後場コメント No.2 クミアイ化学、ミライアル、ＳＹＳ、ＣＳＰ、日本製紙など
★12:39 クミアイ化学－大和が目標株価引き上げ アクシーブの本格的な回復を待ちたい
クミアイ化学工業<4996.T>が8日続伸。大和証券では、アクシーブの本格的な回復を待ちたいとし、投資判断「3（中立）」を継続した。目標株価は660円→790円と引き上げた。
今18.10期2Q累計実績は売上高542億円、営業利益48億円。5日に業績予想の上方修正を発表済み。海外販売は、主力の畑作用除草剤「アクシーブ」は前年同期比約1割増収。新規混合剤の販売が伸長。一方、国内販売は前年同期並み。水稲用除草剤の新製品が伸びたものの、既存製品が減少。今後は、アクシーブの本格的な販売回復を見極めたいとした。
クミアイ化学工業<4996.T>が8日続伸。大和証券では、アクシーブの本格的な回復を待ちたいとし、投資判断「3（中立）」を継続した。目標株価は660円→790円と引き上げた。
今18.10期2Q累計実績は売上高542億円、営業利益48億円。5日に業績予想の上方修正を発表済み。海外販売は、主力の畑作用除草剤「アクシーブ」は前年同期比約1割増収。新規混合剤の販売が伸長。一方、国内販売は前年同期並み。水稲用除草剤の新製品が伸びたものの、既存製品が減少。今後は、アクシーブの本格的な販売回復を見極めたいとした。
★12:42 ミライアル－急落 1Q営業益14％減 品種構成の影響や開発・試作費負担で
ミライアル<4238.T>が急落。同社は8日に、19.1期1Q（2-4月）の連結営業利益は2.6億円（前年同期比13.7％減）だったと発表した。品種構成の影響および開発・試作費負担などが響いた。上期の会社計画4.5億円に対する進ちょくは57.6％となっている。
ミライアル<4238.T>が急落。同社は8日に、19.1期1Q（2-4月）の連結営業利益は2.6億円（前年同期比13.7％減）だったと発表した。品種構成の影響および開発・試作費負担などが響いた。上期の会社計画4.5億円に対する進ちょくは57.6％となっている。
★12:45 ＳＹＳ－急落 3Q累計営業益36％減 M&A関連報酬や採用関連費用の増加で
ＳＹＳホールディングス<3988.T>が急落。同社は8日に、18.7期の3Q累計（8-4月）の連結営業利益は1.1億円（前年同期比35.9％減）だったと発表した。M&A関連報酬や採用関連費用の増加により販管費が増加したことが響いた。なお、通期の会社計画2.2億円に対する進ちょくは51.6％となっている。
ＳＹＳホールディングス<3988.T>が急落。同社は8日に、18.7期の3Q累計（8-4月）の連結営業利益は1.1億円（前年同期比35.9％減）だったと発表した。M&A関連報酬や採用関連費用の増加により販管費が増加したことが響いた。なお、通期の会社計画2.2億円に対する進ちょくは51.6％となっている。
★12:45 ＲＳＣとＣＳＰ－高い 新幹線切りつけ事件受け警備需要拡大の思惑
アール・エス・シー<4664.T>とセントラル警備保障<9740.T>が高い。神奈川県内を走行中だった東海道新幹線の車内で9日、乗客が刃物で切りつけられ、男性1人が死亡し、女性2人がけがをした事件を受けて、鉄道警備強化の流れを見込んだ買いが向かっている。
昼ごろにはＮＨＫなどで「国土交通省が全国の主な鉄道各社に通知を行い、警備の強化や警察との連携のほか、列車内の防犯カメラや非常通報装置を利用し、安全確保に努めるよう呼びかけた」と報じられており、後場からの買いを促進している。
アール・エス・シー<4664.T>とセントラル警備保障<9740.T>が高い。神奈川県内を走行中だった東海道新幹線の車内で9日、乗客が刃物で切りつけられ、男性1人が死亡し、女性2人がけがをした事件を受けて、鉄道警備強化の流れを見込んだ買いが向かっている。
昼ごろにはＮＨＫなどで「国土交通省が全国の主な鉄道各社に通知を行い、警備の強化や警察との連携のほか、列車内の防犯カメラや非常通報装置を利用し、安全確保に努めるよう呼びかけた」と報じられており、後場からの買いを促進している。
★12:45 王子ＨＤ－ＢｏｆＡＭＬが目標株価引き上げ パルプの次を待つ
