前場コメント No.3 スルガ銀行、LIXILG、リンナイ、オールアバウト、デイトナなど

2018/09/21(金) 11:30
★9:02  スルガ銀行-買い気配 創業家が株売却意向と報道 ガバナンス立て直し急ぐ
 スルガ銀行<8358.T>が買い気配。21日付けの日本経済新聞朝刊は、スルガ銀行の創業家が関連企業などを通じて保有している同行株を売却する意向であることがわかったと報じた。
 記事によれば、創業家出身の岡野光喜前会長は投資用不動産などへの不適切な融資の責任をとって辞任したが、資本面でも創業家の関与をなくし、機能不全だったガバナンス(企業統治)の立て直しを急ぐとしている。

★9:02  LIXILG-売り気配 CSが「UP」へ引き下げ 短期業績やのれん償却が懸念材料
 LIXILグループ<5938.T>が売り気配。クレディ・スイス証券では、短期業績やのれん償却が懸念材料と判断。投資評価を「NEUTRAL」→「UNDERPERFORM」、目標株価は2300円→1700円と引き下げた。
 株価が織り込む要因は、(1)19.3期会社計画の下方修正、(2)20.3期事業利益が減益となる可能性、(3)販売価格の引き上げの遅れと考えられる。
 9月14日の日本経済新聞によれば、IFRSを策定する国際会計基準審議会が、のれんの費用計上の義務付けの議論を始め、2021年には内容を決定するとのこと。同社の会計基準はIFRSであり、現状ではのれんの償却は必要ない。しかし、日本基準と同様にのれんの償却が必要となった場合は、のれんの償却費は営業利益に対して100億円程度の減益要因となる。18年3月末時点ののれんは1873億円であったと指摘。

★9:02  EMネットJ-買い気配スタート/マザーズ上場 寄り前6800円
 韓国インターネット広告代理店の日本子会社、イーエムネットジャパン<7036.T>はきょう、東京証券取引所のマザーズ市場に上場した。公開価格3000円の買い気配で始まり、差し引き約 15万株の買い越し。寄り前気配は6800円前後だった。
 主幹事はみずほ証券で公開株式数は25万9900株。検索連動型広告(リスティング広告)、運用型ディスプレー広告を中心とした運用型広告を企画から運用、効果分析、改善提案まで一括して提供するインターネット広告事業を展開している。

★9:03  リンナイ-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 2Q決算発表時に下方修正を予想
 リンナイ<5947.T>が小安い。クレディ・スイス証券では、2Q決算発表時に下方修正を予想。投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」、目標株価を12200円→8700円と引き下げた。
 国内の事業環境は厳しい。1Qでは海外の利益比率が国内よりも高いことを確認。国内の事業環境が厳しくとも、海外の利益成長が国内の減益幅を上回れば、住宅セクターにおける同社の相対的な評価が高まる可能性はある。ただし、注意が必要なのは、短期的な株価動向と指摘。
 2Q決算発表時に、同社は通期会社計画を下方修正すると予想。株価が反発するのは、2Q決算の発表後になる見通し。短期的には株価の下落が続く可能性に留意が必要とした。

★9:03  オールアバウト-売り気配 通期営業益を下方修正 コンテンツ提供売り上げが計画下回る
 オールアバウト<2454.T>が売り気配。同社は20日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の7.0億円から3.8億円(前期比43.1%減)に引き下げると発表した。上期において、マーケティングソリューションセグメントで、コンテンツ提供売り上げやエディトリアル広告などの受注が計画を下回って推移したことなどが響く。
 また、19.3期上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来の2.2億円の黒字から0.3億円の赤字(前年同期は3.2億円の黒字)に引き下げた。

★9:03  デイトナ-買い気配 株主優待制度を変更 100株以上200株未満の株主も対象に
 デイトナ<7228.T>が買い気配。同社は20日に、株主優待制度を変更すると発表した。新たに100株以上200株未満の株主を株主優待制度の対象とし、同社オリジナルQUOカード1000円を贈呈する。また、従来の優待制度には選択できる優待品(カタログギフト)を追加する。変更は、2018年12月31日(基準日)の株主から実施する。


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