前場コメント No.13 鹿島、戸田建設、双日、大同特殊鋼、アシックスなど
★10:09 ヤクルト－底堅い がん治療薬「デュベリシブ」の日本での開発・商業化で独占的ライセンス契約
ヤクルト本社<2267.T>が底堅い。同社とベラステム社は5日に、がん治療薬「デュベリシブ」について、同社による日本における全てのがん適応症の治療、予防または診断に係る開発および商業化に関する独占的ライセンス契約を締結したと発表した。
これにより同社は、自社の費用で、日本において「デュベリシブ」を開発および商業化する独占的な権利を獲得する。なお、今回の契約に伴い、同社はベラステム社に対して、契約一時金として、1000万米ドルを支払う。その後、将来的にマイルストーンの達成に応じて、最大で9000万米ドルを支払う可能性がある。また、日本における「デュベリシブ」の純売り上げに基づいて2ケタ台の料率のロイヤリティを支払うとしている。
ヤクルト本社<2267.T>が底堅い。同社とベラステム社は5日に、がん治療薬「デュベリシブ」について、同社による日本における全てのがん適応症の治療、予防または診断に係る開発および商業化に関する独占的ライセンス契約を締結したと発表した。
これにより同社は、自社の費用で、日本において「デュベリシブ」を開発および商業化する独占的な権利を獲得する。なお、今回の契約に伴い、同社はベラステム社に対して、契約一時金として、1000万米ドルを支払う。その後、将来的にマイルストーンの達成に応じて、最大で9000万米ドルを支払う可能性がある。また、日本における「デュベリシブ」の純売り上げに基づいて2ケタ台の料率のロイヤリティを支払うとしている。
★10:11 鹿島－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 短期的なカタリストに欠ける
鹿島<1812.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、短期的なカタリストに欠けるも、業績は堅調に推移するとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1200円→1150円と引き下げた。
前18.3期決算発表および新中期経営計画を受けて、株価は大幅に下落している。今19.3期が大幅減益計画となったこと、中期経営計画の利益目標が低水準であること、株主還元に大きな変化がなかったことが要因と考えられる。大成建設（1801）が継続的に自己株式取得を実施していることと比較して見劣りすることは否めない一方、直近の株価パフォーマンス格差は極端なものと判断。大成建設の自社株買い効果が一巡する際には、同社の相対株価パフォーマンスが復調する見込みとした。
鹿島<1812.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、短期的なカタリストに欠けるも、業績は堅調に推移するとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1200円→1150円と引き下げた。
前18.3期決算発表および新中期経営計画を受けて、株価は大幅に下落している。今19.3期が大幅減益計画となったこと、中期経営計画の利益目標が低水準であること、株主還元に大きな変化がなかったことが要因と考えられる。大成建設（1801）が継続的に自己株式取得を実施していることと比較して見劣りすることは否めない一方、直近の株価パフォーマンス格差は極端なものと判断。大成建設の自社株買い効果が一巡する際には、同社の相対株価パフォーマンスが復調する見込みとした。
★10:13 戸田建設－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 19.3期は大幅増収で期初から営業増益計画
戸田建設<1860.T>が5日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、今19.3期は大幅増収で期初から営業増益計画と注目。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は750円→800円と引き上げた。
今19.3期は、国内建築工事の完成工事高が大幅に増加し、増益が続く見通しだが、株価は時価総額に匹敵する金融資産（18.3期末2754億円、ネットでは1999億円）に着目し過ぎでに高位にあると考えられる。資金の有効活用が注目されるが、2021年度着工予定の本社建替計画を控えており、大きな変化が生じる可能性は小さいと想定しているとした。
戸田建設<1860.T>が5日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、今19.3期は大幅増収で期初から営業増益計画と注目。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は750円→800円と引き上げた。
