前場コメント No.11 タチエス、ヤマハ発動機、NTT、トヨタ、レンゴーなど

2018/09/28(金) 11:30
★9:56  タチエス-急落 通期営業益を下方修正 中南米の得意先の洪水に伴う操業停止で
 タチエス<7239.T>が急落。同社は27日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の80億円から68億円(前期比21.5%減)に引き下げると発表した。中南米での得意先の洪水に伴う操業停止による影響などにより、前回予想を下回る見込みとなった。
 また、19.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想は従来の35億円から30億円(前年同期比33.7%増)に引き下げた。

★10:00  ヤマハ発動機-みずほが目標株価引き下げ 先進国二輪車の収益改善が待たれる
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日続伸。みずほ証券では、先進国二輪車の収益改善が待たれるとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3500円→3150円と引き下げた。
 マリン事業や新興国二輪車で堅調な業績が期待できる一方、先進国二輪車や特機の利益改善が遅れている。先進国二輪車は、赤字の続く北米でディーラー在庫水準の低減など販売面での改革に取り組んでいるが、業績面での改善には時間がかかる印象。今後の構造改革の進ちょくを確認したいとした。

★10:02  NTT-反発 NTT-ATがネットワーク×セキュリティやAI×ロボティクスを強化
 NTT<9432.T>が3日ぶり反発。同社傘下のNTTアドバンステクノロジ(川崎市、NTT-AT)は9月27日大引け後に、10月1日に「2020推進室」と「AIロボティクス事業推進室」を設置し、重点事業分野の強化を図ると発表した。これまで“トータルソリューション” “セキュリティ” “クラウド・IoT” “グローバル”を重点事業分野と位置づけてきたが、新たに“AI×ロボティクス”を加え、ビジネスを展開するとしている。

★10:02  トヨタ-みずほが目標株価引き下げ 中長期の成長を見据えて事業の見直しが進む
 トヨタ自動車<7203.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、中長期の成長を見据えて事業の見直しが進んでいるとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は7600円→7400円と引き下げた。
 今19.3期は販売台数の減少が続き、業績の大きな伸びは期待し難い局面。一方、自動車に求められるニーズが大きく変化する中、同社はモビリティカンパニーへの変革に向け、電動化、自動運転、コネクティッド、シェアリングなど全方位で競争力強化を進めており、グループ内再編やパートナーづくりも積極化、中期的なスタンスでは注目される。株主還元を積極的に行っている点は評価できるとした。

★10:06  レンゴー-急騰 王子HDの段ボール製品値上げとの報道で追随を期待か
 レンゴー<3941.T>が急騰。28日付の日本経済新聞朝刊は、王子ホールディングス<3861.T>傘下のグループ2社が段ボール原紙と段ボール製品の価格を引き上げると報じた。板紙専業首位である同社も追随するとの期待から買いが入っているもよう。
 記事によれば、古紙や重油など原燃料価格の上昇を転嫁するのが狙いで、同業他社も追随するとみられるという。段ボールはインターネット通販など幅広い商品の配送に使われることから、サービス料金などにも波及する可能性があるとしている。

★10:08  日産化学-UBSが目標株価引き上げ 安定高成長株の代表格
 日産化学<4021.T>が反発。UBS証券では、安定高成長株の代表格と注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5800円→6700円と引き上げた。
 適用バリュエーションを見直したことにより、目標株価を増額。国内化学株のうち、EPS成長率の高い銘柄の平均PERは直近1カ月間にて大幅に上昇。同社のPERも高まったが、今後5年間のEPS予想成長率に鑑みれば依然割安感があると判断。直近1カ月間で株価が19%上昇(TOPIXは7%上昇)したため、短期的な投資妙味はやや薄れたと考えられるが、安定的な高い利益成長により、中長期での株価の上昇基調の継続が期待できるとした。営業利益は今19.3期395億円、来20.3期444億円と予想。


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