前場コメント No.12 ホンダ、トヨタ、アンリツ、シスメックス、キーエンスなど
★10:37 ホンダ-CSが目標株価引き下げ 株価バリュエーションは依然過度に割安
ホンダ<7267.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、株価バリュエーションは依然過度に割安として、投資評価「OUTPERFORM」を継続した。バリュエーションの見直しにより、目標株価は4200円→4100円と引き下げた。
株価バリュエーションは過去5年間の平均値に対し、依然-2σの割安水準にあり、今後業績の上振れ確度が高まるとともに是正される見込み。米国の通商政策や新興国通貨安といったマクロリスクがバリュエーション切り下がりの一因と考えられる。メキシコの水害影響で今期の業績目線はやや切り下がったものの、同社見通しに対する上振れ余地は依然大きいとの見方は変わらず。ネットキャッシュは積み上がっており、今後も機動的な自社株買いの実施が期待されるとした。
ホンダ<7267.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、株価バリュエーションは依然過度に割安として、投資評価「OUTPERFORM」を継続した。バリュエーションの見直しにより、目標株価は4200円→4100円と引き下げた。
株価バリュエーションは過去5年間の平均値に対し、依然-2σの割安水準にあり、今後業績の上振れ確度が高まるとともに是正される見込み。米国の通商政策や新興国通貨安といったマクロリスクがバリュエーション切り下がりの一因と考えられる。メキシコの水害影響で今期の業績目線はやや切り下がったものの、同社見通しに対する上振れ余地は依然大きいとの見方は変わらず。ネットキャッシュは積み上がっており、今後も機動的な自社株買いの実施が期待されるとした。
★10:42 トヨタ-CSが目標株価引き下げ 株価はマクロリスクを織り込む局面へ
トヨタ自動車<7203.T>が続落。クレディ・スイス証券では、株価はマクロリスクを織り込む局面へとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は7950円→7850円と引き下げた。
株価は年初来、日本自動車セクター平均をアウトパフォームしてきたが、期待通り堅調な業績が見られた1Q決算発表後には一転してアンダーパフォーム。日本自動車セクターの主力銘柄として、米国の輸入関税引き上げ、新興国通貨安といったマクロリスクを織り込む局面へ移行したとみられる。同社が保守的な前提を置く円/ドルなどの先進国通貨影響や、原価改善の上積み、品質関連費用の抑制といった増益ファクターが期待される一方で、マクロ要因によって株価の動きは当面弱含むことが予想されるとした。
トヨタ自動車<7203.T>が続落。クレディ・スイス証券では、株価はマクロリスクを織り込む局面へとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は7950円→7850円と引き下げた。
株価は年初来、日本自動車セクター平均をアウトパフォームしてきたが、期待通り堅調な業績が見られた1Q決算発表後には一転してアンダーパフォーム。日本自動車セクターの主力銘柄として、米国の輸入関税引き上げ、新興国通貨安といったマクロリスクを織り込む局面へ移行したとみられる。同社が保守的な前提を置く円/ドルなどの先進国通貨影響や、原価改善の上積み、品質関連費用の抑制といった増益ファクターが期待される一方で、マクロ要因によって株価の動きは当面弱含むことが予想されるとした。
★10:48 アンリツ-CSが目標株価引き上げ モバイル開発用売上高は過去ピーク並みへ改善
アンリツ<6754.T>が小安い。クレディ・スイス証券では、モバイル開発用売上高は過去ピーク並みへ改善していると判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は750円→1620円と引き上げた。
今19.3期~来20.3期業績予想を上方修正。5G期待で過去のLTE初期並みのピークバリュエーション(TOPIX相対PER 2.0倍)、来20.3期~21.3期平均並みの業績期待(営業利益110億円水準)が株価に織り込まれているとみられる。今19.3期1Qでの計測のモバイル開発の四半期売上高が過去ピークに迫っており、今後の株価上昇には5Gスマホ端末の量産拡大が必要と指摘。
