〔Market Flash〕日本精化はプルバックが終わり上昇再開へ~SMBC日興

2018/06/12(火) 13:45
【13:45】日本精化はプルバックが終わり上昇再開へ~SMBC日興  SMBC日興証券では、テクニカルリポートで日本精化(4362)を取り上げている。株価は2002年11月の安値260円に対して、2008年10月の安値345円で中勢二番底を打ち、2013年以降の上昇で2005年12月の高値959円を上抜いて、中勢二段目の上昇波動へ移行したことが確認されている。1360円どころのフシに対応した今年1月の高値1350円からの反落も3月28日の1140円で一巡し、三角保ち合い構成での下値固めが進んでいる。これらのことからSMBC日興では、今後は早期に1月高値の1350円を上抜いて、2018年11月ごろまでに1630~1660円どころ、もしくは1740円どころへ上昇する可能性があると考えてている。 【13:15】北朝鮮問題は日本株に大きな影響があるイベントと海外投資家は認識~大和  大和証券では米朝首脳会談に関するリポートの中で、海外投資家と意見交換をすると、日本政府が経済援助を行うのだから、相応のメリットを受ける日本企業が出てくるだろうとの楽観論が多く聞かれることを紹介している。実際、韓国市場では、鉄鋼やセメント、地雷除去関連銘柄などに動意が見られるとのこと。また、過去に北朝鮮の核危機がいったんおさまった場面を見ると、1994年3月以降や2005年9月以降などは、米国株は停滞しても日本株は堅調で、1994年の場面では、建機や非鉄、素材関連などに加え、空運関連にも堅調な銘柄が見られたことを指摘している。今後の動向も予断を許さないが、大和では、いずれにしても米朝関係の行方は、日本人が考える以上に日本市場に大きな影響があるイベントだと海外投資家は考えているとの認識を持って見守りたいとコメントしている。 【12:45】住宅取得は様子見姿勢が続く~野村  野村証券では、大手プレハブメーカーの5月の受注動向が出そろったことを受けてリポートしている。住友林業(1911)や積水化学(4204)など、前年同月比でプラスが続く企業もあるものの、低調な状態が続いている企業が多いことを指摘している。低金利にもかかわらず、戸建では建替需要の動きが鈍い上に、貸家ではサブリース事業を武器に工事を受注してきた一部の未上場企業が完成後の空室を理由に破たんしたことなどで、地主の貸家建築マインドが低下しているとのこと。19年10月の消費増税後の景気の悪化や住宅需要のさらなる低下を抑えるべく、政府が増税後の住宅取得支援拡充策を検討し始めており、消費者としては、その喚起策の内容を見極めるまで様子見する可能性も強まってきていると野村ではコメントしている。またこれらのことから、全体として低調な状態が続くと見ておいた方が良いと指摘している。 【11:00】ドル円は200日線が上値抵抗で円高圧力がかかる~みずほ  みずほ証券のテクニカルリポートでは、ドル円について考察している。ドル円は実質的に200日線が上値抵抗線になっており、円高圧力がかかっていると指摘。FOMCまでは108円から110円で乱高下するが、来週以降は108円を下回ると予想している。日米貿易不均衡是正が政策課題に浮上することが予想され、積極的に円を売りにくい状況にあると判断している。また、110円台が上値抵抗帯で、5月高値の111.40円超えは難しいと考えている。7月以降はリスクオフになりやすいとみており、10月ごろに98円前後で18年安値を形成すると予想している。一方、18年末は108円前後に反発すると想定している。 【10:30】4月機械受注 アーリーシクリカルからレイトサイクルへ~CS  クレディ・スイス証券では機械セクターに関して、4月の内閣府機械受注統計では、シクリカルな機械の需要が鈍化傾向にあることを指摘している。原系列の機種別受注高を見ると、原動機は前年同月比57%増、重電機も同12%増と、重厚長大型機械の受注が増加し、産業機械も同17%増と伸長した。ただし産業機械の内訳を見ると、風水力機械が同11%増、化学機械が同140%増であった一方、ロボットは同4%増、軸受は同3%増で、内訳は未確認だが建機も同4%減とモメンタムが鈍化したとのこと。また、工作機械は同19%増(3月は同31%増)と3カ月連続で前年比伸び率が鈍化傾向を示している。CSでは、機種別の受注動向からは、従来の景気敏感・シクリカルな機種からレイトサイクルな機種へと需要が変化していることが分かるとコメントしている。 【10:00】空運は中計発表後だけに材料は限定的~JPモルガン  JPモルガン証券では運輸セクターに関して、選好順位を、物流>海運>鉄道>空運としている。空運に関しては、旅客需要は堅調なほか、従来から懸念されていた費用増加要素は中期経営計画でおおむね織り込まれたとみている。一方で、(1)原油価格上昇による業績悪化懸念、(2)20.3期以降の供給拡大フェーズにおける座席利用率やイールドのダウンサイドリスクが読みきれない、(3)同じ旅客系であれば、原油価格や為替影響が限定的でコストアップがおおむね織り込まれた鉄道の方が安心感があるといったサブセクター相対感―などから、選好は低いと指摘している。個別では、短中期的には、供給拡大による需給悪化リスクの影響を相対的に受けにくく、株主還元を拡充したJAL(9201)を選好しているが、中長期的には、規模拡大が競争力向上、業績拡大につながる余地があるとみるANA(9202)を選好している。 【9:30】Fedの利上げは織り込み済み、市場の短期金利がポイント~SMBC日興  SMBC日興証券では今週のFOMCに関して、Fedの利上げは織り込み済みと指摘している。注目はドットチャートとなるが、Fedは中立金利を3%程度とみており、現在の利上げ見通しをさらに引き上げる可能性は低いと、SMBC日興では考えている。長期金利は中立金利と同じ3%程度となっており、天井に到達していると判断している。一方で短期金利は、Fedの利上げ予想の5割程度しか織り込んでおらず、上昇余地があるとみている。長期金利が頭打ちとなる中で短期金利が上昇していくと、債券市場ではイールドカーブがフラット二ングし、為替市場ではドル高が起こると予想している。 【8:45】寄り前気配はエア・ウォー、博報堂DY、TBSHD、島忠が高い気配値  主力株の寄り前気配では、エア・ウォー (4088) +7.59%、博報堂DY(2433) +6.52%、TBSHD(9401) +6.20%、島忠(8184) +4.84%、淀川鋼(5451) +3.54%、豊田織機(6201) +3.51%、東北電(9506) +3.45%、島津製(7701) +3.17%、マキタ(6586) +3.13%、東海理化(6995) +3.12%などが高い気配値。  一方、メディパル(7459) -5.04%、TSテック(7313) -4.56%、ケーヒン(7251) -4.29%、テレビ朝日(9409) -3.64%、石油資源(1662) -3.61%、セガサミーH (6460) -2.35%、出光興産(5019) -2.13%、不二油(2607) -2.07%、フジHD(4676) -2.05%、カプコン(9697) -1.98%などが安い気配値となっている。
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