前場コメント No.3 ユーシン、リオン、明治HD、ユニーファミマ、太陽工機など

2018/11/08(木) 11:30
★9:03  ユーシン-買い気配 ミネベアミツミが1株985円でTOB 上場廃止へ
 ユーシン<6985.T>が買い気配。同社は7日に、ミネベアミツミ<6479.T>による同社株の公開買い付け(TOB)に関して賛同の意見を表明し、株主に対して買い付けへの応募を推奨すると発表した。完全子会社化を企図しており、上場廃止を予定としている。
 TOBの買付価格は1株985円。前提条件が充足された場合、速やかにこの公開買付けを実施する予定としている。買付予定数は3311万9397株で、買付予定数の下限は2207万9500株。
 ミネベアミツミのグループ会社となることにより、ミネベアミツミが蓄積した海外グループ会社の管理手法および人材を活用することによる、UAM事業などの同社の海外グループ会社の経営基盤のよりいっそうの強化および同社の財務基盤の安定化が可能になるとしている。

★9:03  リオン-反発 世界初「生物粒子計数器」で受注拡大や需要開拓に注力の方針
 リオン<6823.T>が反発。同社は11月7日大引け後に、世界初の「生物粒子計数器」について、独自の深紫外線照射法により、測定精度を高め実用性を向上し、製薬業界、飲料業界、人工透析業界における受注拡大や新たな業界における需要開拓を図ると発表した。
 これにより、5年後に生物粒子計数器を含むライフサイエンスの分野において、5億円の売上高を見込むとした。同社では、気中微粒子計、液中微粒子計の基礎技術をもとに、2011年11月、水中の微粒子について、生物粒子と非生物粒子とを見分け、細菌などの生物粒子をリアルタイムに測定する「生物粒子計数器」を世界で初めて開発。現在、市場開拓を進めている。

★9:03  明治HD-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は3%減益着地
 明治ホールディングス<2269.T>が買い気配。同社は7日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の995億円から1010億円(前期比6.7%増)に引き上げると発表した。KMバイオロジクス社を連結子会社化したことなどを踏まえた。市場コンセンサスは966億円となっている。
 併せて発表した、19.3期上期(4-9月)の連結営業利益は438億円(前年同期比2.9%減)だった。食品セグメントが、主力のプロバイオティクスやチョコレートの減収などにより、減益となったことが響いた。

★9:04  ユニーファミマ-大和が「4」へ引き下げ 当期利益の拡大続くが割高感台頭
 ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>が6日続伸。大和証券では、当期利益の拡大は続くが、株価上昇により割高感が台頭しているとして、投資判断を「3(中立)」→「4(アンダーパフォーム)」と引き下げた。目標株価は7000円→9500円と引き上げた。
 18年度2Q連結(IFRS)は累計で事業利益が前年同期比18.9%増、当期利益が同35.8%増。事業利益が期初計画を73億円上振れた理由はCVSであり、ブランド転換効果、不採算店閉鎖による販管費削減が寄与。一方、既存店売上高や粗利益率の改善は遅れている。
 通期ガイダンスは据え置き。TOB(公開買い付け)はドンキホーテ創業者で大株主の安田氏からの借株活用を考慮すると、成功する可能性が高い。大和予想はTOB成功を織り込み修正。連結当期利益はユニーとUCS売却に伴う減少分を、ドンキホーテHDの持ち分法投資利益でカバーする見込み。当期利益は増額、18年度が前年度比27.8%増、19年度が同22.1%増、20年度が同10.1%増を見込むとした。

★9:04  太陽工機-買い気配 3Q累計営業益79%増 作業効率の改善などによる利益率向上で
 太陽工機<6164.T>が買い気配。同社は7日に、18.12期3Q累計(1-9月)の営業利益は11.9億円(前年同期比79.0%増)だったと発表した。通期の会社計画15.0億円に対する進ちょくは79.5%となっている。
 作業効率の改善や複数台ロット生産での生産効率アップにより、売上台数183台に対する売上原価率69.6%(2017年度通期売上台数208台、売上原価率70.5%)と、利益率が向上したことが寄与した。


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