〔Market Flash〕銀行株の「持たざるリスク」が意識され始める~JPモルガン

2018/07/20(金) 10:30
【10:30】銀行株の「持たざるリスク」が意識され始める~JPモルガン  JPモルガン証券では、邦銀株は過去1カ月間もTOPIXをアンダーパフォームしたが、その持たざるリスクが意識され始めていると指摘している。邦銀のファンダメンタルズが預貸利ザヤ縮小の減速などにより緩やかに改善する中、バリュエーションはアンダーパフォーム幅を広げていることをその要因に挙げている。7月31日の日銀政策決定会合では、足元で下落している国内CPI(消費者物価指数)を受けて、CPI見通しが引き下げられる見通しと報じられている。日銀のCPI見通しの引き下げは通常は金融株にネガティブであるが、JPモルガンでは、この要因はすでに6月中旬に株価に織り込まれたとみており、ここからのダウンサイドはあったとしても、一時的にとどまると予想している。むしろ、CPI見通しが現実的な水準に引き下げられた後の展望から、銀行株の持たざるリスクが意識される展開が考えられるとコメントしている。 【10:00】食品セクター 1Q業績低調の中での銘柄選別~SMBC日興  SMBC日興証券では食品セクターに関して、3月期決算企業の19.3期1Qは総じて弱い決算になると予想している。SMBC日興カバレッジ14社の1Q営業利益は、前年同期比+2.7%の緩やかな増益を想定している。売上成長による増収効果の縮小に加え、原材料費、物流・人件費などのコストアップが収益の伸びを圧迫するとみている。1Q決算に向けては、(1)1Q が業績のボトムで、2Q以降は増益に転じるか、悪材料の出尽くし感が強まること、(2)1Qに増益が見込まれ、その後の業績にも安心感があること―の2点を銘柄選別のポイントとして挙げている。銘柄候補としては、(1)ではヤクルト本社(2267)、日清製粉G本社(2002)、キユーピー(2809)、日本ハム(2282)、(2)では、日清食品HD(2897)などを挙げている。 【9:30】6月貿易統計 実質輸出は小幅増も前月の減少を取り戻せず~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、6月の貿易統計を受けてリポートしている。6月の輸出金額は前年比+6.7%と伸び率は前月から縮小、輸出数量の伸びが鈍化した。実質輸出は前月比+0.1%と反発したが、前月の大幅減を取り戻すことはできなかった。対米国自動車輸出の減少に加えて、対アジア機械器具輸出の鈍化が輸出減の主因となっている。一方、ICなどの電子部品輸出は引き続き堅調であった。4-6月期でみると、実質輸出は4四半期ぶりの前期比減少。ただし、エネルギー輸入減で実質GDPに対する外需寄与はプラス見込み。三菱UFJMSでは、対先進国自動車輸出の反発は見込みにくく、機械器具の受注動向は鈍化が続いていることから、当面の輸出は低調な推移が続くと見込んでいる。 【8:45】寄り前気配は大気社、科研薬、東邦HD、セイノーHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、大気社(1979) +8.35%、科研薬(4521) +5.41%、東邦HD(8129) +5.21%、セイノーHD(9076) +4.65%、セ硝子(4044) +4.48%、豊田合(7282) +4.47%、東海カ(5301) +4.47%、イオンFS(8570) +4.41%、田辺三菱(4508) +4.06%、不二油(2607) +4.01%などが高い気配値。  一方、ネクソン(3659)-22.45%、阿波銀(8388)-14.56%、TSテック(7313) -8.05%、オンワードH (8016) -6.56%、久光薬(4530) -6.12%、アルフレッサ (2784) -4.85%、スズケン(9987) -4.76%、日梱包(9072) -4.18%、栗田工(6370) -3.80%、TC-Lea (8439) -3.72%などが安い気配値となっている。
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