〔Market Flash〕FAのダウンサイドは織り込まれつつある~大手外資系証券

2018/07/25(水) 10:45
【10:45】FAのダウンサイドは織り込まれつつある~大手外資系証券  ゴールドマン・サックス証券では機械セクターの投資見解についてまとめている。FA(Factory Automation)サブセクターに関しては、安川電機(6506)の1Q決算や、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)の1Q単体受注高/業績動向を受けて、関連銘柄群は大きく調整した。しかしGSでは、すでに短期業績期待および受注モメンタム動向について、株式市場の期待値は大きく切り下がっており、株価および業績見通しについてのダウンサイドリスクはおおむね織り込まれつつあると考えている。足元が良好であるがゆえに今後のピークアウトの公算が高い他のサブセクターよりも、すでにモメンタム鈍化/悪化が見えているFAサブセクターを選好する逆張り姿勢をGSでは継続しており、個別では安川電機、ファナック(6954)、ハーモニック、ダイフク(6383)、CKD(6407)などを買い推奨している。 【10:15】次世代電池として有力な全固体電池~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、自動車向け二次電池の市場規模は、18年に41.9GWh、20年に70.4GWh、25年に126.0GWhと大幅増を想定している。25年くらいまではLiB電池が主役を担うとみているが、(1)安全性・信頼性、(2)質量エネルギー密度、(3)作用環境温度、(4)急速充電―の解決には次世代電池の開発が不可欠と指摘。全固体電池がその最有力候補になると考えている。また、LiB電池から全固体電池にシフトした場合の素材メーカーのポイントとしては、(1)電解質はプレーヤーが大きく変わる可能性、(2)セパレータは全固体電池では必要なくなるが界面処理技術として生きる可能性、(3)極材(正極材・負極材)については既存プレーヤーに強み―という3点を挙げている。 【9:50】MSCI定期見直しでは昭和電工の採用とスルガの除外を予想~みずほ  みずほ証券では、MSCIが日本時間8月14日早朝にQuarterly Index Review(QIR) を発表することを受けて、入れ替え銘柄を予想している。みずほでは、昭和電工(4004)の新規採用と、スルガ銀行(8358)の除外を予想している。なお、銘柄入れ替えは8月31日引け基準で実施される。 【9:30】ビジネスソフト・ITサービスは環境良好だが昨年とは異なる~SMBC日興  SMBC日興証券ではビジネスソフト・ITセクターのファンダメンタルズは良好と捉えている。日本企業の2018年度のIT予算は前年度以上に増加し、需給ひっ迫から利益率も改善すると見込んでいる。4-6月期に関しては、セクター合計で10%以上の営業増益を予想している。一方で、システム開発量は頭打ちとなっており、需給ひっ迫による受注条件改善だけでは、好業績は長続きしないことには留意が必要と指摘。来期以降も見据えた銘柄選択を重視したいとしており、個別ではNTTデータ(9613)、野村総合研究所(4307)、大塚商会(4768)に注目している。 【8:45】寄り前気配はテレビ朝日、ニフコ、ニッパツ、長瀬産が高い気配値  主力株の寄り前気配では、テレビ朝日(9409)+15.78%、ニフコ(7988)+11.47%、ニッパツ(5991)+10.91%、長瀬産(8012)+10.77%、コンコルディ (7186) +9.90%、ケーズHD(8282) +8.86%、NOK(7240) +8.79%、横河電(6841) +8.08%、宝HD(2531) +8.07%、三住トラスト(8309) +7.08%などが高い気配値。  一方、日立ハイテク(8036)-14.19%、南都銀(8367) -6.09%、広島銀(8379) -5.40%、静岡銀(8355) -4.37%、JR東海(9022) -4.10%、ITHD(3626) -2.96%、島忠(8184) -2.88%、ジャフコ(8595) -2.87%、豊田合(7282) -2.77%、シマノ(7309) -2.72%などが安い気配値となっている。
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