前場コメント No.16 買取王国、ディスコ、東京ガス、キリンHD、日総工産など

2019/02/08(金) 11:30
★10:33  買取王国-1月既存店売上高2.6%減 ホビーやメディアなどが不調
 買取王国<3181.T>が売買なし。同社は2月7日大引け後に、1月月次売上概況を発表し、既存店売上高は前年比2.6%減となった。下振れは2カ月ぶり。全店では同3.1%増。主要商材であるファッション、高級時計、金券は前年を大きく超えたが、ホビー、メディアなどが不調のため、全体として前年を下回ったとした。

★10:33  フライトHD-日本市場向け専用インターフェースを米国ID TECH社と開発
 フライトホールディングス<3753.T>がストップ安売り気配。同社傘下のフライトシステムコンサルティング(東京都渋谷区)は2月7日大引け後に、飲料自動販売機やホテル、病院、駐車場など屋内外に設置した自動精算機に向け、ICクレジットカード等に対応したマルチ決済端末の新製品の提供を開始すると発表した。
 この決済端末は、米国ID TECH Inc.(カルフォルニア州)製で、高度なセキュリティを持ち、自動精算機に組み込むことで改正割販法に対応した安心・安全なカード決済が行えるほか、屋外で使用するための防水・防塵規格「IP65」認定も取得。決済端末の日本固有仕様への対応についてID TECH社と共同開発し、提供するとした。

★10:34  ディスコ-岩井コスモが目標株価引き下げ 2019年後半からの回復に期待
 ディスコ<6146.T>が5日ぶり反落。岩井コスモ証券では、2019年後半からの回復に期待するとし、投資判断「B+」を継続した。目標株価は19100円→18500円と引き下げた。
 収益モメンタムはまだ力強さが戻っていないが、株価はメモリー生産調整が一巡すると見られる2019年後半の業績回復を前倒しで織り込む展開が続くと想定。四半期業績の減収減益が続いているが、営業利益率は2割と高い収益性を維持しており、売り上げが戻れば、業績は急回復が期待でききるとした。

★10:37  東京ガス-野村が目標株価引き上げ ガス切替加速や固定費増は中期的な懸念要因
 東京ガス<9531.T>が小安い。野村証券では、ガス切替加速、固定費増は中期的な懸念要因とし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2800円→2960円と引き上げた。
 ガス小売切替の拡大による影響を油価前提引き下げに伴う電力の燃料安効果が上回ると考え、来20.3期(目標株価の算定基準期)の原料費調整制度上の差損益などを除く修正EPS予想を上方修正、目標株価も引き上げた。他方、上記燃料安の大部分は料金へ還元されるとみなし、ガス小売切替の拡大により、21.3期の修正EPS予想は下方修正。来20.3期以降、ガスの固定費増加リスクに加え、ガス小売の切替ペースが加速するリスクの一方、来20.3期予想基準の5.2%という高い総利回りが株価を下支えするとの見方を維持するとした。

★10:40  キリンHD-続落 富士御殿場蒸溜所のウイスキー生産設備を増強 投資額80億円
 キリンホールディングス<2503.T>が続落。同社傘下のキリンビール(東京都中野区)は2月7日大引け後に、グループ会社であるキリンディスティラリーが、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(静岡県御殿場市)のウイスキー生産設備を増強すると発表した。
 将来のウイスキーの販売数量増加に備えて行うもので、稼働開始時期は2021年6月を予定。今回、約80億円を投資して、樽熟成庫の増強と発酵・蒸留設備の新規導入を行うことにより、将来にわたり高品質なウイスキーを安定して供給できる生産体制を目指すとした。

★10:41  日総工産-急騰 通期営業益を上方修正 3Q累計は39%増
 日総工産<6569.T>が急騰。同社は7日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の21.0億円から27.8億円(前期比54.1%増)に引き上げると発表した。
 「技能社員」を「アカウント企業」に重点的に配属した結果、売上高が予想を上回る見通しとなった。また、採用効率の向上や販管費の低減も寄与する。
 併せて発表した、19.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は19.5億円(前年同期比39.3%増)だった。総合人材サービス事業が、大幅な増収による効果および販管費比率の低減に向けた取り組みにより、増益となったことが寄与した。


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