前場コメント No.7 ヤマトＨＤ、アイシン精機、ハブ、ＳＭＣ、三井住友トラストなど
★9:07 ヤマトＨＤ－野村が目標株価引き上げ 株価は先の利益を織り込もう
ヤマトホールディングス<9064.T>が3日続伸。野村証券では、株価は先の利益を織り込もうとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3200円→3700円と引き上げた。
業績予想は微修正にとどめるものの、目標株価を引き上げ。トラック会社は同社を筆頭に値上げを原資として人員不足に対応した給与の引き上げ、人員増を継続している。その一方で、利益も増加傾向にある。これまで他産業や消費者に流出していた同社の作り出した付加価値は適切な値段設定が可能になったことで歩留まり始めている。人手不足とECなどの配送ニーズの増加を背景にし、供給整備のための値上げは今後も続き、数量増効果も加わって営業利益率の上昇が続く見込み。
過去半年間の中で当社や他のトラック会社が値上げを実施し、利益の歩留まりが高くなりつつあることを株式市場は高く評価し始めており、同社株の高パフォーマンスが続く中でも将来の利益拡大を見越して評価する状況は今後も続く見通し。
ヤマトホールディングス<9064.T>が3日続伸。野村証券では、株価は先の利益を織り込もうとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3200円→3700円と引き上げた。
業績予想は微修正にとどめるものの、目標株価を引き上げ。トラック会社は同社を筆頭に値上げを原資として人員不足に対応した給与の引き上げ、人員増を継続している。その一方で、利益も増加傾向にある。これまで他産業や消費者に流出していた同社の作り出した付加価値は適切な値段設定が可能になったことで歩留まり始めている。人手不足とECなどの配送ニーズの増加を背景にし、供給整備のための値上げは今後も続き、数量増効果も加わって営業利益率の上昇が続く見込み。
過去半年間の中で当社や他のトラック会社が値上げを実施し、利益の歩留まりが高くなりつつあることを株式市場は高く評価し始めており、同社株の高パフォーマンスが続く中でも将来の利益拡大を見越して評価する状況は今後も続く見通し。
★9:08 アイシン精機－みずほが目標株価引き上げ ATの需要は引き続き旺盛で増益基調が続く
アイシン精機<7259.T>が小安い。みずほ証券では、ATの需要は引き続き旺盛で増販対応費用の増加をこなし、増益基調が続くと予想。投資判断「買い」を継続、目標株価を7000円→7200円と引き上げた。
オートマチックトランスミッション（AT）の需要は旺盛であり、21.3期にかけて年平均100万台ペースで増加する見通し。供給体制を整えるための費用は増加するが、増販効果によりそのコストをこなしながら増益を確保することが可能と予想。電動化においても、1モーターハイブリッド車向けトランスミッションの納入が開始する予定であるなど対応が進む。AT以外の事業では、車体部品やブレーキのトヨタ以外への拡販がみられる。中期的な業績拡大局面との見方は不変とした。
アイシン精機<7259.T>が小安い。みずほ証券では、ATの需要は引き続き旺盛で増販対応費用の増加をこなし、増益基調が続くと予想。投資判断「買い」を継続、目標株価を7000円→7200円と引き上げた。
オートマチックトランスミッション（AT）の需要は旺盛であり、21.3期にかけて年平均100万台ペースで増加する見通し。供給体制を整えるための費用は増加するが、増販効果によりそのコストをこなしながら増益を確保することが可能と予想。電動化においても、1モーターハイブリッド車向けトランスミッションの納入が開始する予定であるなど対応が進む。AT以外の事業では、車体部品やブレーキのトヨタ以外への拡販がみられる。中期的な業績拡大局面との見方は不変とした。
★9:08 ハブ－もみ合い 5月度既存店売上高0.5％増 2カ月連続で前年実績を上回る
ハブ<3030.T>がもみ合い。同社は6月7日の大引け後に、5月度月次速報を発表した。既存店売上高は前年同月比0.5％増となり、2カ月連続で前年実績を上回った。全店売上高は同3.1％増となった。また、既存店客数は同0.2％増、既存店客単価は同0.3％の上昇となった。
ハブ<3030.T>がもみ合い。同社は6月7日の大引け後に、5月度月次速報を発表した。既存店売上高は前年同月比0.5％増となり、2カ月連続で前年実績を上回った。全店売上高は同3.1％増となった。また、既存店客数は同0.2％増、既存店客単価は同0.3％の上昇となった。
