後場コメント No.6 富士電機、堀場製作所、任天堂、HOYA、児玉化学など

2018/06/07(木) 15:00
★13:40  富士電機-水戸が目標株価引き上げ 今期計画の上振れを予想
 富士電機<6504.T>が変わらずを挟んで5日続伸。水戸証券では、今19.3期計画の上振れを予想。レーティング「B+」を継続、目標株価を850円→1000円と引き上げた。
 今19.3期会社計画は売上高9000億円(+1%)、営業利益585億円(+5%)。売上高・利益ともに、エネルギーソリューション、発電、電子デバイスの3セグメントがけん引する見通し。
 同社利益の増加は3月に入り加速したことから、足もとの強含みの業績推移は会社計画に反映されていないと推察。水戸では今期予想を、売上高9180億円(前期比+3%、会社計画比+180億円)、営業利益620億円(同+11%、同+35億円)とした。

★13:44  堀場製作所-ジェフリーズが目標株価引き上げ 通期見通しを上方修正
 堀場製作所<6856.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、通期見通しを上方修正。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は8800円→9600円と引き上げた。
 今18.12期1Q営業利益は91億円(前年比+30億円)で、各セグメントとも堅調だったが、半導体が大きく増加した。通期会社予想は営業利益340億円、従来予想から50億円引き上げ(半導体による)。市場コンセンサスを大きく上回る水準を示しているとした。
 ジェフリーズでは5月10日に半導体を中心に業績予想を見直したが、今回、自動車、環境・プロセスなどの利益を見直し。2018年度営業利益は345億円を348億円に引き上げたとした。

★13:48  任天堂-ジェフリーズが目標株価引き下げ 保守的にみても営業利益の年平均成長率は85%
 任天堂<7974.T>が反発。ジェフリーズ証券では、保守的に計算しても営業利益の年平均成長率は85%とし、投資判断「BUY」を継続した。目標株価は79900円→71200円と引き下げた。
 最近の株価動向ならびに報道などを踏まえ、任天堂を再検証。今19.3期のスイッチ販売台数の見通し1850万台を据え置くとした(会社計画2000万台、コンセンサスはさらに高いと推察)。今回、(1)3DSからの貢献をゼロ、(2)販管費増加による粗利益率低下との前提をもとに業績予想を引き下げ。一方、スイッチ据え置き台数は今19.3期は160%、来20.3期は70%拡大するため、ソフトウェアの売上高・利益はそれぞれ少なくとも100%、50%拡大する見込み。来20.3期PERは11.7倍で、営業利益の年平均成長率が85%であることを踏まえると、バリュエーションは魅力的とした。

★13:51  HOYA-ジェフリーズが目標株価引き上げ 今期も安定した業績を予想
 HOYA<7741.T>が反落。ジェフリーズ証券では、今期も安定した業績を予想。投資判断「BUY」を継続、目標株価は7400円→7600円と引き上げた。
 2017年度実績は、除く一時要因ではほぼ市場コンセンサス通りに上ぶれ。説明会で鈴木CEOは、「1年前と比較して悪くなる要素は減ってきた。ライフケアの効率性改善を進めるとともに、情報・通信でも投資を少し回復させ、成長を取り込んでいく」とするとともに株主還元に着いても従来と同様積極的な方針を示した。決算を踏まえて、2020年度までの業績予想を見直し、目標株価を引き上げるとした。

★13:52  KDDI-4日続伸 日立とグローバルIoT事業で協業
 KDDI<9433.T>が4日続伸。同社と日立製作所<6501.T>は7日に、グローバルに事業展開を図る顧客へIoTの通信接続からサービス展開、データ分析まで提供するKDDI「IoT世界基盤」において連携し、今後、さまざまな産業分野において幅広く協創すると発表した。
 今回、新たな協業の第1弾として、日立産機システム(東京都千代田区)がグローバルに展開する産業用インクジェットプリンターにおいて、グローバル通信プラットフォームを試験導入する。これにより、セキュアかつ高品質な通信環境のもと、データの大容量化にも対応可能となり、高品質な遠隔モニタリングのグローバル展開が見込めるとしている。

★13:54  児玉化学-後場急伸 タイ子会社がガラス繊維マットプレス工法製品の量産開始
 児玉化学工業<4222.T>が後場急伸。同社は6月7日13時50分ごろ、タイ子会社であるEcho Autoparts(Thailand)が、ガラス繊維マットプレス工法により製造したバッテリートレーについて、日系自動車メーカーに採用されたと発表した。
 このほど、量産を開始。また、受注がほぼ内定している案件もあり、現地では順次生産を拡大していく予定とした。
 ガラス繊維マットプレス工法の最大の狙いは軽量化による金属代替。軽量化、金属代替というテーマは、今後、市場拡大が見込まれる電気自動車への装着需要等も期待される分野としている。


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