前場コメント No.14 豊田通商、日立、大研医器、インターネットインフィニティー、ＴＢＳなど
★10:20 豊田通商－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 独自戦略の進展がカギ
豊田通商<8015.T>が5日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、短期では揺り戻しの可能性あるが、独自戦略の進展がカギとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は4630円→4210円と引き下げた。
同社を見る上でのポイントは、外部環境の好不調を超えた利益成長率の確度を高められるか。今19.3期以降、グロス投資額として年間△1200億円を想定した上で、配当控除後の実質FCFとして、年間900億～1000億円程度の余資が残ると試算。ROE低下を阻止するためにも資本政策は一考の余地はあるものの、成長基盤強化に向けた戦略的な大型投資の可能性に備えた判断と推察。現中計で掲げたネットDER1.0倍以内の財務健全性を維持しつつ、さらなる飛躍を目指す土台は整っていると判断。独自戦略の進展が無ければ、為替、鋼材市況、自動車生産台数、アフリカ事業の好不調といった収益の振れの範囲内でしか株価が語られないと指摘。
豊田通商<8015.T>が5日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、短期では揺り戻しの可能性あるが、独自戦略の進展がカギとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は4630円→4210円と引き下げた。
同社を見る上でのポイントは、外部環境の好不調を超えた利益成長率の確度を高められるか。今19.3期以降、グロス投資額として年間△1200億円を想定した上で、配当控除後の実質FCFとして、年間900億～1000億円程度の余資が残ると試算。ROE低下を阻止するためにも資本政策は一考の余地はあるものの、成長基盤強化に向けた戦略的な大型投資の可能性に備えた判断と推察。現中計で掲げたネットDER1.0倍以内の財務健全性を維持しつつ、さらなる飛躍を目指す土台は整っていると判断。独自戦略の進展が無ければ、為替、鋼材市況、自動車生産台数、アフリカ事業の好不調といった収益の振れの範囲内でしか株価が語られないと指摘。
★10:23 日立製作所－みずほが目標株価引き上げ バリュー株としての評価余地大との見方は不変
日立製作所<6501.T>が反発。みずほ証券では、バリュー株としての評価余地大との見方は不変と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価は1150円→1200円と引き上げた。
投資指標面での割安感は強く、バリュー株として評価余地大との見方は不変。情報・通信や社会・産業など、本体側（日立製作所自身）で手掛ける事業の着実な収益力向上も評価。株式市場の一部で懸念される英原発事業についても、リスク最小化に向けた枠組み構築に向けて日英両政府との協議を進めるなど、投資指標面でのディスカウント要因も縮小しつつあると判断。
17.3期、前18.3期と2期連続で2500億円を超えるFCFを創出するなど、キャッシュ創出力も向上しており、大型の戦略的M&Aなどがなければ来20.3期にもネットキャッシュ体質への転換を予想。戦略的M&Aだけでなく、相対的に見劣りする株主還元拡充などにも期待するとした。
日立製作所<6501.T>が反発。みずほ証券では、バリュー株としての評価余地大との見方は不変と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価は1150円→1200円と引き上げた。
投資指標面での割安感は強く、バリュー株として評価余地大との見方は不変。情報・通信や社会・産業など、本体側（日立製作所自身）で手掛ける事業の着実な収益力向上も評価。株式市場の一部で懸念される英原発事業についても、リスク最小化に向けた枠組み構築に向けて日英両政府との協議を進めるなど、投資指標面でのディスカウント要因も縮小しつつあると判断。
17.3期、前18.3期と2期連続で2500億円を超えるFCFを創出するなど、キャッシュ創出力も向上しており、大型の戦略的M&Aなどがなければ来20.3期にもネットキャッシュ体質への転換を予想。戦略的M&Aだけでなく、相対的に見劣りする株主還元拡充などにも期待するとした。
