前場コメント No.8 三菱地所、ダイユーリック、シークス、IDOM、明光ネットなど

2018/04/13(金) 11:30
★9:19  三菱地所-みずほが目標株価引き下げ 金融機関のオフィス需要の回復を待ちたい
 三菱地所<8802.T>が3日続伸。みずほ証券では、金融機関のオフィス需要の回復を待ちたいとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は2200円→2000円と引き下げた。
 株価は17年度に11.4%下落と、不動産大手3社(同社、三井不動産、住友不動産)の平均の11.2%上昇をアンダーパフォームした。マーケットの一部で期待されていた自社株買いが見送られたことも一因だが、営業利益の伸率が他社比較で少ないことや「丸の内・大手町」のオフィス需要の2割を占める金融機関の収益低下、人員削減の検討などもマイナスだったと考えられる。一方、同社は20.3期を最終年度とする「中期経営計画」で利益拡大を目指しており、有望案件の取得などを待ちたいとした。

★9:22  ダイユーリック-急反落 今期12%営業増益見込むも東洋経済予想下回る
 ダイユー・リックホールディングス<3546.T>が急反落。同社は12日、19.2期通期の連結営業利益予想を19.0億円(前期比11.6%増)とすると発表した。ドミナント化の深耕と商勢圏の拡大を目的に小商圏での出店を加速させる。ただ、東洋経済予想21.0億円を下回っており、大きく下落している。
 併せて発表した18.2期通期の営業利益は17.0億円(前の期比1.3%減)と、東洋経済予想18.0億円を下振れた。ダイユーエイト事業での減益が響いた。

★9:22  スターツ-反発 カンボジアにグループ初の海外自社施工・自社運営ホテルを開業
 スターツコーポレーション<8850.T>が3日ぶり反発。同社は4月12日の大引け後に、傘下のスターツホテル(カンボジア)コーポレーションが、カンボジアの首都プノンペンに、グループ初の海外自社施工・自社運営のホテル「ホテル エミオン プノンペン」を10月1日にオープンすると発表した。中心部に所在し、メコン川とサップ川が合流する立地に建つ、地上19階建て・全240室の4つ星ホテル。

★9:24  シークス-みずほが目標株価引き上げ 新中期経営計画の達成確度は高い
 シークス<7613.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、新中期経営計画の達成確度は高いと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価は2950円→3000円と引き上げた。
 2月21日に、20.12期を最終年度とする中期経営計画を公表。20.12期の目標数値は、売上高が3000億円、営業利益が140億円。みずほでは、新中期経営計画の達成確度は高いと判断。その理由は受託案件の規模が大きく、既存顧客や新規顧客の案件数が多いこと、また、前中期経営計画の最終年度だった前17.12期営業利益は97億円と、目標値の95億円を上回った実績があること。新中期経営計画期間の業績けん引役は、車載関連機器と産業機器。このうち、車載関連機器の売上高は前17.12期の1194億円から、今18.12期:1430億円、来19.12期:1500億円、20.12期:1700億円へ増加と予想。

★9:25  IDOM-急騰 今期12%営業増益見込む 前期は計画上振れ着地
 IDOM<7599.T>が急騰。同社は12日に、19.2期通期の連結営業利益予想を76.0億円(前期比12.1%増)と発表した。直営店における小売台数は堅調に推移しており、19.2期においても新規出店を継続するとしている。
 併せて発表した、18.2期通期の連結営業利益は67.8億円(前の期比50.7%増)だった。通期の会社計画は51.0億円だったので着地は上振れた。全直営店の小売台数が12万5151台(前期比31.3%増)となったことなどが寄与した。

★9:27  明光ネット-急落 上期営業益42%減 競争激化による教室数・生徒数減で
 明光ネットワークジャパン<4668.T>が急落。同社は12日に、18.8期の上期(9-2月)の連結営業利益は11.9億円(前年同期比41.8%減)だったと発表した。通期の会社計画20.1億円に対する進ちょくは59.0%となっている。
 個別指導塾間の競争激化による教室数および生徒数の減少、ならびにブランディング刷新施策の一環として行ったテレビCMの放映回数増加や、ICTコンテンツ拡充などの戦略的先行投資などが響いた。


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