旭化学-大幅続伸 「1-チオグリセロール」抗体医薬連続生産プロセスでの活用を推進
旭化学工業<7928.T>が変わらずを挟んで大幅に4日続伸。7月12日付け化学工業日報で、同社が有機硫黄化合物「1-チオグリセロール」の抗体医薬連続生産プロセスでの活用を推進すると伝えられた。
抗体医薬を分離・精製するダウンストリームにおけるカラム洗浄の過程で用いる。優れた還元能力を有し、安全性も高く、水溶性である1-チオグリセロールを他の洗浄薬剤に混ぜることで、より効率的な洗浄を可能にする。
同社は昨夏より活用の検討を重ね、4月に「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合」(MAB)に加盟。現在、研究員1人を出向させ、MABとともに研究を進めている。MABでは連続生産の実現を2018年度以降の研究開発テーマとしており、同社ではその一助となりたい考えと報じられた。
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