★9:08 ＳＭＣ－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ FA銘柄間の相対評価で
ＳＭＣ<6273.T>が4日ぶり反発。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、FA銘柄間の相対評価から、投資判断「Overweight」を継続、目標株価を37000円→47000円と引き上げた。
ＭＳＭＵＦＧではFA銘柄全般に対して慎重な投資見解を有しているとしたが、（1）増勢が続く半導体設備投資の恩恵、（2）株主還元の緩やかな改善が続いていることなどから、同社は他のFA銘柄と比較した場合の相対的な投資魅力度が高いと判断。
前18.3期本決算内容およびその後の本社個別取材・ＳＭＣ中国訪問を踏まえ、業績予想を見直し。為替前提は対ドルで110円→105円、対ユーロで120円→130円に変更。通期営業利益ベースで今19.3期予想を1750億円→2050億円（会社予想2000億円）、来20.3期予想を1950億円→2100億円へとそれぞれ引き上げるとした。
ＳＭＣ<6273.T>が4日ぶり反発。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、FA銘柄間の相対評価から、投資判断「Overweight」を継続、目標株価を37000円→47000円と引き上げた。
ＭＳＭＵＦＧではFA銘柄全般に対して慎重な投資見解を有しているとしたが、（1）増勢が続く半導体設備投資の恩恵、（2）株主還元の緩やかな改善が続いていることなどから、同社は他のFA銘柄と比較した場合の相対的な投資魅力度が高いと判断。
前18.3期本決算内容およびその後の本社個別取材・ＳＭＣ中国訪問を踏まえ、業績予想を見直し。為替前提は対ドルで110円→105円、対ユーロで120円→130円に変更。通期営業利益ベースで今19.3期予想を1750億円→2050億円（会社予想2000億円）、来20.3期予想を1950億円→2100億円へとそれぞれ引き上げるとした。
★9:09 三井住友トラスト－ＪＰモルガンが目標株価引き上げ 着実な利益成長・株主還元拡大
三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>がもみ合い。ＪＰモルガン証券では、着実な利益成長、株主還元拡大を評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4720円→5100円と引き上げた。
大久保社長就任とともに第2の創業を謳う中計がスタートして1年が経つ。この間、手数料ビジネス強化、低採算アセット圧縮、市場利益のボラティリティ抑制などの主要施策が順調に進ちょくした。前年度に利益水準を一度大きく引き下げたこともあり、前18.3期に続き、先行き1～2年間は着実な利益成長が展望される。
総還元性向目標の達成時期も前倒しされ、モメンタムは改善している。これを受けて、株価は、年初来でアウトパフォームしている。ただし、今般ＪＰＭは目標株価を上方修正したが、アップサイドは他の「OW」銘柄比大きいわけではないと指摘。経営のモメンタムが上向く中、中期的に一段と評価されていくために、手数料フォーカスのビジネスモデルに見合うようROEを改善していくための施策を期待するとした。
三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>がもみ合い。ＪＰモルガン証券では、着実な利益成長、株主還元拡大を評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4720円→5100円と引き上げた。
大久保社長就任とともに第2の創業を謳う中計がスタートして1年が経つ。この間、手数料ビジネス強化、低採算アセット圧縮、市場利益のボラティリティ抑制などの主要施策が順調に進ちょくした。前年度に利益水準を一度大きく引き下げたこともあり、前18.3期に続き、先行き1～2年間は着実な利益成長が展望される。
総還元性向目標の達成時期も前倒しされ、モメンタムは改善している。これを受けて、株価は、年初来でアウトパフォームしている。ただし、今般ＪＰＭは目標株価を上方修正したが、アップサイドは他の「OW」銘柄比大きいわけではないと指摘。経営のモメンタムが上向く中、中期的に一段と評価されていくために、手数料フォーカスのビジネスモデルに見合うようROEを改善していくための施策を期待するとした。
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