前場コメント No.1 TDK、大林組、綜研化学、アステラス、ラックなど

2018/06/01(金) 11:30
★9:00  TDK-買い気配 MSMUFGが「OW」へ引き上げ ハイブリッドな成長継続を予想
 TDK<6762.T>が買い気配。モルガン・スタンレーMUFG証券では、磁性材料ベースの製品と応用製品のハイブリッドな成長継続を予想。投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」、目標株価を10000円→13000円と引き上げた。
 自動車向けの高付加価値品の売上拡大、二次電池の業績拡大、HDDヘッドの新世代品の貢献による利益下げ止まり、センサーの赤字縮小などにより、従来予想を上回るペースの業績拡大を予想。
 業績予想を引き上げ。理由として以下を挙げた。(1)自動車の電子化によりコンデンサー、インダクターなど自動車向け売上拡大による受動部品の業績拡大、(2)二次電池は高水準の利益がさらに拡大、(3)HDDヘッド、マグネットを主力製品とする磁気応用製品は16年度をボトムに緩やかな業績拡大が続く、(4)センサー応用製品は黒字転換には時間がかかるものの損失縮小が続くと予想すること。

★9:00  大林組-MSMUFGが「EW」へ引き上げ 工事損失引当金が増加する局面で安心感
 大林組<1802.T>が4日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、工事損失引当金が増加する局面では相対的に安心感を持てるとコメント。相対レーティングの観点から、投資判断を「Underweight」→「Equal-weight」と引き上げた。目標株価は1200円→1100円と引き下げた。
 (1)株価の下落によって割高感が薄れたことに加え、(2)足もとでは相対的に建築工事の粗利率が低いこと、歴史的に工事損失引当金の変動が少ないことから、相対的なアップサイドリスクが高まったと考えられることが、投資判断引き上げの理由とした。

★9:00  綜研化学-買い気配 岩井コスモが新規「A」 株価の水準訂正の余地は大きい
 綜研化学<4972.T>が買い気配。岩井コスモ証券では、株価バリュエーションは低く、株価の水準訂正の余地は大きいと判断。投資判断「A」、目標株価2800円として、新規カバレッジを開始した。
 大型液晶工場が建設ラッシュの中国で、主力の粘着剤が急拡大。業績も急回復しており、同社は中期的な成長局面に入ったと言える。今期は先行投資負担の増加や原料値上がりの影響で利益の伸びは鈍化する見通しだが、来期以降は再加速が予想される。株価は同社の成長性をほとんど織り込んでいないと考えられ、大幅な水準訂正が期待できるとした。

★9:00  アステラス製薬-続伸 ロキサデュスタットが第3相試験において主要評価項目を達成
 アステラス製薬<4503.T>が続伸。同社とFibroGen(米国カリフォルニア州)は5月31日に、両社が共同で開発を進めているロキサデュスタットについて、日本で結果が判明した4番目の第3相試験において主要評価項目を達成しましたと発表した。
 ロキサデュスタットは、本試験において良好な忍容性を示すとともに、安全性プロファイルは、透析期および保存期の患者を対象にしたこれまでの臨床試験で認められた結果と一致したとしている。
 併せて、ペフィシチニブ臭化水素酸塩について、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)の適応症で、日本において製造販売承認申請を行ったことも発表した。

★9:01  ラック-買い気配 岩井コスモが新規「A」 情報セキュリティ需要の拡大やIoT社会の到来が追い風
 ラック<3857.T>が買い気配。岩井コスモ証券では、情報セキュリティ需要の拡大やIoT社会の到来が追い風と注目。投資判断「A」、目標株価2000円として、新規カバレッジを開始した。
 サイバー攻撃などによる被害を防ぐために企業がIT投資によって情報セキュリティ対策を行っていることが追い風になっている。先行投資の影響が一巡する今19.3期経常利益は増益に復帰する見通しで、新たな中期計画では21.3期に経常利益30億円などの達成を目指している。さまざまなモノがインターネットにつながるIoT社会の到来が追い風となって、中期的な業績拡大が期待できる企業として注目するとした。


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