イナリサーチ-大幅続伸 MHC統御カニクイザルを用いた共同研究の成果発表
イナリサーチ<2176.T>が大幅続伸。同社は7日に、日本医療研究開発機構の医療分野研究成果展開事業・研究成果最適展開支援プログラムのもと、東海大学や滋賀医科大学、慶應義塾大学と進めてきたMHC統御カニクイザルを用いた共同研究の成果を発表した。
良好な産学連携体制のもと、効率的・経済的な新規MHC タイピング法開発、MHCホモ接合体における遺伝学的ならびに免疫学的情報収集、そして子宮移植実験などによるMHC統御サルの有用性検証などを通じて、要素技術確立と実験用モデル動物の供給体制の基盤を確立できたという。
一方で、他の実験動物を用いた評価との対比などを通じたMHC統御サルの優位性の明確化や、事業戦略および知財戦略を含めたマイルストーンの具体化が課題としてあげられ、今後、これまでの基礎検討を踏まえ、移植医療分野などでの有用性検証や優位性強化に取り組み、収益を生む事業モデルの構築を期待するとしている。
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