住友化学-3日続落 愛媛工場で飼料添加物メチオニンの新プラントが完成
住友化学<4005.T>が3日続落。同社は4日に、飼料添加物メチオニン製造設備1系列の建設工事が完了したと発表した。
メチオニンは、動物の体内で合成することができない必須アミノ酸の一種で、トウモロコシなどを主原料とする鶏の飼料はメチオニンが不足していることが多いため、鶏肉や鶏卵の生産性向上を目的に、飼料添加物として広く使用されているという。なお、メチオニン市場は、足元年率6%程度で成長しており、引き続き同程度での伸びが期待されている。
今回新設した1系列の生産規模は年産約10万トンで、増強後の生産能力は既存設備と合わせて年産約25万トンになるとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
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