前場コメント No.6 薬王堂、コックス、雪印メグミルク、しまむら、オリックスなど

2018/06/06(水) 11:30
★9:06  薬王堂-続伸 5月度既存店売上高4%増 全店では10%増
 薬王堂<3385.T>が続伸。同社は6月5日の大引け後に、5月度月次速報を発表し、既存店売上高は前年同月比3.7%増となった。全店では同10.0%増。既存店客数は同1.9%増、既存店客単価は同1.7%上昇となった。

★9:07  東京電力-みずほが目標株価引き上げ 新潟知事選に関わらず原発再稼働を見通しにくい
 東京電力ホールディングス<9501.T>がもみ合い。みずほ証券では、新潟知事選の結果に関わらず、原発再稼働を短期的には見通しにくいとして、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は350円→390円と引き上げた。
 決算内容や市況前提の見直しを踏まえ、業績予想を見直し。業績予想の上方修正などから目標株価は引き上げる。
 短期的な業績は堅調に推移しているが、(1)柏崎刈羽原発再稼働が見通しにくいこと、(2)2018~2019年度からは福島原発事故に伴う廃炉費用の負担増がCFおよび収支を下押しする見通しであることから、引き続き普通株主に帰属する利益の確保は見通しにくい。柏崎刈羽原発が立地する新潟県の知事選を6月10日に控えるが、いずれの候補者が当選した場合でも、短期的に同原発再稼働に向けた動きが加速する可能性は低いとした。

★9:07  コックス-小動き 5月度既存店売上高13%減 夏物商品が計画を下回る
 コックス<9876.T>が小動き。同社は5日の大引け後、5月度の月次売上高前年比(速報)が、既存店ベースでは前年同月比12.5%減、全社ベースでは同10.0%減だったと発表した。
 既存店客数は同7.9%減、客単価は同5.0%低下となった。5月度は、半袖Tシャツなどの夏物商品の売れ行きが計画を下回り苦戦したとしている。

★9:07  雪印メグミルク-みずほが目標株価引き下げ ヨーグルトの2ケタ成長回帰見通しに注目
 雪印メグミルク<2270.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、ヨーグルト売上の2ケタ成長回帰見通しに注目。投資判断「買い」を継続も、目標株価は3410円→3400円と引き下げた。
 同社は今19.3期の「ガセリ菌SP株ヨーグルト」5品の売上高を、3月20日に「内臓脂肪を減らすのを助ける」との効能でトクホを取得し、刷新した個食タイプや、生産能力を増強したドリンクタイプのけん引で、前期比1.5倍とする計画を掲げている。ヨーグルトの貢献拡大もあり、来20.3期に31年ぶりの営業最高益(過去最高営業利益は旧雪印乳業連結の89.3期:22,289百万円)を予想。

★9:08  しまむら-みずほが目標株価引き下げ 低価格商品への注力が持続的成長を阻害する
 しまむら<8227.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、低価格商品への注力が持続的成長を阻害する可能性を懸念するとコメント。投資判断「アンダーパフォーム」を継続、目標株価は11500円→9900円と引き下げた。
 販促効果の高い紙媒体チラシの拡充、低価格商品の強化など、既存店の回復に向けた取り組みの成果が現時点ではみられない。この背景には、低価格商品の強化による一品単価下落の影響が大きいとみられる。所得環境の改善に加え、二次流通の普及もあり、消費者は「絶対的な安さ」よりも「価格と価値のバランス」に着目している可能性が高い。今19.2期会社計画の未達リスクも考慮し、「アンダーパフォーム」を継続。

★9:09  オリックス-みずほが目標株価引き上げ 割安なバリュエーションの見直しに期待
 オリックス<8591.T>が3日続伸。みずほ証券では、割安なバリュエーションの見直しに期待。投資判断「買い」を継続、目標株価は2200円→2300円と引き上げた。
 明確なカタリストがないことや、3Qまで前年同期のハードルが高く、前年比では減益となるリスクがあることなどから、株価を押し上げる要因がしばらく不足する可能性はある。ただし、PBRや配当利回りの面での割安感は看過できないとコメント。少なくとも現在の中計期間中は2ケタでの成長といった利益の強い伸びを期待し難いものの、一方で安定度は増している。同社の要求資本コストに織り込まれているリスクプレミアムは縮小に向かっていくという見方に変更はないとした。


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