第一三共-6日続伸 ESMO2018でtrastuzumab deruxtecan第1相臨床試験の最新データ発表

2018/10/23(火) 10:11
 第一三共<4568.T>が6日続伸。同社は22日に、trastuzumab deruxtecanの日米共同第1相臨床試験における、安全性と大腸がん患者の有効性に関する最新データについて、ドイツのミュンヘンで開催中の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2018)で発表したことをリリースした。  安全性については、前治療を受けたHER2発現患者259名において、グレード3以上の有害事象は54.1%、重篤な有害事象は22.8%、原因を問わず死亡に至った有害事象は4.6%だった。予備的有効性については、前治療を受けた再発・進行性大腸がん患者19名において、全奏効率は15.8%(3名/19名)、病勢コントロール率は84.2%(16名/19名)、奏効期間はまだ中央値に達しておらず、無増悪生存期間の中央値は3.9カ月だったという。  本剤については、この試験に加え、さまざまながん種における臨床試験の一環として、HER2発現の再発・進行性大腸がんを対象としたグローバル第2相臨床試験を実施中としている。
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