今19.3期は、国内建築工事の完成工事高が大幅に増加し、増益が続く見通しだが、株価は時価総額に匹敵する金融資産（18.3期末2754億円、ネットでは1999億円）に着目し過ぎでに高位にあると考えられる。資金の有効活用が注目されるが、2021年度着工予定の本社建替計画を控えており、大きな変化が生じる可能性は小さいと想定しているとした。
★10:16 双日－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 投資リターン積み上げとβ低下の可能性を見極め
双日<2768.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、投資リターンの積み上げとβ低下の可能性を見極めとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は370円→400円と引き上げた。
為替・石炭の価格前提引き上げを主因に、純利益を今19.3期は630億円→660億円（会社計画630億円）、来20.3期は640億円→670億円と予想。投資からの収益貢献額として、今19.3期+30億円、来20.3期+20億円で、21.3期は+15億円を想定。全体としては、石炭価格の低下を投資リターンなど非資源の増益が上回ると見込み、緩やかな増益を予想したが、21.3期に同社が掲げた750億円以上の達成には、投資の果実化が一番の肝と指摘。
双日<2768.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、投資リターンの積み上げとβ低下の可能性を見極めとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は370円→400円と引き上げた。
為替・石炭の価格前提引き上げを主因に、純利益を今19.3期は630億円→660億円（会社計画630億円）、来20.3期は640億円→670億円と予想。投資からの収益貢献額として、今19.3期+30億円、来20.3期+20億円で、21.3期は+15億円を想定。全体としては、石炭価格の低下を投資リターンなど非資源の増益が上回ると見込み、緩やかな増益を予想したが、21.3期に同社が掲げた750億円以上の達成には、投資の果実化が一番の肝と指摘。
★10:17 大同特殊鋼－上げ幅拡大 中期経営計画を策定 21.3期営業益470億円目指す
大同特殊鋼<5471.T>が上げ幅拡大。同社は6日10時に、中期経営計画（19.3期～21.3期）を策定したこと発表しており、これが好感されている。
ポートフォリオ改革（構造材料から機能材料へ）や、事業基盤の強化（損益分岐点改善、経営体質強化）、事業の再構築に取り組む。この計画において、21.3期の数値目標を売上高5800億円、営業利益470億円としている。なお、18.3期の実績は売上高5052億円、営業利益362億円だった。
大同特殊鋼<5471.T>が上げ幅拡大。同社は6日10時に、中期経営計画（19.3期～21.3期）を策定したこと発表しており、これが好感されている。
ポートフォリオ改革（構造材料から機能材料へ）や、事業基盤の強化（損益分岐点改善、経営体質強化）、事業の再構築に取り組む。この計画において、21.3期の数値目標を売上高5800億円、営業利益470億円としている。なお、18.3期の実績は売上高5052億円、営業利益362億円だった。
★10:18 アシックス－底堅い 中国で売上高3倍へ 販売網を拡充
アシックス<7936.T>が底堅い。6日付の日刊工業新聞で、同社が今後3年かけて中国でシューズを中心とした売上高を現状比3倍強に拡大すると報じられた。
中国の年間売上高で日本、米州、欧州に並ぶ1000億円規模を目指すという。現地の大手電子商取引（EC）業者とも提携し、販売網を拡充するとされる。現在、中国で約100カ所を構える直営店舗の販売を並行し、現地工場を活用し製造からオンライン販売まで一貫対応する考えのもよう。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅い推移を見せている。
アシックス<7936.T>が底堅い。6日付の日刊工業新聞で、同社が今後3年かけて中国でシューズを中心とした売上高を現状比3倍強に拡大すると報じられた。
中国の年間売上高で日本、米州、欧州に並ぶ1000億円規模を目指すという。現地の大手電子商取引（EC）業者とも提携し、販売網を拡充するとされる。現在、中国で約100カ所を構える直営店舗の販売を並行し、現地工場を活用し製造からオンライン販売まで一貫対応する考えのもよう。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅い推移を見せている。
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