前場コメント No.11 ヤマハ、イントラスト、ヤフー、ヤマシタヘルスケア、ライフネットなど

2018/07/12(木) 11:30
★9:57  ヤマハ-大和が目標株価引き上げ 中長期的な業績拡大が続くと予想
 ヤマハ<7951.T>が3日ぶり反発。大和証券では、中長期的な業績拡大が続くと予想。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4700円→5800円と引き上げた。
 大和が考える同社の特徴は、アコースティックとデジタル技術の融合。競争力の源泉については、(1)音源開発、(2)信号処理技術、(3)インターフェースに関する知見と引き続き考えているとした。大和が挙げる注目ポイントは、(1)音楽事業における中長期的な売上高拡大、(2)製品ミックスや生産合理化などに伴う利益率のさらなる上昇、(3)株主還元拡充余地。
 大和の営業利益予想は今19.3期550億円(前期比+13%、会社計画は550億円)、来20.3期598億円(同+9%)、21.3期643億円(同+7%)、22.3期686億円(同+7%)、23.3期730億円(同+6%)。

★10:05  イントラスト-丸三が新規「買い」 10%超の増収定着を予想
 イントラスト<7191.T>が5日続伸。丸三証券では、単身世帯の増加や改正民法、新分野保証の寄与により、10%超の増収定着を予想。投資判断「買い」、目標株価900円として、新規カバレッジを開始した。
 注目点は、(1)単身世帯の増加や2020年に施行される改正民法(保証極度額の明記が義務化されることで、高額な極度額では個人に頼みにくくなり、家賃債務保証会社へ連帯保証人を頼むケースが増えると予想される)による好影響など、市場環境が追い風であること、(2)同業他社と比較して高い生産性と採算性、財務体質を誇ること、(3)家賃債務保証以外にも医療費用保証や介護費用保証など、新しい分野の保証商品の開発が進んでいることの3点。

★10:05  ヤフー-反発 良識欠く投稿表示させない技術開発
 ヤフー<4689.T>が反発。12日付の日経産業新聞で、同社が人工知能(AI)を使い、差別的な表現など良識に欠ける投稿がインターネットのサイト上に表示されないようにする技術を開発したと報じられた。
 1文字ずつ区切って意味のある文章かどうかを解析することで、くだけた口語調の日本語でも内容を判別できるという。従来の技術から精度が向上し、質問サイト「Yahoo!知恵袋」に導入したところ、利用者の4割がサービスの改善を認識したとされる。今後の業績への貢献が期待され、株価は上昇している。

★10:05  ヤマシタヘルスケア-急落 今期18%営業減益見込む 前期営業益は3.7億円で着地
 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265.T>が急落。同社は11日に、19.5期通期の営業利益予想を3.1億円(前期比17.7%減)と発表した。
 医療機関に対するコスト削減提案や高付加価値サービスの提案を通じ、多様化するニーズに積極的に対応することで、基盤事業であるSPD事業をはじめ、各分野における医療機器販売事業の拡大を図るとしている。
 併せて発表した、18.5期通期の営業利益は3.7億円だった。同社は2017年12月1日に単独株式移転により設立されたため、前の期比較はできない。
 医療機器販売業では、一般消耗品分野においてSPD契約施設における医療機器消耗品の売り上げが増加した。低侵襲治療分野では、電子内視鏡システムなどの内視鏡備品や腹腔鏡システムなどのサージカル備品の売り上げが増加したとしている。

★10:14  ライフネット-丸三が目標株価引き上げ 勢いのある事業展開を評価
 ライフネット生命<7157.T>がもみ合い。丸三証券では、契約獲得に弾みがついており、勢いのある事業展開を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価は540円→690円と引き上げた。
 早期に受容する層の加入一巡などにより、同社は契約獲得に苦戦していた。しかし、営業費用の積極投下や新商品投入、「auの生命ほけん」の寄与などにより、前18.3期の契約純増数は2.4万件(前期は1.4万件)と回復傾向を示した。また、今期から経常黒字化が見込まれるため、業績に不安を持っていた一部の契約者に安心感が広がる見通し。丸三では21.3期まで、毎期約2.3万件の契約純増を予想しているとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,079.70 +117.90
TOPIX 2,677.45 +14.30
グロース250 659.87 +9.75
NYダウ 37,753.31 -45.66
ナスダック総合 15,683.37 -181.88
ドル/円 154.36 -0.02
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