前場コメント No.16 豊田通商、カカクコム、ユビキタス、アドベンチャー、三菱UFJなど

2018/06/08(金) 11:30
★10:35  豊田通商-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 純利益予想上方修正も修正幅は小さい
 豊田通商<8015.T>が7日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、純利益予想上方修正も修正幅は小さいとして、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は4500円→4200円と引き下げた。
 「Neutral」を継続する理由は(1)総合商社の株価決定要因として配当利回りの重要性が高いが、豊田通商の予想配当利回り(現状株価ベース)を他社と比較するとセクター平均よりも低い、(2)(ROEやROAとの相関でみた)PBR水準が他社より高く、バリュエーションの割安感は少ないなど。同社の中期経営計画は1年ごとに3年間の中計を策定する方法を採用したと注目。

★10:40  カカクコム-野村が目標株価引き上げ 「食べログ」の増収率と20.3期の収益性改善に期待
 カカクコム<2371.T>が小安い。野村証券では、今19.3期の「食べログ」の増収率と来20.3期の収益性改善に期待。レーティング「Buy」→「Neutral」を継続、目標株価を2120円→2650円と引き上げた。
 今19.3期は「食べログ」の売上再成長に期待が持てる。前18.3期の同事業の売上高は前期比8.3%増収だったが、今19.3期は20.0%増収が予想される。来20.3期以降は営業利益率の改善に期待が持てる。この背景には、旧プランから新プランへの移行が一巡することで、代理店手数料や広告宣伝費の増加が抑制される。結果として、前18.3期の営業利益率48.9%が来20.3期に51.4%、21.3期に53.8%まで上昇すると予想されるとした。

★10:41  ユビキタス-大幅続伸 村田製と2秒で電源起動するWi-Fiモジュール開発
 ユビキタス<3858.T>が大幅続伸。8日付の日刊工業新聞で、同社が村田製作所<6981.T>と共同で、電源がオフ状態から約2秒で起動するWi-Fiモジュールを開発したと報じられた。
 これにより通信時以外の待機電力を抑制し、必要時のみ起動する家電製品を実現できるという。まずは監視カメラなどセキュリティー向けを想定し、ソリューションとして提案するとされる。モジュールは2018年内に提供を始め、3年間で最大1000万台の販売を目指すもよう。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★10:49  アドベンチャー-大幅続伸 「skyticketレンタカー」申込件数が過去最高達成
 アドベンチャー<6030.T>が大幅続伸。同社は7日に、国内レンタカー予約「skyticketレンタカー」において2018年5月の月次のレンタカー申込件数が8269件(前年同月比81%増)、また申込金額が1億2352万8343円(前年同月比70%増)になったと発表した。なお、申込件数はskyticketレンタカーのサービス立ち上げ後、過去最高を達成したとしている。

★10:51  三菱UFJなど-SBIが大手銀行5社を新規カバレッジ 「岐路に立つ銀行」
 SBI証券では、「岐路に立つ銀行」と題したレポートで3メガバンクとりそなHD、三井住友トラストのカバレッジを開始。各社の今後の利益の明暗を分けるのは、銀行、信託銀行以外の子会社、持ち分法適用会社の差。低い与信費用や株式の売却益は利益を支えるものの、そうした利益への市場の評価は長続きしない見込み。
 5社の今後3年間のROEは横ばいと想定。バリュエーションの切り上げを引き起こすカタリストは(1)日銀の金融政策の変更(利上げ)、(2)「貯蓄から資本形成」の動きが日本株投資に向かうこと、(3)金融規制の緩和により、資本の水準が低下することなどだが、当面は起きないと考えているとした。
コード  銘柄       投資評価   目標株価
-------------------------------------------------------
8306   三菱UFJ    やや強気   790円
8316   三井住友     中立     4900円
8411   みずほ      中立     190円
8308   りそなHD    やや強気   730円
8309   三井住友トラスト 中立     4800円


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