前場コメント No.8 乾汽船、フィンテック、日本特殊陶業、Jストリーム、Jパワーなど

2018/08/10(金) 11:30
★9:11  乾汽船-売り気配 通期営業益を下方修正 1Qは営業黒字転換
 乾汽船<9308.T>が売り気配。同社は9日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の20.7億円から14.1億円(前期比72.6%増)に引き下げると発表した。
 1Qの実績および、倉庫・運送事業における一部倉庫の再開発計画に係る移転補償金について、解体工事の遅延により計上時期を上期から下期へ変更したこと、また、外航海運事業におけるスモールハンディ船市況の想定を見直したことなどを反映し、前回予想を修正した。
 また、19.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は1.4億円の黒字(前年同期は2.3億円の赤字)だった。外航海運事業におけるスモールハンディ船市況の回復などが寄与した。
 併せて、19.3期の期末配当予想を40円→26円(前期は21円)に修正することも発表した。年間配当は46円→32円(前期は24円)となる。

★9:11  フィンテックグローバル-大幅続伸 「ムーミンバレーパーク」開業日が2019年3月16日に
 フィンテック グローバル<8789.T>が大幅に3日続伸。同社は8月9日大引け後に、埼玉県飯能市で開発中の施設「ムーミンバレーパーク」について、開業日を2019年3月16日に決定したと発表した。併せて、施設内の展示施設「KOKEMUS (コケムス) 」「おさびし山」「ムーミン谷」の最新情報を公開した。

★9:13  日本特殊陶業-JPモルガンが目標株価引き上げ 中期成長のコンビクション一段と高まる
 日本特殊陶業<5334.T>が小安い。JPモルガン証券では、中期成長のコンビクションが一段と高まっていると判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を3500円→3800円と引き上げた。
 中国のプラグ出荷は想定以上。同社のシェア拡大努力に加え、中国のEV熱でローカル企業に対する競争力が高まっていると考えられる。業績予想を上方修正、目標株価は19年度PER13倍で算出。TOPIX、電子部品セクターを大きくアウトパフォームしているが、ディスカウトされたマルチプルと安定した2ケタ前後の利益成長見通しを考慮すれば、引き続き投資妙味ありと考えるとした。

★9:14  Jストリーム-反発 広告配信のワンストップサービス「Toucheee」提供開始
 Jストリーム<4308.T>が反発。同社は8月9日大引け後に、見るだけの動画ではなく、視聴者が動画に触れ、参加し、次のアクションを促すことができるインタラクティブ動画を制作し、それを、SNS、アドネットワークへ広告配信できるワンストップサービス「Toucheee(タッチィー)」の提供を開始したと発表した。
 今回、Jストリームのビジネスアドパートナーであるg&h(Spotful Japan)やタッチスポット、パロニム、MILなど複数社と連携し、インタラクティブ動画の企画・制作、広告配信、分析までを一元管理して、サービス提供を行うとした。

★9:15  Jパワー-JPモルガンが目標株価引き上げ 2Qは為替影響不安も堅調な進ちょくに期待
 Jパワー(電源開発)<9513.T>が売り買い交錯。JPモルガン証券では、2Qは為替影響不安も堅調な進ちょくに期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を3520円→3580円と引き上げた。
 1Q決算および取材を踏まえて業績予想を修正。2Qに向けて為替差損の拡大や、足元での磯子発電所の計画外停止が不安を募るが、進ちょくは良好と予想。通期の見通しとしても、修繕費の改善や火力利用率の改善などにより依然上ブレ着地を見込んでいるとした。
 1Qの進ちょく率は修繕費の期ずれ影響などもあって高い進ちょくとなったが、2Qは為替差損が見込まれることに加え、足元の磯子火力の計画外停止(2カ月予定)が影響し、やや不安を醸成する状況。一方、高気温による取引所の価格高騰による恩恵や、コスト削減も順調に進むことを予想しているとし、進ちょく・通期の見通しともに良好。早ければ、2Q時点において上方修正に踏み切る可能性はあるとの見方を示した。


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