〔Market Flash〕9月は訪日客数の伸びが一段と鈍化する可能性~大和

2018/10/15(月) 13:43
【13:40】9月は訪日客数の伸びが一段と鈍化する可能性~大和  大和証券では、16日(火)に発表される9月の訪日外客数に注目している。8月は同月の過去最高を更新したが、7月の天候不順などの余波もあり、前年同月比の伸び率は低下した。9月は関西国際空港の閉鎖を招いた大型台風や北海道自身の影響から、訪日外客数の伸びが一段と鈍化する可能性があると大和では指摘している。また、中国株・人民元安基調の中では、中国からの訪日外客数の鈍化懸念もあることから、今回の結果はインバウンド関連株にも影響を及ぼすと考えている。 【13:25】自動車セクター 中国の減少を踏まえて世界需要予想を下方修正~野村  野村証券では、特に農村部の乗用車需要が弱いことなどを要因に、18年の中国の乗用車需要見通しを下方修正しており、これを踏まえて世界の自動車販売台数(商用車を含む)を、18年は前年比1.9%増→0.8%増、19年には同2.1%増→0.6%増と、従来見通しから引き下げている。主要市場では、米国の自動車販売台数は高原状態が続き、インドと東南アジアの販売増加が中国の減少を十二分に打ち消すとみている。野村がカバーする大手自動車メーカーでは、GMが中国の販売台数減少の影響が最も大きいと想定している一方、フィアット・クライスラーとトヨタ(7203)は、影響が小さいと予想している。 【12:45】米国株は短期的な安値を形成した可能性~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルリポートでは、米国株について考察している。12日の米国株は4日ぶりに反発した。S&P500は前日に200日移動平均線をを大きく下回っていたが、この日は同水準を上回って引けている。三菱UFJMSでは、S&P500は2月安値から9月高値までの上昇に対する61.8%押しとなる2688pが強いサポートとなっているとみており、米国株は少なくとも短期的な安値を形成した可能性があると考えている。 【11:00】長短金利差が拡大するならバリューに妙味~SMBC日興  SMBC日興証券のクオンツリポートでは、足元で米国株が大きく下げる中で米長期金利が下落したが、長短金利差はほとんど縮小しなかったと指摘。長短金利差の拡大は、業績に影響がなくともバリューファクターに追い風になるとみており、今後、長短金利差が拡大傾向を維持すれば、引き続きバリューファクターは安定的なパフォーマンスを示すと考えている。月末から始まる2Q決算発表では、会社予想の修正が注目されるが、上方修正が多くなれば、益利回りなどフローバリューの有効性も高まると予想している。 【10:30】中国経済指標の予想外の下振れには注意~大和  大和証券では、19日(金)に中国の重要経済指標が多数発表されることに注目している。7-9月期実質GDPの市場予想は前年同期比+6.6%と、4-6月期の同+6.7%から伸びが鈍化する見通し。その他の経済指標の伸び率は、前月から小幅な増減にとどまると予想されている。米中貿易摩擦の深刻化などを背景に中国の景気減速懸念が高まっていることもあり、予想外の指標の下振れには注意したいとコメントしている。 【10:00】2Q決算は実体ベースで10%弱の経常増益を予想~野村  野村証券では、実体ベースの2Q業績はトップダウンの観点から「5%弱の増収、10%弱の経常増益」と予想している。おおむね前年同期比1桁台前半の増益を見込むボトムアップ予想を上回ると想定している。ただし、現在のRussell/Nomura Large Cap(除く金融)のボトムアップ予想では、下期予想が前年同期比13.1%経常増益予想と非現実的なまでに高く、2Q決算発表を経て、どの程度現実的な水準まで低下するかが一つの注目点になると考えている。足元のリビジョンインデックスにも勢いはなく、2Q決算発表後には若干のマイナス圏で推移すると予想している。 【9:40】ITサービスは構造的に投資の増加が続く~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではITサービスセクターに関して、働き方改革やスマート工場に代表されるIoT需要やオムニチャンネル強化など、企業の生産性向上を狙うIT投資需要は引き続き旺盛であると考えている。注目銘柄には、SCSK(9719)、富士通(6702)、富士ソフト(9749)を挙げている。SCSKは強みである基幹系システム再構築需要の取り込みが順調と指摘。富士通はノンコア事業の再構築を評価するステージにあると判断している。富士ソフトは高い受注モメンタムの持続性がトップ水準と評価している。 【8:45】寄り前気配はグローリー、ネットワン、トレンド、日産化が高い気配値  主力株の寄り前気配では、グローリー(6457) +7.99%、ネットワン(7518) +4.80%、トレンド(4704) +3.97%、日産化(4021) +3.83%、東亜合成(4045) +3.74%、NTT都市(8933) +3.61%、キッコーマン(2801) +3.55%、エムスリー(2413) +3.49%、サンドラッグ(9989) +3.33%などが高い気配値。  一方、前田道(1883)-15.92%、富士重(7270) -7.50%、豊田織機(6201) -5.21%、アダストリア(2685) -4.55%、中国銀(8382) -4.49%、広島銀(8379) -3.77%、アイシン精(7259) -3.62%、山口FG(8418) -3.23%、関西ペ(4613) -2.91%、TDK(6762) -2.91%などが安い気配値となっている。
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