〔Market Flash〕10月・11月はアベノミクス相場の「肝」に~大和

2018/10/02(火) 12:46
【12:45】10月・11月はアベノミクス相場の「肝」に~大和  大和証券では、アベノミクス相場の下での東京株式市場では、10月から11月にかけての上昇が目立つことを指摘している。2012年以降は6年連続で上昇しており、これは2011年までの傾向とは様変わりとなっているとのこと。この時期の株価上昇の背景として、大和では政策期待の高まりを挙げている。当年度の補正予算や来年度予算が話題となる時期に、実際の政策がマーケットで評価されたとみられる。それに加えて、中間期末後のこの時期には、企業の上方修正期待が高まることも押し上げ材料になったと考えている。過去の同時期には電機や精密をはじめ、輸出関連のハイテクセクターが上昇をけん引していることを指摘しており、今年前半が軟調であったこれらのセクターが巻き返す展開に期待している。 【11:00】デジカメ8月統計 一眼レフの減少続く~ジェフリーズ  ジェフリーズ証券では、カメラ映像機器工業会(CIPA)が1日に発表したデジカメ8月統計を受けてリポートしている。8月出荷は一眼レフが63万8千台(前年比-10.8%)となり、2カ月連続で2ケタ減となった。ミラーレスは29万台(同+2.4%)であった。ニコン(7731)やキヤノン(7751)はフルサイズミラーレス新製品を発表しており、販売開始は9月下旬以降となるが、8月は比較的動きが乏しい数字となったとジェフリーズでは捉えている。そのため、9月以降のミラーレスの単価、新製品投入にともなう一眼レフ市場への影響が注目されるとコメントしている。 【10:30】9月日銀短観 コスト増と円高想定で業況判断が悪化~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、9月の日銀短観を受けてリポートしている。大企業の業況判断 DIは製造業が3四半期連続の悪化となった。コスト増の影響を受けた素材業種や、受注に鈍化が見られる生産用機械の業況が悪化した。ただし、円高水準で維持された想定為替が業況下押し要因となっており、足元の為替水準が続けば上方修正余地もあると三菱UFJMSでは考えている。非製造業はエネルギー価格や人件費の上昇といったコスト増が下押し要因となり、前回比-2ptと悪化した。収益計画は上方修正だが、円高前提により利益計画は慎重。設備投資計画は大企業が高い計画を維持し、中小企業でも9月時点としては高い伸びとなった。これらの点から三菱UFJMSでは、収益計画は慎重でも設備投資拡大は続く公算が大きいと考えている。 【9:55】米国株は高値波乱、乱高下の展開も~みずほ  みずほ証券では、テクニカルリポートで米国株について考察している。米国主要3指数は手仕舞い売りが膨らむ可能性があり高値波乱、乱高下が予想されるとコメント。下落した場合、11月6日の米中間選挙までは、-3%~-5%程度の小幅な下げにとどまると予想している。当面は乱高下を伴い、史上最高値更新の可能性があるとみているが、当面の上値メドは、ダウ平均で27000ドル、ナスダックで8150p、S&P500で3000pと想定している。ただし、中間選挙後から19年2月の間には-10%超程度の大きな調整局面があると考えている。 【9:30】不動産セクターを「中立」に引き下げ、融資姿勢を注視したい~SMBC日興  SMBC日興証券では、不動産セクターの業種格付けを「強気」から「中立」に引き下げている。理由には、(1)金融機関の不動産業に対する緩和的な融資姿勢はピーク水準にあり、個人向け不動産投資ローンにおける厳正化などの方向感も考えれば、緩和姿勢がこれ以上強まる可能性は低いとみられること、(2)好調なオフィス市況は続くとみるものの、バリュエーションを引き上げるような大幅な空室率低下やさらなる賃料上昇加速の可能性は限定的とみること、(3)株主還元の強化やROE引き上げなどコーポレート・ガバナンス改善の動きが拡充すると期待するものの、他セクターを大きく上回るような大幅な改善は見込みにくいこと、(4)目標株価算出の際のバリュエーションを変更し、株価のアップサイド余地が縮小したこと―などを挙げている。 【8:45】寄り前気配は小野薬、リンナイ、ニフコ、北国銀が高い気配値  主力株の寄り前気配では、小野薬(4528)+19.84%、リンナイ(5947) +6.93%、ニフコ(7988) +6.58%、北国銀(8363) +5.33%、セイノーHD(9076) +5.00%、阿波銀(8388) +4.96%、ダイセキ(9793) +4.77%、ほくほく(8377) +4.44%、ケーヒン(7251) +4.04%などが高い気配値。  一方、TSIHD(3608)-12.48%、豊田織機(6201) -5.02%、特殊陶(5334) -4.41%、丸井G(8252) -3.07%、第一生命(8750) -2.55%、バンナムHD(7832) -1.95%、NTT都市(8933) -1.94%、セガサミーH (6460) -1.82%、レオパレス21(8848) -1.24%、マツモトキヨ (3088) -1.21%などが安い気配値となっている。
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