アンリツ<6754.T>が小安い。クレディ・スイス証券では、モバイル開発用売上高は過去ピーク並みへ改善していると判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は750円→1620円と引き上げた。
今19.3期~来20.3期業績予想を上方修正。5G期待で過去のLTE初期並みのピークバリュエーション(TOPIX相対PER 2.0倍)、来20.3期~21.3期平均並みの業績期待(営業利益110億円水準)が株価に織り込まれているとみられる。今19.3期1Qでの計測のモバイル開発の四半期売上高が過去ピークに迫っており、今後の株価上昇には5Gスマホ端末の量産拡大が必要と指摘。
★10:49 シスメックス-もみ合い 顧客向けトレーニング施設を拡張し「Center for Learning」開設
シスメックス<6869.T>がもみ合い。同社は16日に、米州地域の統括現地法人であるシスメックスアメリカが、北米(米国・カナダ)の事業拡大に伴うバーチャルトレーニングの需要拡大を見据え、顧客向けおよび自社技術スタッフ向けのトレーニング機能を1カ所に集約し、拡張した新たなサポート拠点「Center for Learning」を開設したと発表した。
バーチャルトレーニングは、専門家による講義と、実際の装置を用いたデモを通じて操作方法を習得する実技研修で構成され、顧客は、検査室に設置された端末を用いて遠隔地から講義に参加するものという。「Center for Learning」は、オンサイトトレーニングを含む直近の顧客向け研修提供能力(キャパシティ)を約2倍に拡張したとしている。
シスメックス<6869.T>がもみ合い。同社は16日に、米州地域の統括現地法人であるシスメックスアメリカが、北米(米国・カナダ)の事業拡大に伴うバーチャルトレーニングの需要拡大を見据え、顧客向けおよび自社技術スタッフ向けのトレーニング機能を1カ所に集約し、拡張した新たなサポート拠点「Center for Learning」を開設したと発表した。
バーチャルトレーニングは、専門家による講義と、実際の装置を用いたデモを通じて操作方法を習得する実技研修で構成され、顧客は、検査室に設置された端末を用いて遠隔地から講義に参加するものという。「Center for Learning」は、オンサイトトレーニングを含む直近の顧客向け研修提供能力(キャパシティ)を約2倍に拡張したとしている。
★10:55 キーエンス-CSが目標株価引き下げ 来期以降の成長シナリオは不変
キーエンス<6861.T>が底堅い。クレディ・スイス証券では、今19.3期業績予想を小幅減額するが、来期以降の成長シナリオは不変とし、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は67000円→65000円と引き下げた。
中国を中心とするアジア地域で需要が鈍化、加えて国内需要もモメンタムが鈍化しそう。ただし、新製品投入効果や海外拠点整備などに伴う自力成長力は不変。22.3期辺りにも営業利益5000億円が狙えるとの見解を維持するとした。
中国を中心としたアジア地域における需要鈍化(=スマホや半導体関連向け)を加味、今19.3期営業利益予想を3500億円から3380億円(IBES予想3425億円)へ減額。しかし、同社の高い需要創出能力は不変と考え、来20.3期以降の業績予想は従来予想を据え置くとした。
キーエンス<6861.T>が底堅い。クレディ・スイス証券では、今19.3期業績予想を小幅減額するが、来期以降の成長シナリオは不変とし、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は67000円→65000円と引き下げた。
中国を中心とするアジア地域で需要が鈍化、加えて国内需要もモメンタムが鈍化しそう。ただし、新製品投入効果や海外拠点整備などに伴う自力成長力は不変。22.3期辺りにも営業利益5000億円が狙えるとの見解を維持するとした。
中国を中心としたアジア地域における需要鈍化(=スマホや半導体関連向け)を加味、今19.3期営業利益予想を3500億円から3380億円(IBES予想3425億円)へ減額。しかし、同社の高い需要創出能力は不変と考え、来20.3期以降の業績予想は従来予想を据え置くとした。
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