〔Market Flash〕2019年末のドル円予想を120円に引き上げ~野村

2018/10/18(木) 13:46
【13:45】2019年末のドル円予想を120円に引き上げ~野村  野村証券ではドル円に関して、ドル円のメーンシナリオを上方修正しており、2018年末/19年末の新しい予測値は115円/120円と、従来の110/110円から大幅にドル高・円安水準に引き上げている。ドルの上昇余地が大きいと見込む根拠としては、(1)FRBの利上げ根拠姿勢の強さ、(2)対して日本では、日銀の7月の「枠組み強化」で金利引き上げへの「出口」の遠さが市場に浸透し、日米金利差拡大の見通しが視界良好となっていること、(3)9月末の日米首脳会談で自動車関税や為替への言及がなく、「日本が狙い撃ちになる」との円高論が杞憂であることがはっきりしたこと、(4)対外証券・直接投資の積極化、原油高の継続による貿易収支の大幅悪化―の4点を挙げている。 【13:15】MSCI半期見直し 日本スタンダード指数は3増3減と予想~SMBC日興  SMBC日興証券では、11月に発表されるMSCIの半期見直しに関して、銘柄入れ替え予想を行っている。MSCI Japan スタンダード指数では、MonotaRO(3064)、ピジョン(7956)、朝日インテック(7747)の3銘柄の採用と、マブチモーター(6592)、東京建物(8804)、CYBERDYNE(7779)の3銘柄の削除を予想している。また、スタンダード指数から削除される3銘柄はすべて小型株に採用され、新たに採用される3銘柄はすべて小型株から削除されることから、これらの銘柄も合わせて、日本の小型株指数では9銘柄の採用と9銘柄の削除を見込んでいる。なお、入れ替えは日本時間の11月14日早朝に変更内容が公表され、11月30日引けで実施される予定となっている。 【12:40】ドル調達コストの上昇がドル円の下支えに寄与~東海東京  東海東京調査センターでは為替リポートの中で、足元でドルの調達コストが急上昇していることを指摘している。米金利の上昇に加えて、円を元手としてドルを調達する際にかかるベーシスコスト(需給コスト)が急上昇していることが背景にある。ベーシスコストの上昇は、年末(12月)や年度末(来年3月)を意識したドル資金需要の高まりが一因で、これは例年9月以降にみられる傾向がある。東海東京では、加えて本邦機関投資家による外債投資の活発化も背景にあるとみている。ドル調達ニーズの上昇に伴うドル不足はドル相場の上昇につながりやすく、ドル円の下支えに寄与すると東海東京では考えている。 【11:00】S&P500は短期的な安値を形成した可能性、戻りを試す展開へ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルリポートでは、S&P500について考察している。S&P500は注目サポートである2688p(2月安値から9月高値までの上昇に対する61.8%押し)付近から反発していることから、少なくとも短期的な安値を形成したと考えている。17日には一時2816pまで上昇し、9月21日高値の2940pから10月11日安値2710pまでの下げの半値戻りとなる2826pに接近した。半値戻りをクリアした際には、次は61.8%戻りとなる2853pを打診すると想定している。また2853pをブレイクすれば、S&P500は中長期の底打ちと考えられるとコメントしている。 【10:30】インバウンド客数は2013年1月以来の前年割れ~みずほ  みずほ証券では、9月の訪日外客数を受けてリポートしている。9月は前年同月比5%減の216万人と、2013年1月以来の前年同月比減少となった。台風21号による関西空港の閉鎖や、北海道胆振東部地震の影響、9月に相次いだ台風による航空便やクルーズ船の欠航などが、特に市場占有度の高い中国、韓国、香港、台湾からの訪日客の減少要因となった。みずほでは、10月の訪日客数の伸びも前年割れする可能性があるとみており、インバウンド関連株の悪材料出尽くしはまだ先になると考えている。また、中国人の娯楽サービスへの支出の割合が高まり、「コト消費」重視の傾向が見られることを指摘しており、ディフェンシブかつ底堅い業績が期待される首都圏の私鉄株を相対的に選好したいとコメントしている。 【9:50】エルニーニョ現象発生年のTOPIXは11月にかけて下落傾向~野村  野村証券では、気象庁が11日にエルニーニョ監視速報で、「秋の間にエルニーニョ現象が発生する可能性が高い(70%)。」と発表したことに注目している。日本ではエルニーニョ現象が発生すると暖冬になる傾向があるとのこと。野村では過去のデータの検証から、エルニーニョ現象が発生した年は、9月末から11月末にかけてTOPIXが下落する傾向が見られたことを指摘している。また、暖冬の場合には年末に向けてアパレルや百貨店関連株に対して逆風が吹く恐れがある点に注意したいとコメントしている。 【9:30】小売の7-9月期決算ではマツキヨとヤマダ電機に注目~SMBC日興  SMBC日興証券では、小売りセクターのカバレッジ5社の7-9月期予想をまとめている。台風や北海道地震の影響を受けて、全般的には現時点の市場予想に対してやや下振れの決算が多いと予想している。決算に向けては、マツモトキヨシ(3088)とヤマダ電機(9831)に注目している。マツモトキヨシの株価はインバウンド減速の懸念で年初来安値水準にあり、決算時にさらに売られた場合には、エントリーの機会になると考えている。ヤマダ電機は特段サプライズのない決算とみているが、2Q決算以降の転換社債取得の可能性に注目している。 【8:45】寄り前気配はダイセキ、山合銀、ウシオ電、セイノーHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ダイセキ(9793) +8.92%、山合銀(8381) +7.82%、ウシオ電(6925) +7.61%、セイノーHD(9076) +7.51%、豊田合(7282) +6.76%、福山運(9075) +6.75%、阿波銀(8388) +6.48%、名銀(8522) +6.15%、北国銀(8363) +5.67%などが高い気配値。  一方、日油(4403)-20.74%、セ硝子(4044)-17.91%、タダノ(6395)-17.00%、ブラザー(6448) -5.25%、スズケン(9987) -5.12%、テレビ朝日(9409) -4.85%、阪和興(8078) -4.70%、上組(9364) -4.68%、SANKYO(6417) -4.53%、堀場製(6856) -3.99%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
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