〔Market Flash〕ECB理事会の注目材料は「どこまで決めるか」~SMBC日興

2018/06/08(金) 13:15
【13:15】ECB理事会の注目材料は「どこまで決めるか」~SMBC日興  SMBC日興証券では、14日に開催予定のECB理事会についてリポートしている。沈黙期間直前の6日に、市場からはハト派と見られているプラート理事が、資産買い入れの終了に前向きな発言をみせた。SMBC日興では、6月理事会が足元の経済状況のポジティブ評価にとどめるか、資産買い入れ終了に向けた具体的な道筋を示すかが注目されるとコメントしている。また、政策変更と併せて注目される点として、スタッフ経済見通し、特にインフレ見通しの変更を挙げている。足元の原油高、ユーロ安を踏まえれば、2018年のインフレ率予想は3月時点の+1.4%から上方修正される可能性が高いとみている。ヘッドラインHICP上昇率が2019年(3月時点+1.4%)も+1%台後半へ引き上げられた場合には、ECBが金融政策正常化にさらに前向きになったと解釈される可能性があると考えている。 【12:45】日本株の「強気」継続、政治要因より景気・業績を重視~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のストラテジーマンスリーリポートでは、日本株に対して強気な見方を継続している。世界的に株式市場は5月下旬から政治的な要因から調整したが、景気や業績の見通しを大きく修正する必要はないとみている。主要国では雇用改善が続くとともに、設備投資が回復に向かうと想定している。日本企業の業績については、先行投資に伴うコスト増加が懸念されているが、能力増目的での設備投資が抑制されており、今年度に減価償却費などコストが大きく増える可能性は低いと考えている。むしろ国内外での設備投資拡大は、日本企業の売り上げを押し上げると期待している。また、金融環境も引続き良好と予想している。米国ではインフレがFRBの目標水準を下回る中で、慎重な金融引締めが見込まれ、銀行の商工業ローンの貸出基準は小幅な緩和「超」が続いている。米国長期金利の上昇は、その要因が景気回復期待であれば、日本株にプラス要因と三菱UFJMSでは考えている。 【11:00】ゲームはリスク・リワードを考慮した冷静な投資判断を推奨~JPモルガン  JPモルガン証券ではゲームセクターに関して、決算後取材などを踏まえて業績予想を修正している。デジタルシフトの恩恵がますます顕著なコンソール(据え置き型)ゲーム関連を選好する動きはまだ続きそうだが、センチメント悪化が続くモバイルゲーム関連でも、一部の銘柄は投資妙味が増しているとコメント。バンナムHD(7832)をセクター内のトップピックとし、好材料が続く可能性があるとみるセガサミーHD(6460)を新たに「OW(オーバーウエート)」に引き上げている。カプコン(9697)やスクエニHD(9684)に関しては、当面の好材料が織り込まれている印象で、さらなる上値は追いにくいと指摘。モバイルゲーム関連は新作リリースを待つ状況にあるが、大型タイトルのリリースを控えるコナミ(9766)やDeNA(2432)、アカツキ(3932)などは、リスク・リワードの観点から見て再び投資妙味が増していると考えている。 【10:30】6月日銀会合では金融政策の据え置きを予想~野村  野村証券では、14~15日の日銀金融政策決定会合では金融政策の据え置きを予想している。全国コアインフレ率(生鮮食品を除く消費者物価指数に基づくインフレ率)は、4月に前年同月比0.7%まで低下しており、基調的な弱さがうかがえる。黒田総裁の会見では、このようなインフレ率の下振れを受けて、追加緩和の必要性に関する質問が想定されるが、野村では、総裁はマクロ的な需給ギャップの引き締まりが継続している点に言及したうえで、インフレ率は基調的な上昇を続けていくとの見方を示すとみており、追加緩和の必要性についての言及は避けると予想している。 【10:00】2018~19年度の企業業績見通し 連続最高益街道は続く~大和  大和証券では、2018年度から2019年度の企業業績見通しについてリポートしている。「大和集計」(日経225ベース)における経常利益予想は、2017年度実績が17%増益と13年度以来の2桁増益で、18年度は7%増益、19年度は8%増益と予想している。また、アナリストが予想した「大和集計210」ベース(金融含む全業種)では、17年度実績が15%増益となり、18年度は7%増益、19年度は9%増益と、前年より増益率が拡大する見通し。18年度、19年度予想とも小幅の減額修正となったが、加工組み立てを中心とする増益力が支え、19年度は16年度実績から4年連続で経常最高益を更新すると予想している。 【9:30】商社の業績予想を更新、配当利回りの重要性が引き続き高い~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、18.3期4Q決算を受けて、総合商社の業績予想を修正している。19.3期・20.3期純利益の業績予想修正率は、双日(2768)が+3%・+3%、伊藤忠(8001)が+3%・+7%、丸紅(8002)が+9%・+11%、豊田通商(8015)が+4%・+3%、三井物産(8031)が+29%・+19%、住友商事(8053)が+10%・+11%、三菱商事(8058)が+13%・+12%となっている。主に資源価格前提の変更の影響を加味している。セクターとしては、原油、鉄鉱石、原料炭の3大資源に価格鈍化リスクがあることや、株主還元期待相場がいったん終了したことなどがマイナス要因とみる一方、配当利回り面での割安感があることから、「中立」の見通しを継続している。 【8:45】6月限SQ算出日、寄り前気配はTDK、三菱倉、ファストリなどが高い気配値  きょうは6月限SQ算出日で気配は大きくかい離しており、寄り付き直前で大きく変動するため注意したい。  主力株の寄り前気配では、TDK(6762) +2.33%、三菱倉(9301) +1.75%、ファストリ(9983) +1.59%、昭和シェル(5002) +1.45%、大日印(7912) +1.34%、東洋紡(3101) +1.20%、丸井G(8252) +1.10%、宝HD(2531) +0.96%、オークマ(6103) +0.91%、トレンド(4704) +0.79%などが高い気配値。  一方、旭化成(3407)-26.41%、ニッパツ(5991)-26.41%、住友ベ(4203)-26.27%、シマノ(7309)-25.20%、ツルハHD(3391)-25.11%、ADEKA(4401)-24.91%、カネカ(4118)-24.85%、三和HD(5929)-24.67%、大正薬HD(4581)-24.41%、中国銀(8382)-23.81%などが安い気配値となっている。
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