前場コメント No.11 協和エクシオ、サンゲツ、山崎製パン、ソースネクスト、SMCなど

2019/02/26(火) 11:30
★10:12  協和エクシオ-SMBC日興が目標株価引き上げ モバイル低迷をM&Aと効率化で補おう
 協和エクシオ<1951.T>が底堅い。SMBC日興証券では、5G本格化までは、NTTモバイル低迷をM&A(合併・買収)と効率化で補おうとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2900円→3050円と引き上げた。
 目標株価引き上げは、業績予想の修正に伴うもの。セクター内の相対評価に基づく投資評価「2」に変更はなし。足元のNTTモバイル工事の受注高は低迷しているものの、中期的にはゼネコンが対象とする通常の国内建設市場が縮小する一方で、モバイル通信工事は5G投資により循環的に拡大する見通し。新たに作成した22.3期を営業増益予想とするなど、中期的な業績の安定性や成長性を反映して目標株価を引き上げているとした。

★10:15  サンゲツ-小安い 沖縄県に現地法人を設立 物流拠点を開設
 サンゲツ<8130.T>が小安い。同社は2月25日大引け後に、沖縄県に現地法人「サンゲツ沖縄」を設立し、事業を開始すると発表した。
 近年、沖縄県は県経済のプラス成長や人口増加、入域観光客数の増加を背景に宿泊施設や商業施設を中心とした建設需要が拡大し、内装材販売においても重要なマーケットとなっているため。「サンゲツ沖縄 ロジスティクスセンター」を那覇市内に開設した。

★10:16  FCC-SMBC日興が目標株価引き下げ FCAビジネス減速で業績予想を下方修正
 エフ・シー・シー<7296.T>が小高い。SMBC日興証券では、FCAビジネス減速で業績予想を下方修正。来期の出直りを期待するとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3500円→2900円と引き下げた。
 二輪車関連銘柄として期待は大きいが、今回の下方修正はデトロイトスリー向けの需要減という、いわばリスク・リターンの変動が激しいビジネスがネガティブに振れたため生じた。ホンダ外ビジネス拡大のリスクが具現化したためだが、次年度に成長が期待されるGMビジネスなどが、来20.3期ガイダンスに盛り込まれて来れば、株式市場での注目度も回復に向かうと予想されるとした。

★10:18  山崎製パン-SMBC日興が目標株価引き下げ 構造要因がパンの消費を下押しする
 山崎製パン<2212.T>が反落。SMBC日興証券では、構造要因がパンの消費を下押しするとコメント。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価を1650円→1560円と引き下げた。
 パンの消費が想定以上に落ち込んでいる。食品ロスの問題や糖質制限の動きなど、一部、構造要因が消費を下押ししていると思われ、早期の売上回復は難しい。回復局面に転じたとしても、需要低迷が構造的原因であるならば、増収率の鈍化は避けられない。
 一方で、経営は物流コスト上昇への対策として、物流体制の抜本的な改革に着手。全顧客を対象とする全面的な改革に広がれば、時間は要するが大幅なコストダウンにつながる可能性もある。ただし、しばらくの間は、大幅に低下した利益水準の是正は起こりにくいと思われるとした。

★10:20  ソースネクスト-3日続伸 大手私鉄がポケトークWを相次ぎ導入
 ソースネクスト<4344.T>が3日続伸。日本経済新聞で、大手私鉄が人工知能(AI)通訳機を相次ぎ導入すると報じられたことが刺激材料。
 相鉄HD<9003.T>傘下の相模鉄道および小田急電鉄<9007.T>が同社のAI通訳機「ポケトークW」を全駅に導入することを決めたとのこと。小田急電鉄は25日に導入を始めており、4月までに全70駅に94台を配置する計画。相模鉄道は18年12月に導入しており、全25駅に40台を配置し、訪日客に加えて沿線の工業団地や米軍施設などを利用する外国人への案内に使うとしている。鉄道分野でのさらなる普及拡大が期待され、買いを集めている。

★10:23  SMC-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 底堅い業績が続きやすい
 SMC<6273.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、高い総合力を持ち、底堅い業績が続きやすいと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は44000円→48000円と引き上げた。
 営業利益予想は若干下方修正するが、世界的な自動化の進展や半導体市場の拡大、市場シェア上昇により、構造的な業績成長が続くというシナリオに変更はなし。今19.3期3Qは、自動化の拡大で中国は前年比増収であった。来20.3期は上期(4~9月)は厳しい事業環境が続くが、下期は半導体製造装置や景気刺激策による中国需要が回復する可能性がある。同社は積極的な設備投資を通じて先行的に生産能力を拡大しているため、需要が回復すれば業績拡大が期待できると考えるとした。


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