王子ホールディングス<3861.T>がもみ合い。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ（ＢｏｆＡＭＬ）では、パルプの次を待つとコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は760円→800円と引き上げた。
今19.3期においては、パルプ市況の顕著な下落がない限り、中期経営計画目標である営業利益1000億円の到達が視野に入ってきている。過去10年間、他社に先んじて事業構造を転換してきた成果と評価。ただし、現在の利益成長はパルプ市況上昇への依存度が極めて高く、パルプ市況上昇一巡後の成長のけん引役は見えて来ていない。一方、日本国内の印刷用紙や新聞用紙といった情報媒体の紙では需要縮小が加速しており、王子ＨＤも当該分野での収益悪化が深刻。パルプ市況の上昇がストップすれば、同社の利益成長にも歯止めがかかる危うさをはらんでいることになる。また、グローバルの製紙・パルプ各社との比較でもバリュエーションに割安感はなし。21.3期までのパルプ市況好調期において、次の成長けん引役を確立できるかに注目するとした。
王子ホールディングス<3861.T>がもみ合い。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ（ＢｏｆＡＭＬ）では、パルプの次を待つとコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は760円→800円と引き上げた。
今19.3期においては、パルプ市況の顕著な下落がない限り、中期経営計画目標である営業利益1000億円の到達が視野に入ってきている。過去10年間、他社に先んじて事業構造を転換してきた成果と評価。ただし、現在の利益成長はパルプ市況上昇への依存度が極めて高く、パルプ市況上昇一巡後の成長のけん引役は見えて来ていない。一方、日本国内の印刷用紙や新聞用紙といった情報媒体の紙では需要縮小が加速しており、王子ＨＤも当該分野での収益悪化が深刻。パルプ市況の上昇がストップすれば、同社の利益成長にも歯止めがかかる危うさをはらんでいることになる。また、グローバルの製紙・パルプ各社との比較でもバリュエーションに割安感はなし。21.3期までのパルプ市況好調期において、次の成長けん引役を確立できるかに注目するとした。
★12:49 日本製紙－ＢｏｆＡＭＬが目標株価引き下げ 事業構造転換の加速感はまだない
日本製紙<3863.T>が続落。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ（ＢｏｆＡＭＬ）では、生産体制再構築は朗報も、事業構造転換の加速感はまだないと判断。投資判断「アンダーパフォーム」を継続、目標株価を1700円→1650円と引き下げた。
生産体制再構築は株式市場に好感されたもようだが、株価を支えてきた一因である配当が減額されたことで、株価下落を余儀なくされている。日本製紙の設備削減や事業セグメント変更で内外に紙・板紙の収益課題を公表する姿勢を高く評価。しかし、（1）印刷用紙の内需減少は加速しており、日本製紙の能力削減のみでは値上げを可能にするほどの需給タイト感は期待し難い、（2）今後の成長牽引役としているケミカルやパッケージなどの非製紙分野の成長加速が第6次中期経営計画から確認できないといった点を鑑みると、悪材料出尽くしとの判断は尚早との印象とした。
日本製紙<3863.T>が続落。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ（ＢｏｆＡＭＬ）では、生産体制再構築は朗報も、事業構造転換の加速感はまだないと判断。投資判断「アンダーパフォーム」を継続、目標株価を1700円→1650円と引き下げた。
生産体制再構築は株式市場に好感されたもようだが、株価を支えてきた一因である配当が減額されたことで、株価下落を余儀なくされている。日本製紙の設備削減や事業セグメント変更で内外に紙・板紙の収益課題を公表する姿勢を高く評価。しかし、（1）印刷用紙の内需減少は加速しており、日本製紙の能力削減のみでは値上げを可能にするほどの需給タイト感は期待し難い、（2）今後の成長牽引役としているケミカルやパッケージなどの非製紙分野の成長加速が第6次中期経営計画から確認できないといった点を鑑みると、悪材料出尽くしとの判断は尚早との印象とした。
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