★10:28 大研医器－ＴＩＷが「2」継続 新製品の本格的な収益貢献の時期を見極めたい
大研医器<7775.T>が3日続伸。投資情報会社のＴＩＷでは、新製品の本格的な収益貢献の時期を見極めたいとして、投資評価「2（Neutral）」を継続した。
今19.3期はダブルルーメン気管支チューブなど新製品の販売拡大を見込むほか、キューインポットの続伸が収益を下支えする。収益源の呼吸器関連は着実な伸びが見込める一方、注入器関連の伸びや新製品の寄与には多少割り引く必要があるとみて、ＴＩＷでは通期売上高を会社計画比1億円少ない89億円を予想。利益については、会社並みと予想した。
大研医器<7775.T>が3日続伸。投資情報会社のＴＩＷでは、新製品の本格的な収益貢献の時期を見極めたいとして、投資評価「2（Neutral）」を継続した。
今19.3期はダブルルーメン気管支チューブなど新製品の販売拡大を見込むほか、キューインポットの続伸が収益を下支えする。収益源の呼吸器関連は着実な伸びが見込める一方、注入器関連の伸びや新製品の寄与には多少割り引く必要があるとみて、ＴＩＷでは通期売上高を会社計画比1億円少ない89億円を予想。利益については、会社並みと予想した。
★10:32 インターネットインフィニティー－もみ合い ＪＲ四国と「レコードブック」共同展開へ
インターネットインフィニティー<6545.T>がもみ合い。同社は6日10時に、四国旅客鉄道（ＪＲ四国）と共同事業を開始すると発表した。
同社が全国で展開にする短時間のリハビリ型デイサービス「レコードブック」を、四国エリアにおいてＪＲ四国と共同で「JR四国レコードブック」として展開する。当初は同社が事業主体となるが、将来的には同社からＪＲ四国に事業主体を引き継ぎ、ＪＲ四国が同社のフランチャイジーとして運営していく方針としている。
インターネットインフィニティー<6545.T>がもみ合い。同社は6日10時に、四国旅客鉄道（ＪＲ四国）と共同事業を開始すると発表した。
同社が全国で展開にする短時間のリハビリ型デイサービス「レコードブック」を、四国エリアにおいてＪＲ四国と共同で「JR四国レコードブック」として展開する。当初は同社が事業主体となるが、将来的には同社からＪＲ四国に事業主体を引き継ぎ、ＪＲ四国が同社のフランチャイジーとして運営していく方針としている。
★10:33 ＴＢＳＨＤ－野村が目標株価引き下げ 業績下方修正も視聴率が改善している点は好印象
ＴＢＳホールディングス<9401.T>が続落。野村証券では、業績下方修正も視聴率が改善している点は好印象とし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2400円→2150円と引き下げた。
今19.3期営業利益予想を250億円→181億円へ下方修正。3つの主要セグメント（放送事業、映像・文化事業、不動産事業）のうち、放送事業のみ85億円→16億円へ引き下げたもの。理由は（1）スポット広告収入の足元の低迷を考慮して放送収入を従来予想比39億円下方修正。（2）大型のスポーツイベント（ワールドカップ、アジア大会、世界バレー）が例年以上に放送されることから、制作費を同34億円増額修正したことが挙げられる。来20.3期営業利益もスポット広告の低迷による放送収入の下方修正と、視聴率競争激化による制作費の高止まりリスクを織り込み、下方修正したとしている。
ＴＢＳホールディングス<9401.T>が続落。野村証券では、業績下方修正も視聴率が改善している点は好印象とし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2400円→2150円と引き下げた。
今19.3期営業利益予想を250億円→181億円へ下方修正。3つの主要セグメント（放送事業、映像・文化事業、不動産事業）のうち、放送事業のみ85億円→16億円へ引き下げたもの。理由は（1）スポット広告収入の足元の低迷を考慮して放送収入を従来予想比39億円下方修正。（2）大型のスポーツイベント（ワールドカップ、アジア大会、世界バレー）が例年以上に放送されることから、制作費を同34億円増額修正したことが挙げられる。来20.3期営業利益もスポット広告の低迷による放送収入の下方修正と、視聴率競争激化による制作費の高止まりリスクを織り込み、下方修正したとしている。
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