金属、ファストリ、パナソニック、NEC、Eガーディアンなど

2018/04/13(金) 11:30
★9:00  三井金属-買い気配 MSMUFGが「OW」へ引き上げ 悪材料の織り込みで下値限定的
 三井金属鉱業<5706.T>が買い気配。モルガン・スタンレーMUFG証券では、悪材料の織り込み進展で下値余地は限定的とみて、投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」と引き上げた。目標株価は7700円→7000円と引き下げた。
 銅箔の収益成長シナリオは再確認されると予想。リスクオフ志向の市場環境にあっても、リスク・リワードの観点から下値余地が限られ、かつ同業他社比で相対優位とみて、投資判断を「OW」に引き上げ。
 同社の機能材料は、前18.3期営業利益(OP)計画値おいて64%を占める主力事業。その部門収益の半分以上を占める電解銅箔の成長シナリオが、同社のメインの投資テーマ。新用途が主に米大手向けの採用であったことから、2017年モデルの売れ行きに関わるニュースに同社株価も反応し、2018年入り後は低調推移を余儀なくされている。2018年は、増強ラインの立ち上げとともに、顧客基盤と用途拡大の可能性が評価ポイントと指摘。

★9:00  ファストリ-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は31%増益着地
 ファーストリテイリング<9983.T>が買い気配。同社は12日に、18.8期通期の連結営業利益予想を従来の2000億円から2250億円(前期比27.5%増)に引き上げると発表した。上期の業績および下半期の計画を考慮した。市場コンセンサスは2228億円となっている。
 併せて発表した、18.8期の上期(9-2月)の連結営業利益は1705億円(前年同期比30.5%増)だった。海外ユニクロ事業が大幅な増収増益となったのに加え、国内ユニクロ事業、ジーユー事業も増収増益を達成したことが寄与した。
 併せて、18.8期の中間配当を175円→200円(前期は175円)にすること、また期末配当予想を175円→200円(前期は175円)に修正することを発表した。年間配当は350円→400円(前期は350円)となる。

★9:00  パナソニック-4日ぶり反発 22年に中国向け車載売上高5倍へ
 パナソニック<6752.T>が4日ぶり反発。13日付の日経新聞朝刊で、同社が2022年をめどに車載用リチウムイオン電池などの車載事業の中国での売上高を17年実績の5倍強に相当する260億元(約4400億円)まで増やすと報じられた。
 3月に量産出荷を始めた大連工場(遼寧省)で来年までに中国国内への出荷を始め、将来の能力増強も検討するという。4月に新設した江蘇省蘇州市の研究センターをテコに中国市場のニーズに素早く対応する体制を整える。

★9:00  NEC-大和が目標株価引き上げ 19.3期は構造改革負担あるも実質増益へ
 NEC<6701.T>が4日ぶり反発。大和証券では、今19.3期は構造改革負担あるも実質増益へとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を3300円→4060円と引き上げた。
 大和予想を大幅に修正。今19.3期営業利益予想は早期退職金・除却損など負担520億円を織り込み、大幅減益とした。一方、来20.3期営業利益予想は上方修正で、今19.3期比900億円増益は一時負担520億円解消に加え、人件費削減200億円(進ちょく70%前提)、経費削減60億円、不採算抑制60億円、オーガニックな成長60億円と、比較的透明度は高く、説明可能と判断。
 なお、同社新中計は、21.3期売上収益3兆円、営業利益1500億円を目指すもの。目標値は抜本的な構造改革が前提で、国内での3000人の人員・事業整理や自前主義の撤回、強者と提携するオープンエンド型事業モデルへの転換など、先行するIT企業群の成功パターンを取り込む合理的なものと指摘。

★9:01  イーガーディアン-買い気配 21.9期営業利益1.6倍を計画 投稿監視伸びる
 イー・ガーディアン<6050.T>が買い気配。13日付の日経新聞朝刊で、同社が21.9期をめどに連結営業利益を今期予想比で約1.6倍の15億円程度に引き上げる計画だと報じられた。
 口コミサイトや交流サイト(SNS)の増加を背景に投稿監視事業が伸びるという。削除する投稿件数に応じた従量課金の増加が収益を押し上げる見通しとしている。


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