後場コメント No.1 五洋建設、戸田建設、東洋エンジニアリング、テレビ朝日、オリジン電気など

2019/02/08(金) 15:00
★12:30  五洋建設-ストップ安 野村が目標株価引き下げ 粗利率低下の主因が鋼材不足かは疑問
 五洋建設<1893.T>がストップ安。野村証券では、粗利率低下の主因が鋼材不足かは疑問とコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は904円→770円と引き下げた。
 2018年10~12月期の営業利益は前年同期比25%減の56億円と、野村予想の同7%増の80億円を大きく下回った。建築の粗利率が5.4%と低位だったため。電話会議では、鉄骨の価格が全国的に上昇したことや角型鋼材の納期がひっ迫し、工程に遅れが出たため、追加の労務を投入した悪影響が発生したと会社は説明。業界内で鋼材不足による工程遅延リスクは広く認識される一方、実際に粗利率が大きく悪化した要因として言及されることは珍しい印象。他社では発注を先行したり、納期を細分化したりするなどの工夫で悪影響を低減している。同社も鉄骨や鋼材による影響がどの程度だったかは見極められていないとしている。野村では、低採算で進行している大型案件の悪影響なども粗利率の低下要因と考えているとし、個社別の要因もあると見ているとした。

★12:30  戸田建設-後場下げ幅拡大 通期営業益を下方修正 3Q累計営業益15%減
 戸田建設<1860.T>が後場下げ幅拡大。同社は8日11時30分に、19.3期通期の連結営業益予想を従来の310億円から304億円(前期比0.2%減)に引き下げると発表した。最近の業績動向を踏まえた。
 併せて発表した、19.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は172億円(前年同期比15.3%減)だった。海外工事において不採算の工事が発生した。また、販管費が増加したことも響いた。

★12:32  東洋エンジニアリング-後場買い気配 3Q累計営業黒字転換 受注高は43%増
 東洋エンジニアリング<6330.T>が後場買い気配。同社は8日11時30分に、19.3期3Q累計(4-12月)の営業損益は5.7億円の黒字(前年同期は230.6億円の赤字)だったと発表した。なお、通期の会社計画20.0億円の黒字に対する進ちょくは28.7%となっている。
 米国向けエチレン製造設備、マレーシア向けエチレンコンプレックス、タイ向け天然ガス焚きコジェネレーション発電所などのプロジェクトが進ちょくした。 
 受注高は、ロシア向け石油化学プラント、富山バイオマス発電所、米子バイオマス発電所、タイ向けオレフィンプラント拡張、夢前メガソーラー、インドネシア向け石油化学プラント、国内向けエチレン製造設備増設などのプロジェクトの受注により2055億円(前年同四半期比42.9%増)となった。

★12:32  テレビ朝日-大和が目標株価引き下げ 10~12月の視聴率は全日帯で1位を獲得
 テレビ朝日ホールディングス<9409.T>が4日続落。大和証券では、10~12月の視聴率は全日帯で1位を獲得と評価。投資判断「1(買い)」を継続も、目標株価は2600円→2500円と引き下げた。
 2018年度3Qの視聴率は、全日帯で1位を獲得、ゴールデン、プライムは2位。また、全時間帯において前年同期比で改善しており、今後の収益寄与に期待。その他事業では「おっさんずラブ」のヒットでDVD販売が増収、また「AbemaTV」向けコンテンツ提供や「新日本プロレスワールド」の動画配信が好調で、インターネット事業も増収。ショッピング事業も前年同期比15.0%増収と好調。大和では今19.3期の売上高は前期比横ばいの3025億円、営業利益は同8.8%減の170億円を予想。

★12:32  オリジン電気-後場売り気配 3Q累計営業益92%増も3Qは低調
 オリジン電気<6513.T>が後場売り気配。同社は8日11時30分に、19.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は24.9億円(前年同期比91.8%増)だったと発表した。なお、上期時点で18.4億円だったので3Qは低調だった。
 メカトロニクス事業が、前期受注済み案件のMDB(Mobile Display Bonder)が大きく寄与し、増収となった。また、コンポーネント事業が主力である事務機器向けは順調に伸長したことにより、増収となったことも寄与した。


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