後場コメント No.4 JVCケンウッド、日本通運、キッコーマン、任天堂、ABCマートなど

2018/11/01(木) 15:01
★12:54  JVCケンウッド-急騰 上期営業益49%増 オートモーティブ分野の増益で
 JVCケンウッド<6632.T>が急騰。同社は10月31日に、19.3期上期(4-9月)の連結営業利益は35.2億円(前年同期比49.1%増)だったと発表した。通期の会社計画は71.0億円に対する進ちょくは49.5%となっている。
 OEM事業が純正の販売増効果により増益となったことから、オートモーティブ分野が増益となった。また、無線システム事業が増収増益となったことで、パブリックサービス分野の損失が縮小したことも寄与した。

★12:57  日本通運-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 2Q決算はポジティブ
 日本通運<9062.T>が5日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2Q決算はポジティブと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を9300円→9500円と引き上げた。
 「Overweight」継続の理由は、(1)欧州向け自動車関連部品やアジア向け電子部品など航空輸送好調を背景に日本セグメントの業績が改善中、旧複合事業(航空、海運、鉄道などの組み合わせ事業)の適正運賃収受の注力、(2)19.3期に上昇した燃料費の輸送運賃への転嫁、シェアードサービスなどによる効率化改善など、20.3期以降も日本セグメントでの収益改善が見込める、(3)6月からの株価急落により、バリュエーション面での割安感が強い。
 2Q(4~9月)累計営業利益は340億円(前年同期比+5.6%)、IFISコンセンサス315億円および三菱UFJMS予想328億円を上回った。今19.3期営業利益計画770億円は変更なし。ただし、災害による今19.3期営業利益への影響-27億円(会社試算)を考慮すると実質上方修正と言え、その主因が日本セグメントの収益改善であると指摘。

★13:03  キッコーマン-後場マイナス転換 上期5%営業増益も通期計画据え置きを嫌気
 キッコーマン<2801.T>が後場マイナス転換。同社は1日12時50分、19.3期上期(4-9月)の連結営業利益が201億円(前年同期比5.2%増)だったと発表した。会社計画の195億円を上回った。また、通期の売上高予想を従来の4420億円から4508億円(前期比4.7%増)へと引き上げた。しかし、市場予想390億円を下回る通期営業利益予想376億円を据え置いており、失望から株価は下落している。
 上期の増益については、家庭用分野で「いつでも新鮮」シリーズが、テレビ宣伝を中心としたマーケティング施策を進めたことで、「新鮮な生しょうゆのおいしさ」「鮮度維持」「使いやすさ」という付加価値が市場に浸透し、順調に売り上げが伸びたことが寄与した。

★13:04  任天堂-ドイツ証が目標株価引き下げ 利益予想未達は上昇リスクの低下
 任天堂<7974.T>が反発。ドイツ証券では、利益予想未達は下落リスクというより、上昇リスクの低下と判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は52600円→44600円と引き下げた。
 今19.3期2Q営業利益が予想を下回ったことで、市場は予想を引き下げる必要があるが、それは株価の新たな下値を設定するというよりも、上値を下げることになるとコメント。市場予想が高いことが懸念されて、株価はすでに決算発表前の数週間で軟化している。スイッチのハードソフトウェア販売台数など重要業績評価指標(KPI)が予想を上回ったこともあって、市場が過剰にネガティブに反応するとは考えていないとした。

★13:09  ABCマート-ドイツ証が目標株価引き上げ 20.2期も最高益を更新へ
 エービーシー・マート<2670.T>が反発。ドイツ証券では、来20.2期も最高益を更新すると想定。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は6600円→6800円と引き上げた。
 業績予想は微修正。基本的な見方は維持するとしたが、期の進行を受けて目標株価を若干引き上げ。高効率の拡大が続く一方で、国内での出展余地は着実に狭まってきている。会社は、商品ではアパレルの拡大、業態では新業態開発に取り組んでいる。目立った競合は存在しておらず、今後も安定成長と最高益更新は可能との見方を示した。


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