前場コメント No.8  EG、アルプス、Delta-Fly、タカラバイオ、安川電など

2018/10/23(火) 11:30
★10:27  Eガーディアン-もみ合い メディア運営企業対象に「上場サポートサービス」提供開始
 イー・ガーディアン<6050.T>がもみ合い。同社は22日に、メディアを運営している企業を対象に、上場する際にメディアの監視体制や監視基準の構築をサポートする「上場サポートサービス」の提供を開始すると発表した。

 「上場サポートサービス」は、上場を目指す企業が証券会社とのコミュニケーションに集中できる環境を提供することを目的に、監視基準の提案や監視フローの設計、監視体制の提供、問合せ対応の代行、Webアプリケーション脆弱性検査、取引先・仕入れ先などの反社チェック、上場後のコンプライアンス対策の運用設計などを行うとしている。

★10:29  初値決定-リーガル不は43%高の1972円
 東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場したリーガル不動産<3497.T>の初値は、公開価格1380円の42.90%高となる1972円で付いた。初値出来高は69万4900株で、売買代金は約13.7億円。公開株式数に対する売却率は59.83%だった。

★10:44  アルプス電気-野村が目標株価引き下げ 車載向け減額もカメラアクチュエータ見通しを増額
 アルプス電気<6770.T>が反落。野村証券では、車載向け減額もカメラアクチュエータ見通しは増額修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3500円→3400円と引き下げた。

 野村では自動車の世界販売台数見通しを引き下げた(18~19年の販売成長見通しを1%ポイント強下方修正)ことを主因に、業績予想をわずかに減額。北米OEM向けのエクスポージャーを勘案し、車載モジュール事業の売上と営業利益見通しを主に減額した。
 民生機器向けは、北米スマホ向けアクチュエータの出荷前提を引き上げ、収益予想を引き上げたことから、業績見通しを上方修正している。今年の新モデルでは、メインカメラのアクチュエータが新しくなったが、新アクチュエータではシェアが極めて高いと推察している。設計・量産技術が、秀でていることが背景とコメントしている。

★10:48  Delta-Fly Pharma-反発 DFP-14323・DFP-17729のプレゼンテーション実施
 Delta-Fly Pharma<4598.T>が反発。同社は23日10時35分に、Sofinnova Japan Biopharma Partnering Conference 2018において、抗がん剤候補化合物DFP-14323およびDFP-17729 についてプレゼンテーションを行うと発表した。

 DFP-14323は、がん患者の免疫能を上げる既存薬のウベニメクス(経口抗がん剤)にModuleTechnologyを応用し、がん分子標的薬との併用による新規用途を探索した抗がん剤候補化合物。実地臨床でウベニメクスとがん分子標的治療薬との併用療法を実施した結果、末期肺がん患者の肺原発病巣消失に加えて、多発骨転移及び多発脳転移の消失が認められ、現在、日本国内で肺がん患者を対象とした臨床第2相試験が進行中という。
 DFP-17729は、Module Technologyを応用して免疫チェックポイント阻害薬との併用療法を動物で検討したところ、免疫チェックポイント阻害薬単独療法に比べて、優れた効果が認められたとしている。

★10:48  タカラバイオ-3日続落 AMEDが実施する「遺伝子・細胞治療研究開発基盤事業」に参画
 タカラバイオ<4974.T>が3日続落。同社は22日に、日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「遺伝子・細胞治療研究開発基盤事業」に、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合を通じて参画し、遺伝子治療用ウイルスベクターの大量製造技術の開発に取り組むと発表した。

 同社では、自社の遺伝子・細胞治療薬の開発や再生医療等製品の開発・支援を行うCDMO事業で、数多くの臨床用ウイルスベクターの製造実績があるという。これらで培った技術やノウハウをこの事業に提供し、さらに、日本のアカデミアや企業との連携を通じ、将来のウイルスベクター大量製造などに有用となる国産の技術開発に協力するためにこの事業に参画するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:51  安川電機-CSが目標株価引き下げ 悪材料の出尽くしタイミングを見極めたい
 安川電機<6506.T>が反落。クレディ・スイス証券では、悪材料の出尽くしタイミングを見極めたいとし、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は4000円→3000円と引き下げた。

 今3Q営業利益は前年比11%減の12億円を予想(対計画累計進捗率72%)。2Q決算および
会社計画の下方修正などを踏まえ、今通期予想営業利益を640億円から570億円(会社計画590億円、IBES予想608億円)、来期予想も790億円から575億円(IBES予想658億円)、21/2期
予想も920億円から前年比30%増の750億円へ減額修正した。
 目先はFA各社の今2Q決算と米Appleの設備投資計画、サムスンの設備投資動向に注目。上方リスクはスマホや半導体関連需要の早期回復期待の台頭、ロボット需要に対する先行き安心感の台頭。下方リスクは価格競争の激化、減産損の発生などとみている。

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