前場コメント No.7 太陽誘電、TKP、松屋、DLE、サイゼリヤなど

2018/04/17(火) 11:31
★9:16  太陽誘電-東海東京が目標株価引き上げ 18.3期は会社計画をやや上回ると予想
 太陽誘電<6976.T>が反発。東海東京調査センターでは、セラコン好調で前18.3期は会社計画をやや上回ると予想。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2080円へと引き上げた。
 コンデンサーの前18.3期末の生産能力は前年比12~13%増とみられ、今19.3期も設備の既発注分から10%程度の能力増強が視野にありそう。東海東京では、前18.3期営業利益はガイダンスを若干上回る195億円(前年比57%増)と推定。今19.3期は円高のマイナス(1ドル=105円前提)をコンデンサーの増産や生産性改善で吸収して増収増益が続くと見込み、売上高は2625億円(前年比8%増)、営業利益225億円(同15%増)と予想。

★9:18  TKP-急落 今期16%営業増益見込むも市場コンセンサス下回る
 ティーケーピー<3479.T>が急落。同社は16日に、19.2期通期の連結営業利益予想を40.0億円(前期比16.1%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは50.0億円となっている。
 オフィスビルにとどまらず、商業施設も視野に加えた会議室・宴会場の積極出店や、多様な用途での会議室・宴会場利用を可能にする周辺サービスの内製化およびアライアンスによる付加価値コンテンツの取り込み、営業体制・システムの拡充による顧客企業のリピーター化と年間を通じた企業イベント案件の獲得に取り組むとしている。
 併せて発表した、18.2期通期の連結営業利益は34.5億円(前の期比28.0%増)だった。大都市圏を中心に積極的な新規開設を行うことができたことから、18.2期末における同社グループが運営する貸会議室総数は1858室(前の期末比6.0%増)へと増加させることができ、企業によるおう盛な会議室利用ニーズを積極的に取り込むことができたとしている。

★9:22  松屋-SBIが「強気」継続 インバウド消費が勢いを取り戻している
 松屋<8237.T>がもみ合い。SBI証券では、インバウド消費が勢いを取り戻し、業績急回復を想定。投資評価「強気」、目標株価2000円を継続した。
 前18.2期は売上高が前の期比4.9%増、営業利益が同71.1%増となる好決算。富裕層の高額消費回復、インバウンド消費も勢いを取り戻し、主力の百貨店業が好調だった。今19.2期の会社ガイダンスは免税売上高を前年並みとした保守的なもので、中期経営計画の目標である営業利益30億円までの到達は厳しいとみられるものの、会社計画を上回る前期比増収増益を予想しているとした。

★9:25  DLE-3日ぶり反発 スマホゲーム「斉木楠雄のΨ難 妄想暴走!Ψキックバトル」配信
 ディー・エル・イー<3686.T>が3日ぶり反発。同社は16日、「斉木楠雄のΨ難(サイなん)」のスマートフォン向け新作ゲームアプリ「斉木楠雄のΨ難 妄想暴走!Ψキックバトル」を配信開始したと発表した。
 同ゲームアプリはDLEの子会社であるちゅらっぷす(那覇市)が企画開発し、リリース後の運営も担う。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★9:26  サイゼリヤ-みずほが目標株価引き下げ 新業態の積極出店を待つ段階
 サイゼリヤ<7581.T>が5日続落。みずほ証券では、新業態の積極出店を待つ段階とし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は3350円→2700円と引き下げた。
 今18.8期上期決算を踏まえ、業績予想を修正。人手不足を背景とした人件費の上昇継続が見込まれる環境の下、値上げをしない方針を貫く経営環境は厳しくなるとみられる。同社は上期決算発表時に今18.8期通期営業利益予想を23%下方修正しているものの、国内既存店売上高の上期実績が前年同期比0.2%減に対し、下期には同0.7%増と改善する見通しの会社計画はやや楽観的と考えられる。
 一方で、同社はパスタのファストフード業態である「スパゲッティ マリアーノ」を3月と4月に1店舗ずつオープンしている。年初より下落トレンドにある株価の再評価のきっかけとして、新業態の積極出店フェーズ入りに期待。


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